[ファイトクラブ]2024年度・鷹の爪大賞! 西尾智幸の重箱の隅をつつく編あの人も

[週刊ファイト1月9日]期間 [ファイトクラブ]

 今回の鷹の爪大賞、個人的には、王道の大賞やタッグ賞を書いてもなんかよそと被るし面白みがないので、角度を変えて焦点を当てたいと思う。なので、メジャー過ぎる選手はそんなに出てきません(笑)。そしてツッコミ的な独自の賞を作ったので、まずは御覧下さい!

▼2024年度・鷹の爪大賞! 西尾智幸の重箱の隅をつつく編あの人も
 photo & text by 西尾智幸
・本来なら受賞されるであろう面々
・新人賞はボルチン・オレッグではなく!
・突然の入院、しかし理由は言えないよ~
・自主興行が順調なこのかた!次の目標は…
・彼女はクラッシャー過ぎで引いちゃいます
・地面師たちを抜いた例のドラマ
・でも、個人的にはそっち方向は反対!
・いくらなんでも無理がありませんか?
・特別功労賞4選手
・そして、最後にお約束の??


2024年度・鷹の爪大賞! 西尾智幸の重箱の隅をつつく編

 さて、1年はあっという間で、個人的には体調面で色々とありました。加齢を言い訳にしてすまされないし、多くの方にご迷惑をお掛けした1年でした。
 今回、筆者自身は鷹の爪大賞は昨年に続き2回目となりましたが、普通にいけば某紙とわりと被るんですよ。それじゃあ、全く面白くないし、独断と偏見で書いていいのが、この鷹の爪大賞だと思うので、今回は2024年を振り返りつつ、ベタな賞をなるべく減らして、ちょっと違う角度から見たいなと思います。なので、余り観る機会のなかった団体は書きません(笑)。
 あくまで、筆者がこの1年で感じたこと、思ったことをメインに書きます!
 まあ、賞というより、単にツッコミだったりするかもですが、軽く笑って流して下さい(笑)。

 まず、2024年に話題性のあったかなと思える選手をトップに持ってきましたが、全員出てきません(笑)。棚橋弘至、里村芽衣子、高橋奈七永らベテラン勢が引退を宣言し現在引退ロードを走りだした等もありますが、それはその時期がきたら考えます(笑)。
 大賞、断トツこれという日本人選手も思いつかなかったし、やっぱそういう意味ではザック・セイバーJr.になっちゃうし、タッグも貫禄ついてきた斉藤兄弟(ジュン&レイ)だろうし、なんか普通!!
ってことで、前置きが長くなるので、まず1つ目は…。

■ほんとに努力してる新人さんde賞 ブランカ真帆

 普通に、行けばボルチン・オレッグとかになるでしょう! 急成長したのは間違いないし、体格もいいし、もうひと皮剥ければ、トップ戦線に食い込んでくると思う!
 女子だと、HANAKOは舞華とタッグリーグ戦を制したし、なんといっても181センチの体格は、最近の男子選手よりタッパがあるし、これは大きな武器だと思う。

 はっきりいって、かなりの判官贔屓だけど (笑)、正直どインディー2point5女子でデビューして、まだ1年ちょいのキャリア。しかも80連敗と自力勝利もなしのブランカ真帆!
 でも、インディー選手で年間80試合していることが凄い! また大日本、道頓堀、PURE-J、GLEATなど多くの団体から声がかかっている。
 更に、キックボクシングもプロデビューして3試合!
 ほんまに、努力の人です! 頑張ってる人、応援したくなるでしょ?
 2月からのBACHI×BACHIも好評だし、こういうアイデアも自分で考えてくるしね。
 クレバーだから、団体側からのプッシュがなくても、状況を考え良く頑張っていると思う。
 Chi ChiやZONESも真帆と同じ2023年デビューで、短いキャリアで多くの団体に呼ばれているけど、会社の力もあるだろうし、正直、将来ボルチンほどの期待感はない。そういう意味で、伸びしろと頑張りを考えてもブランカ真帆で決定!

 もっと色々なことは、先日独占インタビューしているのでそちらをご覧下さい!
 [ファイトクラブ]二刀流ファイター・ブランカ真帆デビュー1周年記念独占インタビュー!

