全日記者会見!世界ジュニアヘビー級&TV認定6人タッグ王座戦へ

 全日本プロレス事務所にて1.26幕張大会で行われる世界ジュニアヘビー級選手権試合の記者会見が行われ、第69代世界ジュニアヘビー級選手権者・”ミスター斉藤”土井成樹、挑戦者・MUSASHIが出席。

 MUSASHIは1.3後楽園大会で行われた10人タッグマッチで王者・土井から直接3カウントを奪うと「その世界ジュニアのベルトに挑戦表明するから受けてくれよ。去年も挑戦表明したけどその時は『所属じゃない人間とはやらねえ』とかああだこうだ言ってたけど、ご存じの通り俺は今所属だし、それとちゃんと聞いといてよ。俺ね、全日本プロレスの選手会副会長だ」と世界ジュニア王座挑戦を表明。土井も「世界ジュニア挑戦、俺からのご祝儀や。挑戦させたる」と全日本入団2年目で選手会副会長に就任したMUSASHIを認め受諾した。

 記者会見では土井がMUSASHIに発言の隙を与えず「昨年、第2の故郷仙台で、土井成樹に挑戦して、あの時は僕が負けてしまったんですけども、今回はあの時とは立場が違います。全日本プロレス選手会副会長として、これからの全日本プロレスジュニアのリーダーシップをとっていくためにも、今回必ず土井成樹から3カウント、もしくはギブアップを獲りたいと思います」とMUSASHIに代わり勝手に意気込みを語った。

 土井は「お前知ってるかわからんけど、ドラゴンゲートのドラゴン・ダイヤっていう選手から世界ジュニアの挑戦表明を受けた。なんやったら今度の幕張でドラゴン・ダイヤとタイトル戦やっていいっすかね?」さらに「ドラゴンゲートでもどこのリングでも、やっぱこれを持って歩いてる以上、結果残したらそれは挑戦表明するやろうと。今までそういうのなかったけど、ようやく来たなとちょっと嬉しかった。それが正直なところ。だから、ダイヤ戦を実現させるためにも1.26はクリアします」とドラゴン・ダイヤとの世界ジュニア戦実現に向け6度目の王座防衛を誓った。

■会見の様子

―1.26幕張大会で行われる世界ジュニアヘビー級選手権試合に向け、意気込みをお願いします。

(話出そうとするMUSASHIを遮り)土井「全日本プロレスのMUSASHIです。昨年、第2の故郷仙台で、土井成樹に挑戦して、あの時は僕が負けてしまったんですけども、今回はあの時とは立場が違います。全日本プロレス選手会副会長として、これからの全日本プロレスジュニアのリーダーシップをとっていくためにも、今回必ず土井成樹から3カウント、もしくはギブアップを獲りたいと思います。宜しくお願いします」

“ミスター斉藤”土井成樹(以下土井成樹)「お前何言うてんねん。おいおい、何がリーダーシップやねん。おい、全日本プロレスジュニアの顔はオレやろ!おい、何回やっても一緒や。おい、副会長。副会長だったらベルト獲れんのか?所属になったらベルト獲れんのか?1個言うなら、この前の後楽園でスリーカウント、お前から獲られたのだけは事実や。それからな、お前知ってるかわからんけど、ドラゴンゲートのドラゴン・ダイヤっていう選手から世界ジュニアの挑戦表明を受けた。なんやったら今度の幕張でドラゴン・ダイヤとタイトル戦やっていいっすかね?」

MUSASHI「おいおいおい」

土井「それはさすがにあかんかな?」

MUSASHI「ダメでしょ、それは」

土井「じゃあ、1月幕張大会でMUSASHIから防衛したら、次ドラゴンダイヤと世界ジュニアかけてやるから、うん」


■質疑応答

―MUSASHI選手にピンフォール負けを喫したことを含め、8.3仙台での世界ジュニア戦との違いは感じている?

土井「正直これ何回防衛したんかな?5回か6回か。オールジャパン所属選手はもう1周して、この先また団体の選手と防衛戦やっていこうと思った矢先に、ちょっと俺自身が怪我してしまったんで。計画というかね、防衛ロードちょっと狂ってしまったけど。だったらもう1回、2週目と行きましょうかっていう感じで。新年早々ね、MUSASHIから1本取られたんで。うん、丸め込み。でも、どんな形であろうがスリーカウントはスリーカウントであり、そこは挑戦権は十分あるんじゃないかなと思うし。ただ、まだまだ俺はやることいっぱいあるから、このベルトと共に。ここはしっかりクリアしていきたいなと、そんな感じです」

―MUSASHI選手、今回の一戦にかける思いを

土井「今回ですね、幕張大会で挑戦するんですけど、幕張大会のプロモーションで、今回成田の幼稚園を訪問してきたんですよね。そこで子供たちからすごく元気をもらって、パワーをもらって、で、当日多分その子供たちも応援に来てくれると思うんで。その子たちのためにもね、かっこいい姿を見せたいと思いますし、僕は幕張、千葉は第3の故郷だと思って当日ベルトを獲りたいなと思います。宜しくお願いします」

―MUSASHI選手は前回土井選手に敗れているわけですが、改めて王者土井選手の強さ、すごさをどの辺に感じますか?

土井「やっぱりキャリア、テクニック、スピードとか総合的に優れているんじゃないかなと思いますけども、僕も選手会副会長になったってっていうのもありますし、ただ単に副会長になったからっていうのじゃなくて、しっかり実力で。勢いもあると思いますので、このままベルトを獲っていきたいなと。ベルトを獲って、さっきも言いましたけど全日本プロレスジュニアのリーダーシップを僕がしっかりとっていきます」

―土井選手、昨日ドラゴンゲート後楽園大会でドラゴン・ダイヤ選手に敗れたわけですが、世界ジュニア王者として敗戦をどのように受け止めた?

土井「正直、取られたっていうのも事実なんですけど、ベルトを持っている以上、狙われて当然かなと。逆にこれ、アピールなかったら寂しかったなと思うし。ドラゴンゲートでもどこのリングでも、やっぱこれを持って歩いてる以上、結果残したらそれは挑戦表明するやろうと。今までそういうのなかったけど、ようやく来たなとちょっと嬉しかった。それが正直なところ。だから、ダイヤ戦を実現させるためにも1.26はクリアします」

―仮にダイヤ選手との世界ジュニア選手が実現するとしたら、全日本のリングあるいはドラゴンゲート、どちらでやりたいか希望はありますか?

土井「それはどっちでも。両方っていうわけにはいかんか。うん、ただタイミング、スケジュールが合えば。全日本プロレスから多分許可もらえると思うんで。それは1月26日幕張大会終わってからゆっくり決めたいなと」

―MUSASHI選手としては、幕張で敗れてしまうとフリー・外敵の土井選手と他団体のダイヤ選手という図式で世界ジュニアが争われる形になりますが、選手会副会長としては阻止したいと思いますがいかがでしょう?

MUSASHI「もちろん」

土井(MUSASHIの発言を遮って)「1.26幕張では、僕がベルトを獲ってそのドラゴンゲート、ドラゴン・ダイヤっていう世界ジュニア戦は白紙にします」

土井「ちょっと皆さん1個いいですかね?別にどうでもいい話なんですけど、選手会副会長っている?その役職要る?副会長っていう。会長だけでいいんちゃう?副会長の仕事ってなんなんそれ」

MUSASHI「おい!!いい加減にしろお前!俺にもしゃべらせろよ!!」

土井「え、いやいや、ずっと喋ってたやん」

MUSASHI「1人でなんかやって、1人でしゃべってなんか1人で受け答えしてただろ!」

土井「あんたずっと喋ってたよ今まで」

MUSASHI「喋ってません。今初めて口開きましたー」

土井「えー!?」

MUSASHI「なんだって?今なんつった。選手会副会長いらないって?」

土井「いや、いらんやろ。何するん?仕事内容教えて」

MUSASHI「宮原健斗の尻拭いだよ!宮原健斗がやりたくない仕事を俺が全部やるんだよ!」

土井「えぇ」

MUSASHI「大事な仕事だろ!え、それになんだお前、おい!俺とのタイトルマッチ前に何負けてんだよ。俺との試合終わってないのにさ、次の防衛戦の話して!俺との試合に集中しろよ!!わかったか!」

