元UWF/Uインター戦士中野巽耀がプロ40周年を迎えた。リング上にはUWFを系譜に数々のファイターが激闘を繰り広げた。
■ U-REMAIN
〜中野巽耀デビュー40周年記念大会〜
日付:3月23日(日)
会場:王子ベースメントモンスター 満員札止め
主催:U-REMAIN実行委員会、WUW世界地下プロレス、銀座プロレス、IMPACT FF
【試合結果】
<第7試合メインイベント 中野巽耀デビュー40周年記念試合ダブルバウト30分一本勝負>
◯中野巽耀 長井満也
10分42秒 しゃちほこ固め
●伊藤崇文 田馬場貴裕
中野巽耀40周年メモリアルマッチ、参戦予定であった牙城が前日怪我により欠場となり、田馬場が2試合目の出場。それぞれのパートナーは元リングス・ジャパン長井満也とパンクラスism伊藤崇文だ。
先発は中野と伊藤で高度なグラウンドテクニックを披露。足関節を取り合う中、やや中野が優勢になると伊藤は田馬場へチェンジ、中野をテークダウンするが長井にチェンジ。長井のミドルキックに倒れる田馬場。中野が出て田馬場をフロントネックロックに捕らえるとダイナマイト・キッドばりの低空ブレインバスターで田馬場を叩きつけダウンを奪う。長井は田馬場にキック、膝蹴りを打ち込む。そして長井の走り込んで打った膝蹴りを田馬場はキャッチ、ボディスラムで豪快に投げ飛ばすと伊藤はドロップキックからエルボースマッシュ、ミドルキックと怒涛のラッシュだ。しかし長井は蹴り足を捉えてキャプチュードで中野に繋ぐ。掌底連打から巻き投げで伊藤を投げるとチキンウィングフェイスロックに捕獲。そのままグラウンドに引き込み伝家の宝刀しゃちほこ固めで伊藤をギブアップさせた。
かつて博多スターレーンが熱狂した大中野コールの中、王子ベースメントモンスターが博多スターレーンに見えた時だった。そんな中野祭りのデビュー40周年記念大会を勝利で飾った中野は「燃え続ける心がある限り、闘い続ける覚悟です!以上」と、長くは語らずその短い締めの中にも闘志を宿すマイクであった。
と同時にUWFメインテーマが流れレフェリー和田良覚、元Uインター吉水孝宏と中野は熱い抱擁。その姿に観客からの拍手は止まなかった。最後にマイクを取った和田良覚「たっつあんはあの身体で当時、誰もが恐れたベイダーと正面からぶつかった。今は足の調子が悪いけどお客さんが喜ぶ限り以上は俺は辞めない。というそういう男なんです! これからもたっつあんを宜しくお願い致します!」と涙ながら挨拶。感動のフィナーレとなった。
<第6試合セミファイナル ダブルバウト20分一本勝負>
関根“シュレック”秀樹 ◯舞牙
10分55秒 ストレッチプラム
●梅沢菊次郎 大和ヒロシ
“浜松の柔術怪獣”関根シュレック秀樹が安生洋二のテーマ曲で入場。舞牙とのタッグで梅沢菊次郎、大和ヒロシ組と対戦。梅沢と舞牙が頭突き合戦で梅沢が流血。最後はストレッチプラムで決着。
<第5試合 シングルバウト15分一本勝負>
️◯LEONA
8分41秒 足4の字固め
●ジョータ
異色の対決となったが、LEONAが足攻めからのフルコースで勝利。
<第4試合 ダブルバウト20分一本勝負>
️◯石川雄規 倉島信行
12分44秒 胴締めチキンウイングフェイスロック
田馬場貴裕 ●安藤雅生
トンパチ田馬場とさすらいの格闘志士安藤がベテラン職人コンビと対戦。石川の老獪なテクニックが炸裂した。
<第3試合 ダブルバウト15分一本勝負>
冨宅飛駈 ●佐藤将太
8分13秒 腕ひしぎ逆十字固め
️◯YAMAMOTO 岡田タカシ
冨宅飛駈が小気味よい動きで翻弄するも最後はYAMAMOTO、岡田組が勝利。
<第2試合 グラップリングバウト 5分1R>
●武士正
1分9秒 腕ひしぎ逆十字固め
◯響本広明
グレイシー一族のテーマで登場した響本が、関西格闘技の雄 武士正から勝利。
<第1試合 シングルバウト10分一本勝負>
️◯佐藤光留
7分26秒 ハイキック⇒KO
●小澤努
佐藤光留がハイキックでオープニングを勝利で飾る。
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