村上和成タイガーマスク事務所乗っ取り マスコミ招集新年会 いい人?

 村上和成がマスコミを招集した。なんでも「日頃お世話になっているマスコミの皆さん(タッグパートナー)と、意見交換したい。料理も用意しての新年会だ」と言う。
 ところが指定された場所は、初代タイガーマスク事務所ではないか。半信半疑で行ってみると・・・。

 なんとこちらの壁、あちらの窓側と、事務所全体がギッシリ村上和成のパネルで飾られている。いや、埋め尽くされているではないか。これは明らかに乗っ取りである。
 そして、なぜか上機嫌の村上は、前回ストロングスタイル興行の反省会よろしく、「あのやり方はよくない。こうすべき」などと、独演会を始めたのだから二度目のビックリなのだ。もっとも、結構理に適っているというか、次々に鋭い指摘がプロデューサー村上から発せられて、一同は「理論家だなぁ・・・」と納得させられるのであった。

 と、その時、なんと平井丈雅ストロングスタイル・プロレス代表が事務所に到着して、変わり果てた事務所の内装に仰天することになる。
 「そもそも、どうやって入ったんですか?」

 「私は先生の弟子なんですよ。ちょっと合鍵貸して下さいと言えば、入れるに決まってるじゃないですか」

 先生とは、もちろん佐山サトル総監のことである。なるほど・・・。

 こうなっては渋々、平井代表はペットボトルのお茶なんだが乾杯せざるを得ない。そこからは当然、村上に吊し上げられるのであった。平井代表は言葉に詰まるたびに、ゴゥー、ゴゥーと地鳴りのようなうめき声を出すので、マスコミ勢からも突っ込まれる始末である。

 なかでも、村上選手は「タッグベルトがない」と。

 平井代表は、「昔はあったんだけど・・・」と濁していると、3月13日の大会でレジェンド・タッグ・ベルトの新設を強引に認めさせることに。「その初代王者決定戦を6月にやればイイ。そっちが送り出すのは当然スーパー・タイガー、間下隼人だろうな。こっちもパートナー候補が3名いる」と二ヤり。
 12月5日の後楽園ホール大会では、スーパー・タイガーにシングル王座のレジェンド選手権を明け渡してしまった村上であるが、会場では「ムラカミ・コール」が沸き起こる、いい人なのか、悪い人なのかよくわからないJOKERである。
 2025年のストロングスタイル・プロレスは、村上和成が引っかき回すことを確信した新年会であった。


’25年1月23日期間ブッチャーB中野 大仁田厚 ジャパン女子 村上和成 ケーシー4コマ漫画