秒殺勝利!新たなUWF戦士生誕!激闘のおもちゃ箱ACF110大晦日

秒殺勝利!新たなUWF戦士生誕!激闘のおもちゃ箱ACF110大晦日

 毎年恒例大阪弁天町世界館で開催されている武士正こと、近藤哲夫氏主催大会が今年も三部構成の年を跨いで開催された。

 開催前に注目も集めていたのは本大会唯一のMMA戦となった、森田祥平とジョン・ウジンの日韓国際戦で、共にデビュー戦だ。

 前日計量では共にリミットギリギリではあったが、当日は見事にリカバリーした体を見せていた両者。試合内容に期待できる。

<第11試合 ACF MMAフライ級 5分2R>
●ジョン・ウジン(Team HON)
 1R 1分44秒 TKO
○森田祥平(キングダム立川コロッセオ)

 最初の入場は森田。セコンドにはイリエマン。試合は開始早々に遠目の間合いからの打撃戦。パンチから入り込むウジンが森田に組みつく。そこを交わし払い腰ぎみの投げで上を取る森田。

 ハーフガードからポジションを狙う森田だがそれを容易にさせないウジン。なんとか縦四方固めに持ち込むが、ウジンに柔術風のムーブで逃れられてスタンド戦へ。

 スタンドに戻り打ち合いでは何度か大きなパンチを被弾した森田だったが、お返しにヒザの連打から足払いですかさずテイクダウン。ヒザの連打が効いていたのか、最後は亀になったウジンへのパウンド連打で試合終了。

 試合後のインタビューで森田は、「勝てはしましたが、課題もいくつも見つかりました。次のパンクラスの試合までにそれを克服して望みたい。」と、既に品川インターシティホールで開催されるパンクラスネオブラットトーナメント参戦に向けて臨戦体勢だった。キングダムエルガイツの源流であるUWF。新たに誕生したU戦士の今後の活躍に期待したい。

 そして大会メインイベントは、リングにレゴブロックを一面に引きつめてのタイヤレスリングだ。レゴといえども、直接背中に刺さると確かに痛い。プロレスラー田馬場貴裕の持ち込みで決まった企画らしい。

<第15試合 タイヤWRESTLING特別ルール “Slam into the block” 1分2R>
●武士正(道頓堀格闘技俱楽部)
 1R 9秒 0-2
○田馬場貴裕(IMPACT)

 入場した両者だったが、レスリングシューズ着用の武士正に対して、クレームの田馬場。
このルールではシューズ着用は厳禁らしい。気を取り直して仕切り直し。

 組みあった感じだが、かなりの体格差があるように見えた。直ぐに相撲風の浴びせ倒し気味になり試合のタイトル通りに、見事にブロックに突っ込んだ武士正。

 ダメージが大いにあったのか暫く休憩を取る。再開後、再び浴びせ倒しを田馬場は狙ったが、今後はなんとか同体に持ち込んだ武士正。3本目は体格差の圧に押されたのか、タイヤアウトで試合終了となった。

 東京からの参戦組レスラー達も大活躍を見せていた。

 大阪のプロレスのお笑いは、類も見ないほどに観客を楽しませることに徹している。

 会場には、長期欠場中の空牙も登場。大会を盛り上げた。

 キックマッチや、グラップリング戦。韓国発祥のチキンコンバットの初代王者トーナメント。年越しプロレスの豪華参加選手によるバトルロイヤルなど、最後まで飽きさせずに次回開催にバトン繋いで幕を閉じた。

■ 格闘技のおもちゃ箱 ACF110
日時:2024年12月31日(火) 開場12:30/開始13:00
会場:大阪・世界館

<第17試合 チキンコンバットバトルロイヤル 10分1R>
優勝 ○キム・ヒョロン(TEAM HON)
 7分58秒
※参加選手:笠原理沙、田馬場貴裕、斎藤ドッド、キンコンカンコンショウチャンマン、DRAGONBOYリョウスケ、キム・ヒョロン、TIGERBOYアツシ、ノビルマン、ブランカ真帆、石川将也、ZEAL、後藤哲也、橘隆志、健生、雄飛

<第16試合 グラップリングバトルロイヤル 10分1R>
優勝 ○大村友也(IMPACT)
 5分37秒 RNC
※参加選手:獅子正、ZEAL、ペロ正、斎藤ドッド、ピーターパーカー、カタナマン、田馬場貴裕、大村友也

<第15試合 タイヤWRESTLING特別ルール “Slam into the block” 1分2R>
●武士正(道頓堀格闘技俱楽部)
 1R 9秒 0-2
○田馬場貴裕(IMPACT)

<第14試合 ACFチキンコンバット王座決定トーナメント 決勝 1分3R>
●健生(契明ジム)
 3R 0-2
○SAIDER(無極流)
※SAIDERが初代王者に

<第13試合 チキンコンバット 無差別級 1分2R>
○ペロ正(道頓堀格闘技俱楽部)
 1R 21秒 2-0
●ぽっぽちゃん(2point5女子プロレス)

<第12試合 チキンコンバット 無差別級 1分2R>
●ケンヂ(フリー)
 2R 10秒 0-2
○タカフミ(フリー)

<第11試合 MMA フライ級 5分2R>
●ジョン・ウジン(TEAM HON)
 1R 1分44秒 TKO
○森田祥平(キングダム立川コロッセオ)

<第10試合 グラップリング 無差別級 5分1R>
●天願(道頓堀格闘技俱楽部)
 判定 0-2
○カタナマン(IMPACT)

<第9試合 グラップリング 無差別級 5分1R>
●ZEAL(道頓堀格闘技俱楽部)
 1R 1分5秒 洗濯バサミ
○大村友也(IMPACT)

<第8試合 キックボクシング特別ルール -80kg 2分2R>
●A-Z(AVANZER)
 判定 0-3
○首バーコードAKIYAMAN(IMPACT)

<第7試合 キックボクシングエキシビション 2分2R>
天馬(SIVA GYM)
VS
一斗缶(契明ジム)
※エキシビションマッチで、勝敗なし

<第6試合 グラップリング ウェルター級 5分1R>
●獅子正(道頓堀格闘技俱楽部)
 1R 1分12秒 キムラ
○徳野“一心”一馬(UBF)

<第5試合 プロレス 6人タッグマッチ 15分1本勝負>
橘隆志&○スミヒデアキ(道頓堀プロレス)&ムエタイマシーン2号(ムエタイマシーン軍団)
 8分1秒 片エビ固め
菊池悠斗(道頓堀プロレスKRAMPUS)&空手マシン1号●&ジャイアント空手マシン3号(空手マシン軍団)

<第4試合 ACFチキンコンバット王座決定トーナメント 準決勝 1分2R>
●TIGERBOYアツシ(UBF)
 1-0
○SAIDER(無極派)

<第3試合 ACFチキンコンバット王座決定トーナメント 準決勝 1分2R>
○健生(契明ジム)
 2R 4秒 2-0
●ブランカ真帆(2point5女子プロレス)

<第2試合 GTBルール 無差別級 5分2R>
●武士正&ZEAL&ペロ正(道頓堀格闘技俱楽部)
 1R 1分45秒 0-3
○田馬場貴裕&カタナマン&大村友也(IMPACT)

<第1試合 グラップリング 無差別級 3分1R>
●ZEAL(道頓堀格闘技俱楽部)
 判定 0-3
○斎藤ドッド(ゴールドジム栗東)