(C)TNA
12月13日(現地時間・放送日)にジョージア州アトランタで『TNA Final Resolution 2024』が開催された。
今大会のメインは、TNA世界王座戦で、王者ニック・ネメスがAJフランシスの挑戦を受けた。戦う王者を自認しているネメスは王座戴冠後、積極的に王座戦を行ってきたが、今回は、今まで王座戦線にそこまで絡んでいなかったAJフランシスの挑戦表明を受けた形だ。AJフランシスは小悪党から怖いヒールに変化しており、また元アメフト選手だけに身体能力も高いのでネメスも油断できない。試合は、フランシスのセコンド、KCナヴァロが介入を繰り返すが、レフェリーが遂にセコンド禁止を言い渡した。そしてネメスがスーパーキックからデンジャーゾーンを決めてフォール勝ち。ネメスが王座防衛を果たした。試合後、当然、納得しないフランシスとナヴァロがネメスを攻撃。ここに救出に駆け付けたのは、ジョー・ヘンドリーだった。王座を巡って因縁があるものの、ベビーフェイスとしてネメスを助けたヘンドリーだったが、乱闘でリングに落ちていたベルトを両者が手に取ると、にらみ合い。ネメスは俺が王者だと凄めば、ヘンドリーは王座を奪うと激しい舌戦となり、この両者の王座戦が盛り上がりそうだ。
TNA世界タッグ王座戦は、抗争が続いている王者ハーディーズ(マット・ハーディー & ジェフ・ハーディー)がザ・システム(ブライアン・マイヤーズ & エディ・エドワーズ)の挑戦を受け、しかもハーディーズ得意のテーブルマッチで行われた。得意のテーブル戦だけにハーディーズが大暴れ。なんとジェフがバルコニーからスワントーンを決め、最後はエドワーズをテーブル葬。ハーディーズが完勝で王座防衛を果たした。
TNA世界王座への挑戦権を賭けた4WAYマッチも行われジョー・ヘンドリー、ジョシュ・アレクサンダー、マイク・サンタナ、スティーブ・マクリンの四人で争われた。人気は当然、ヘンドリーだが、ほか三人も実力者だけに、誰が勝つか予断を許さない。試合は、四人が入り乱れての乱戦となるが、最後はヘンドリーがアレキサンダーに必殺スタンディング・オベーションを決めてフォール勝ち。ヘンドリーが再び王座戦の権利を得た。
事件が起こったのは、ジョーダン・グレース対ローズマリーで、試合中に謎の黒装束の女性が乱入。グレースを攻撃した後、覆面を取ると、なんとテッサ・プランチャードだった。TNA復帰となりグレースと抗争するようだ。
オープニングでは、Xディビジョン王座戦で、王者ムースがKUSHIDAの挑戦を受けた。KUSHIDAが執拗にムースの左腕を攻めて、ムースも苦しんだものの、最後は必殺のスピアーを決めてムースが勝利。見事、王座防衛を果たした。
■ TNA Final Resolution 2024
日時:2024年12月13日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ
<TNA世界王座タイトルマッチ>
○ニック・ネメス(王者)
ピンフォール
●AJフランシス(挑戦者)
<TNA世界タッグ王座タイトルテーブルマッチ>
○ハーディーズ(マット・ハーディー & ジェフ・ハーディー)
テーブル葬
●ザ・システム(ブライアン・マイヤーズ & エディ・エドワーズ)
<ノックアウト王座タイトルマッチ>
○マーシャ・スラモビッチ(王者)
ピンフォール
●ターシャ・スティールズ(挑戦者)
<TNA世界王座挑戦者決定戦>
○ジョー・ヘンドリー
ピンフォール
●ジョシュ・アレクサンダー
マイク・サンタナ
スティーブ・マクリン
<シングルマッチ>
-ジョーダン・グレース
ノーコンテスト
-ローズマリー
<シングルマッチ>
○エース・オースティン
ピンフォール
●トレント・セブン
<3WAYタッグマッチ>
○ラスカルズ(トレイ・ミゲル & ザカリー・ウェンツ)
ピンフォール
●ジェイク・サムシング、ハマーストーン
PCO、サミ・キャラハン
<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
ピンフォール
●KUSHIDA(挑戦者)
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