8月3日(月)と4日(火)、宮城・古川で行われた『古川まつり』に、今年もセンダイガールズが登場。子供を対象としたプロレス教室のほかに、20分1本勝負が1試合ずつ行われ、両日とも十文字姉妹(DASH・チサコ&仙台幸子)が里村明衣子組に快勝した。
ここ数年にわたりセンダイガールズは『古川まつり』に参加しているが、JRの駅近くの広場や歩行者天国を使って複数の無料イベントが行われている中で、リングの周りは黒山の人だかり。
初日は幸子が岩田美香を16分12秒、ブレーンバスターからの体固めで破り、2日目はチサコが宮城倫子を13分3秒、ホルモンスプラッシュからの片エビ固めで下している。
十文字姉妹はJWPの7・16愛知・ダイアモンドホール大会でLeon&Rayを破り、JWPタッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を奪取。センダイガールズの7・30新宿大会では、ノンタイトル戦ながら現ゴッデス・オブ・スターダム王者組の紫雷イオ&岩谷麻優を破ったばかりだ。
2団体のタッグ王者チームを続けて撃破しているのだから、十文字姉妹は今の女子プロ界の中で、最もノッているタッグチームといってもいい。
2人の連携は鉄壁で、必勝パターンを持っており、それがピタリとはまった時の見事さは圧巻だ。個々の力がチームを組むと数倍にもなる、まさにタッグの職人チームと言っていい。
古川での両日はお祭り会場のリングだったとはいえ、集中力も切れておらず、里村と新人を分断して、キッチリと新人を押さえこんだ。
秋に噂されるスターダムとの全面抗争だが、十文字姉妹に縦横微塵に暴れまわられると、スターダムとしては歩が悪い。果たしてこの2人を攻略する策はあるのか? 好調の十文字姉妹は、実は今、最も“狙われている”タッグチームでもあるのだ。(写真・文/安西伸一)
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