土井「失礼しました、それは」

MUSASHI「あと、ちゃんと人にもしゃべらせてあげること!わかった?チャンピオンでしょ。しっかりしてくださいよ」

―最後に写真撮影を行います

MUSASHI「ちょっとその前に、大声出してすいませんでした。全日本プロレス選手会副会長の新しい名刺できましたので、はい。チャンピオンにも渡しておきます。改めて全日本プロレス選手会副会長のMUSASHIです」

土井「ありがとうございます。よろしくお願いいたします」

MUSASHI「こちらこそ、引き続きよろしくお願いいたします。それでは、写真撮りましょうか」

 全日本プロレス事務所で1.26幕張大会で行われる全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合の記者会見が行われ、第10代王者組・青柳優馬&阿部史典&佐藤光留、挑戦者組・大森北斗&羆嵐が出席した。

 1.2後楽園大会で行われた同タイトルマッチで、青柳優馬が大森北斗からピンフォールを奪い北斗軍が王座陥落。リベンジに燃える北斗&羆嵐は1.3後楽園大会のバックステージで王者組にリマッチを要求。米国に一時帰国したサイラスに代わる”モンスター”の投入を予告していたが、会見場に現れたのは大森北斗と羆嵐の2人のみ。北斗が「今回リマッチということで、我々北斗軍。俺、羆嵐、サイラスでこのベルトを獲り返して、また1からこのベルトを作りあげて行こうと思ったんですけど、サイラスが帰国してしまったということでですね、急遽1人足りないってことでXって言う形にさせてもらったんですけど。そこは北斗軍名物Xということで。幕張を震撼させる出来事が起こりますよ、楽しみにしててください」と投入するXに自信を見せた。

 X不在の状況に青柳は「幕張を震撼させるXを連れてくるって言ってますが怪しいですよね。お前、プロレス界にそんなツテがあるのかと。プロレス界に友達もツテもないだろ」と北斗の発言を一蹴。佐藤光留は「この25年というキャリアの中でたくさんのXを今まで見てきました。それはもう本当に腰を抜かすようなXもいたんですが、だいたいそうですね、プロレス・格闘技界のXは98パーセント、たいしたことないやつが来ます。しかもこの6人タッグのベルト、例えば三冠だったりとか、ジュニアのシングルのベルトで挑戦者がXだって言ったら、それは全日本プロレスも力入れてね、とんでもないXを連れてくると思うんですけども、6人タッグのベルトですから。前座の、枯れ木もなんとかの賑わい。幕張でね、寒いですからあそこ。前半を温めるためにたいしたことないやつが来るのをXと煽ってるだけです」と北斗の発言を切り捨てた。

 さらに佐藤は持参したスケッチブックを取り出すと「1月26日幕張大会、北斗軍のX、こんなXは嫌だ!」と予想。「たいしたヤツ来ないんで、この会見がタイトルマッチの山場になると思うんで、楽しんでいってもらえれば」と「Xが見つからなかったので羆嵐が高速で横に動いて3人に見える」「覆面を被っているが、どう見ても大森隆男が出てくる」「全日本プロレスにゆかりのある、名前の出しちゃいけない人達が次々に出てくる」という3つのとんでも案を披露し「6人タッグのX、ろくな人間はきません」と締めくくった。

 これに怒った北斗は「黙って聞いてれば、ろくな人間がこないだと?それはそうだよ、俺たち北斗軍のXはな、いつも常にモンスターやバケモノを連れてくるんだよ。黙って聞いてれば変な名前ばっか出しやがってよ。いいよ、今日連れてきてんだよ、Xをよ。本当に人間じゃねえぞ。お前、とんでもねえ化け物連れてきてやる」とXを呼びにドアに近づくと、何者かに吹き飛ばされ床に転がった。慌てて駆け寄った羆嵐も弾き飛ばされると、ただならぬ事態に動揺する王者組の前に姿を現したのはアジャコング!

 北斗の「化け物」発言に激怒したアジャは手にした缶ケースで光留、阿部、青柳の頭を殴りつけると「Xはこのアジャコングじゃコラァ!」と凄み、味方である北斗&羆嵐の頭も缶ケースで殴りつけた。

 「化け物、化け物言ってっけどなあ、言ったからにはきっちりベルト獲るぞ、分かったな。お前ら呼んだ責任があるんだからな。受けたお前らも覚えとけよ、これで済むと思うなよ!」と通告した。


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