2人目の女性版タイガーマスクがデビュー!タイガー・クイーンと組んで、J横田の女子タッグ王座にいきなり挑戦!

 11月29日(金)、初代タイガーマスク佐山サトル率いるストロングスタイルプロレスが都内で記者会見をおこない、12・5後楽園ホール大会における女子プロレス3試合を追加発表、全対戦カードが出そろった。会見にはBJW認定ジュニアヘビー級王座を争う日高郁人と関札皓太が出席、タイトルマッチへの意気込みを述べるとともに、女子のカードにはタイガー・クイーンに続く女性版タイガーマスク2号とも言える、タイガー・プリンセスデビューの電撃発表が明らかになった。女子の追加対戦カードについて平井丈雅代表が説明をおこない、初代タイガーマスク佐山サトルが期待のコメントを述べた。

平井丈雅代表「みなさま、本日はお忙しいなか、初代タイガーマスク佐山サトル総監主催『ストロングスタイルプロレス Vol.32』の会見にお越しいただき、誠にありがとうございます。大会の記者会見に先立ちまして、私の方からみなさまへのお礼と、ならびにプロレスアプリSTOMPING(ストンピン)さんとのコラボ企画についてご説明させていただきたいと思います。今回、プロレスアプリSTOMPINGさんの主催におきまして、当社の所属選手である夕イガー・クイーン選手の『タイガー・クイーン検定』というものをおこなうことになりました。こちらの方はタイガー・クイーンに関する問題を15問STOMPINGさんの方で設定いただきまして、それに対して回答者の方が答えるという形となっております。15問のうち12問正解の方には、認定証をお一人おひとりにプレゼントさせていただくことになっております。認定証は、当日会場にてお渡しすることになっております。そして、15問中15問、全質問正解の方には、こちらのタイガー・クイーン特製カードというのをプレゼントさせていただくことになります。そして、その夕イガー・クイーンが出場する(12・5後楽園の)対戦カードの方にSTOMPINGさんプレゼンツという形で実施させていただきたいと思います。みなさま、よろしくお願いします」

関札皓太「大日本プロレスの関札皓太です。本日、ちょっとホントに慣れない雰囲気のなか、初めての経験が多すぎて、ちょっと戸惑っている部分が多いんですけど、少しお話させていただきたいと思います。前回、日高選手にタイトルマッチで負けてから、ボク、思ったんです。こんなオジサンになりたいなと。やっぱり、年齢を感じさせない動ける身体作りであったりとか、オリジナリティー溢れる技の数々だったりとか、テクニックだったりとか。ボクやっぱり、将来こういうレスラーになりたいんだなと、そう思いました。そんな日高選手から今回逆指名を受けて、BJW認定ジュニアのベルトに挑戦することが決定しました。佐山さんもいらっしゃるなかで、やっぱりこのスト口ングスタイルプ口レスのリングでヘタな試合はできないということで、ボクとであれば間違いない試合をできると、そう思ってボクは逆指名されたと思っています。なのでね、その部分においてはボク自身純粋にうれしく思っています。そして、もうボクからね、あえてハードルを上げさせてもらいたいなと思っております。ホントにこの試合がボクの出世試合だと思えるような、とんでもない試合をして、必ずボクがこのベルトを取り返したいと思います」

日高郁人「ショーンキャプチャー・日高郁人です。本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。私自身、プロレスラーとして、もう約28年になるんですが、小学生の頃に佐山先生の初代夕イガーマスクの躍動する姿を見て、プロレスラーを志しました。私もこうして格闘探偵団バトラーツでデビューして、1999年に初めて佐山先生とシングルマッチをさせていただきまして、いまこうして自身のキャリアも晩年に近づいたところで、佐山先生のストロングスタイルプロレスのコーチをさせていただいております。試合の方もコーチ就任以降、参戦をさせていただきましたが、試合としては大きな活躍もなかったですが、今回8月に関札皓太選手からこのBJW認定ジュニアヘビー級王座を奪取しまして、この王座のですね、ベルトの防衛戦を是非このスト口ングスタイルプ口レスのリングでやりたいと思い、今回、平井代表に直訴しました。私としては、やはり佐山先生のこの団体でジュニアヘビー級というカテゴリーがないのは非常にもったいないと思います。今回ですね、大日本プロレスさんのベルトでありますが、関札選手と防衛戦をおこなうにあたって、非常に強敵ではあるんですが、ハードルの高い防衛戦になると思ってます。前回の記者会見で佐山先生のお言葉も頂戴いたしました。このですね、試合がキッカケとなって、今後、このスト口ングスタイルプ口レスでもジュニアヘビー級が活性化していけばいいと思っています。そのキッカケとなる試合に必ずしてみせますので、今回の試合、もちろん私もですが、将来的にこのストロングスタイルプロレスに入ってくる若者、そして集まってくる選手たち、彼らがジュニアヘビー級で争っていけるような、そういう環境作りがこの一戦を機にできたらと思っておりますので、是非ご注目いただければと思います。よろしくお願いいたします」