■意味不明に入院したのは可哀想de賞 雪妃真矢

 突然、12月6日付けのX(旧Twitter)にて、ケガを発表!
 「左尺骨・左橈骨骨幹部骨折により9日(月)に手術をすることになりました。」
 どこでの試合? と思ったけど、前日試合をしていない。練習中? 交通事故?
 謎は深まったが、同日の各団体の試合を見てみると、ストロングスタイルプロレスで、マスクウーマン・タイガー・プリンセスがこの日デビュー戦。しかし試合中、ジャガー横田へフライングボディーアタックを食らわせた際に着地がうまくいかずに、左腕を押さえそのままリタイア状態。茶髪のロングヘアー、背格好からしても、雪妃の可能性は高いがあくまでマスクウーマンなので正体は謎のままである(笑)。しかし、翌日雪妃本人が左腕の骨折を発表。一気に、紐づいてしまったが、さすがに本人の口から原因は「言えないよー♪」と郷ひろみ状態である(笑)。
 とても、残念なことであるが、4月のYOHの時もそうだが、いつも通りの低空ドロップキック後、マットに腕をついたら脱臼。何気ないことからでも大ケガに繋がるのがプロレス。
 なくそうと思ってなくなるものではないが、気を付けて欲しいなと思う!
 また、雪妃選手の1日も早い復帰を願っております!

■業界でなんやかんやゆーても頑張ってるde賞 ウナギ・サヤカ

 はい、今年も登場しましたウナギさん! 正直、よく負けます(笑)。試合がめっちゃ面白いわけでもない。でも、知らん間にベルト取ってるし、デスマッチもやるし、血まみれにもなったし。
 アバラの骨折、完治してないのに試合頑張ってやったり。
 そして、いつも売店に大行列ができる人気の秘密は何なんだ⁉ 
 そう考えると、キャラとしか言いようがない。2024年は後楽園で自主興行を2回行い、両方満員に。
 そして、2025年も2月後楽園、5月は何と両国で自主興行! そして、今の大きな目標は東京ドームで自主興行を行うこと! これを達成すれば、誰も個人ではやったことのない偉業だ!
 無茶苦茶なようだけど、もう実際Youtubeを観ても、ドームシティーの偉いさんとコラボ動画いくつもあげてます! なんせ、行動力が凄い!! これだけフットワーク軽いのも武器。
 そういう意味で、2025年も業界を引っ掻き回すことは必至!
 そんな期待も込めて、彼女にこの賞を捧げます。
 ちなみに、IWGP女子をずっと防衛し続けている岩谷麻優もすごいけど、そこまで印象がないのはなんでだろ? あと、某紙で女子プロ大賞を貰ったSareee。クラッシャー過ぎて、イマイチ認められない。スターダムに上がった時、岩谷に見舞ったフットスタンプ。全く自身の体重を逃がさずにあの細い体の岩谷の上に突き刺すように落ちる。しかも2回とも! 試合後、岩谷が脇を押さえて、苦しそうに「アバラ折れたよ!」と言わせたり(結局大丈夫で良かったが)、マリーゴールドでは裏投げで高橋奈七永の首を負傷させる。プロレスって相手を潰す競技だっけ? 
 なら、MMAの方に行った方がと思ってしまった。あと個人的には、マリーゴールドの大阪大会に一度も来ないものなんだか感じ悪い(笑)。どんな事情があるのかは解らないけど、せめてDREAMリーグ開幕戦の時くらいセレモニーもあったんだから、参加選手は全員揃いましょうよ…。

■女子プロ界を盛り上げてくれたde賞 極悪女王

 Netflixで人気ドラマ「地面師たち」を抜いてずっと1位になったドラマ「極悪女王」。岩谷の映画もこけたし、正直撮影しているという段階でまさかこんなブレークするとは思わなかった!
 確かに、当時ファンは多く居たし、懐かしくて観てみようと思う人も多いだろけど、プロレスのプの字も知らない人にも案外受けていたのが凄い。筆者も、そういうお客さんに勧められてネトフリに加入し一気に観た。まあ、「ん?」と思う場面もあったが、懐かしさもあり楽しく観れた方だと思う。
 その影響で、ダンプ松本自身、いやブル中野やクラッシュギャルズもバラエティーにも度々出演している。ダンプも試合数が増えるも、もうリングにすら1人で上がれない状態で、晩年のジャイアント馬場さんより全然キツイが、ファンも暖かく受け止めている。
 それが、女子プロ界全体にいい影響が出ればと思うが、12月29日スターダム最終戦の両国大会が4,000人を超えたのは、多少なりともそういう恩恵があるのだろうか?
 ただ、ダンプのスタイルを継承すると刀羅ナツコは言い、それを両国で実行。特に、舞華は大流血に追い込まれた。さらに、ネットの情報だけだが、1月1日のWAVEに参戦した上谷沙弥が刀羅の椅子の誤爆でこれまた大流血らしい。いきなり、そっちを継承するの? 嫌な奴は会場に来なくていいと刀羅は言うが、営業的に会社もそれでは困る(笑)。
 筆者も流血試合が続くのは、コンプラ逆行だし、スターダムには望まない。それは、世羅りさと山下りなの担当でいい(苦笑)。

■いくら何でも流れが無理矢理すぎde賞 男子:河上隆一  女子:中野たむ


記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン