(C)GLORY
2月22日(現地時間)にオランダ王国アルンヘムで「Glory 98」が開催された。
グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
今大会のメインはヘビー級戦で、ジャマール・ベン・サディックとウク・ユルジェンダルの一騎打ちとなった。サディックは絶対王者リコ・ヴァーホーベンに敗れているものの、善戦しており、ヘビー級王座へ再チャレンジを狙っており、ユルジェンダルは、あの超大物バダ・ハリに勝利した実績を持つ。勝利した方は、2025年4月に開催されるGlory 99の史上最大のヘビー級トーナメントの優勝者と共に、王座挑戦への道が開ける。試合は1、2Rは両者が警戒して慎重な試合運びだったが、3R終了直前にサディックが強烈な右ハイキック、これがさく裂しユルジェンダルがダウン。衝撃のTKO勝ちでサディックに凱歌が上がった。
コ・メインイベントでは、ウェルター級王座戦が組まれ、王者チコ・クワシが判定勝ちで挑戦者テオドル・フリストフを破り王座防衛を果たした。
■ Glory 98
日時:2025年2月22日(現地時間)
会場:オランダ王国ロッテルダム
<ヘビー級>
○ジャマール・ベン・サディック(モロッコ)
3R 2分59秒 TKO
●ウク・ユルジェンダル(エストニア)
<ウェルター級王座タイトルマッチ>
[王者]○チコ・クワシ(オランダ)
判定
[挑戦者]●テオドル・フリストフ(ブルガリア)
<ライトヘビー級>
○セム・カセレス(スペイン)
判定
●モリー・クロマー(リベリア)
<ライトヘビー級>
○マイケル・ボアペア(オランダ)
3R 2分04秒 TKO
●イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ)
<ミドル級>
○メスード・セリモヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
2R 1分23秒 TKO
●イリアス・ハムシュ(オランダ)
<ウェルター級>
○モハメド・ハミチャ(モロッコ)
3R 0分37秒 TKO
●カルメンテ・メンデス(ブラジル)
<フェザー級>
○アンドレ・サントス(ブラジル)
判定
●クリス・ウーン(ドイツ)
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