――(日高へ)ジュニアヘビー級のタイトルがないとのコメントがあったが、レジェンド王座への対抗意識はあるか。

日高「そうですね。私のなかでレジェンド王座というのはやはりスーパー・タイガー選手、間下選手が中心となってやっていくというイメージがありまして。間下選手も、私がコーチに就任した頃にはまだ80キロ台でしたが、いまはああいう形でスーパーヘビー級の身体を作りましたので、現王者は村上(和成)選手ですけど、そういった選手たちで争っていってもらえればいいなと思うんですが、そのなかで私だったり、私の周りのジュニアの選手たちがたくさんこうスト口ングスタイルプ口レスに参戦してきましたが、そういう選手たちにもひとつの目標があった方が、より闘いとしては盛り上がっていくと思いますので、今後ですね、そういうジュニアのタイトルができて、レジェンド王座は無差別級というカテゴリーになると思いますので、そのなかで軽量級でレジェンドとはまた違ったおもしろさを出していければと思っております」

――(関札へ)BJW認定ジュニア王座が日高の手に渡り、他団体に流出したベルトを大日本に取り戻したい気持ちと個人的に奪回したいとの思い。どちらの方がウエートを占めているか。

関札「そうですね、ボクは大日本プロレス一筋でやってきまして、BJW認定ジュニアのベルトの方も2度戴冠して、長期で防衛してきてという、大日本のジュニアと言えばボクであるっていう自負もあるので、他団体に出ているほかの選手が持っているっていうのもあるんですけど、このベルトはボクのベルトなんで、このベルトを早くボクの腰に戻したいなという、そういう意識が強いです。そしてその、初めてなんですよね、このス卜ロングスタイルプロレスというリングに上がるのが。そのなかでファンの方々もそうですし、関係者からもボクを知らない方たちがほとんどだと思うんですよ。なので、ホントに異世界というか、もう海外に武者修行に行ったような気持ち。ボクのことを何も知らないみなさんに向けて、新鮮な気持ちで挑みたいと思っております」

――(日高)ストロングスタイルプロレスのジュニア戦線には、どのような資質を持った選手がふさわしいと思うか。

日高「そうですね、やはりストロングスタイルプロレスの名のもとに初代タイガーマスク、佐山先生の名のもとにおこなわれるこのジュニアの世界というのは、いま多くプロレスラーが日本にもたくさんいますけど、やはりこのストロングスタイルプロレスというストロングな思想を持った選手に集まってもらいたいと思います」

――(関札へ)「空気の違いに戸惑っている」との発言があったが、どういったところにふだんとの違いを感じているか。

関札「そうですね、大日本プロレスでの会見といえば、やっぱり大日本プロレスの道場なんですよね。まずこの格式の高い懐石料理の、ホテルのなかに入っているお店で会見することがまずないという。そして、この記者さんの人数の多さにもちょっとね、戸惑っております。でも逆に、いま、この景色に少し慣れたことで本番の12月5日の後楽園ホール大会では、緊張せずに臨めるのではないかと思っております」

平井代表「先週の記者会見では発表できませんでしたが、女子の全3試合が昨日(11月28日)決定いたしました。4年前にこのストロングスタイルプロレスにおいて、佐山サトル総監のご許可をいただき、女子プロレスの試合を1試合組んでから4年になります。その間に数々の女子の選手の試合、そしてタイガー・クイーン選手がデビューして、いまは全6試合のうち3試合は女子の試合としておこなっております。前回までジャガー横田選手に相談役としてマッチメークをおこなっていただきましたが、今大会よりストロングスタイルとして女子の3試合をおこなうことになりました。そして初めての発表カードがこちらの3試合となります。松本浩代選手、ダーク・チーター選手、沙恵選手。この3人は、ストロングスタイルプロレスにも過去にも何度も上がり、ダーク・チーター選手は悪のチームDarkerZとして活躍しております。どの選手をとってもストロングスタイルプロレスの女子のメインにこれから上がっていける実力者が3人揃っております。そして、シングルマッチでSareee選手と狐伯選手。狐伯選手は初参戦となりますが、みなさまもご存じの通り、数々のリングで非常に元気いっぱいのファイトを行っていらっしゃいます。Sareee選手より今回ストロングスタイルの闘いをシングルマッチでガッチリやりたいという希望もあり、このカードを組ませていただきました。そして、ジャガー横田選手が藪下めぐみ選手とのタッグで、ウチの(女子)タッグ選手権王者となっていらっしゃいます。その王者に挑戦いたしますのは、ストロングスタイルプロレスのタイガー・クイーン、そして今回デビューとなります、同じく女性版のタイガーマスクであるタイガー・プリンセス。この2人が組んでジャガー横田選手、藪下めぐみ選手に挑戦させていただきます。ご注目いただければと思います」

――(初代タイガーマスクへ)タイガー・プリンセス選手にどのような期待をしているか。

初代タイガーマスク「タイガー・プリンセス選手。ここまで推された選手もいないと思います。この、みんなが推薦する選手に対して期待しています。それに期待します。かなり推されて選ばれた選手ですので、期待しています」

――(平井へ)タイガー・プリンセスがデビューするに至った経緯は?

平井代表「4年前に女子のマッチを始めて、ジャガー横田選手のお力、そして、それを受け入れてくださっている佐山総監の思いとともに、女子マッチが非常に盛り上がっております。ファンの方から、関係者の方からも、女子マッチをもっともっと盛り上げてほしい。もちろん、その女子が盛り上がれば、それに対し男子ももっともっと盛り上がるように選手たちがいま非常に切磋琢磨されている印象があります。スーパー・タイガー、間下隼人、そして横にいます日高コーチ、チャンピオンベルトを持って男子のプロレスマッチを盛り上げてくださっております。その男子プロレスのマッチと女子のプロレスマッチが互いに切磋琢磨といいますか、盛り上がることで、佐山総監がつくるこのストロングスタイルのリングが盛り上がっていくと思っております。その流れのなかで、『タイガー』という名前を持つ選手、これは実力があると認められた選手でなけれは、その任に就くことはできません。その実力を持った選手がタイガー・クイーンに並んで現れたという形になり、今回デビューの運びとなりました」

――タイガー・プリンセスはかなり期待されていると思うが、今日の会見にいないのはなぜか。

平井代表「期待している選手、その選手を、まず試合、プロレスラーの本分は試合のなかの闘いですので、その闘いでまず見ていただきたい。その気持ちから記者会見ではなく、12月5日のリング上で見ていただければと思いました」

――タイガー・クイーンのときには大々的に会見に登場した。クイーンのような期待がプリンセスにはかけられていないのか。

平井代表「タイガー・クイーン選手と同じく、それ以上と言ってはアレなんですけど、少なくとも同じ、タイガー・クイーンと同じ大きな期待、それは実力を持っているからこそ大きな期待を持ってプリンセスをリングに迎えたいと思っております」

――タイガー・プリンセスがこの場にいないのは団体としては当日まで“謎”にしておきたいのでは。タイガー・クイーンは「初代タイガーマスク、ジャガー横田が育てた選手」としてデビュー。プリンセスに関してはどうか。ジャガーが育てたのか、言える範囲で。

平井代表「その質問につきましては、まずリング上のファイトを見ていただきたいという答えになります。そして、まったく秘密というわけにもいきませんので、こちらの写真で本日発表とさせていただきたいと思います。タイガー・クイーン同様、初代タイガーマスク佐山サトル総監に認められた女子のレスラーが1人デビューすることになりました。みなさまの応援よろしくお願いします」

――Sareeeは狐伯とのシングルが組まれた。前回の(11・5)新宿FACEでは、Sareeeが女子タッグ王座挑戦を希望し、EvolutionのChiChiがパートナーになるような流れに見えたが。

平井代表「先日、そのような試合の流れがあったと聞いております。あらためましてSareee選手に選手権への思い、そして次のストロングスタイルでどう闘っていきたいかということをSareee選手と話し合いました。そのうえで、今回はシングルでストロングの試合をガッチリと、一対一でやりたいと、そのような希望がございましたので、このカードを組まさせていただきました」

――Sareeeは以前からタイガー・クイーンとの一騎打ちを熱望していた。今後実現の見通しは?

平井代表「2人の闘いにつきましては、本年、3回タッグマッチで闘っており、本人たちも自分たち同士がライバルであるだということも認識していると思っております。この2人が闘えば、とてつもないストロングな闘いができるとは思っております。闘いにおいては、目の前の試合をストロング試合としてガッチリぶつかり合い、その試合が終わり、また次に何を求めるのかというのを、選手お一人おひとりが、その瞬間に思われると思いますので、それを尊重したうえで今後もカードを組んでいきたいと思っております」

――タイガー・クイーンとタイガー・プリンセスというリングネームだが、2人の間に血縁関係は?

平井代表「血縁関係はありませんが、ストロングスタイルプロレス、初代タイガーマスク佐山サトル総監の団体です。団体という意味では先にデビューしたクイーン、そして今回デビューするプリンセス。もしかしたら姉妹と言ってよろしいのかも知れません」

――佐山先生、タイガー・クイーンとタイガー。プリンセスの2人はこの先のストロングスタイルプロレス、並びにこの先のプロレス界を大きく変えていく存在になると思うか。

初代タイガー「プリンセス選手のことは、正直よくはわからないので。私がクイーンを教えたときにはあまりにも制約が多くしすぎたのに対し、プリンセスの場合は自分本位で自由に動き回ってもらいたいなと。独特なファイ卜をして。さっきも言った通り、みんなの推薦がすごく強い選手なので、これは何かやってくれるという予感がしています」

平井代表「初代タイガーマスク佐山サトル総監が主宰いたしますストロングスタイルプロレス、これからも佐山総監の信念、思い、プロレスに対する誇りの下に、邁進していきたいと思います。そして、今日ここに出席していただいております、第11代大日本(BJW認定)ジュニア王者・日高郁人選手、そして大日本プロレス関札皓太選手。このお二人が織りなすジュニアヘビー級の、新たなストロングスタイルプロレスの時代の幕開けになると思います。関札選手におかれましても、このストロングスタイルプロレスで佐山サトル総監がご覧になるこのリングで、闘いをおこなうことでさらにワンステップ、ツーステップ、スリーステップ、世界に羽ばたいていっていただきたいと思います。これからも佐山サトル総監率いるストロングスタイルプロレス、そしてそのリングに参戦する選手への応援をよろしくお願いいたします」

■『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~』
日時:2024年12月5日(木)開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

<Wメインイベント② レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
【第18代王者】村上和成(フリー)
vs.
【挑戦者】スーパー・タイガー(SSPW)

<Wメインイベント① STOMPING presents SSPW認定女子タッグ選手権試合タッグマッチ 60分1本勝負>
【王者組】ジャガー横田(CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ) & 藪下めぐみ(CRYSIS/フリー)
vs.
【挑戦者組】タイガー・クイーン(SSPW) & タイガー・プリンセス(SSPW)

<第4試合 BJW認定Jr.ヘビー級選手権試合 30分1本勝負>
【第11代王者】日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs.
【挑戦者】関札皓太(大日本プロレス)

<第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
Sareee(フリー)
vs.
狐伯(プロレスリングWAVE)

<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
船木誠勝(フリー) & 間下隼人(SSPW) & 阿部史典(フリー)
vs.
澤田敦士(フリー) & 関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術) & ガイア・ホックス(フリー)

<第1試合 3WAYマッチ 15分1本勝負>
松本浩代(フリー)
vs.
ダーク・チーター(DarkerZ)
vs.
沙恵(柳ヶ瀬プロレス)


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