中野巽耀デビュー40周年IMPACT初参戦KO勝利!新王者・渡部修斗&左禅丸

■ IMPACT.52~東京格闘技フェスタ2024~
日時:10月20日
会場:BASEMENT MONSTAR王子
観衆:超満員札止め

【試合結果】
<第1試合 タイヤインパクト 無差別級 30秒2R>
○カタナマン(判定3-0)首バーコードAKIYAMAN●

<第2試合 オープンフィンガーBOXING 62kg以下契約 90秒2R>
○小林和真(1R 22秒 TKO)ユッキーヤ●
※レフェリーストップ

<第3試合 プロレスリングタッグマッチ 1/15>
○ニンジャ・リー ロブ・スターダム
 6分55秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド
スーパー・クラフターU ●イ・サンチョル

<第4試合 プロレスリング シングルマッチ 1/10>
○伊藤崇文(8分20秒 ダブルリストロック)踊る便所太郎●

<第5試合 グラップリングタッグマッチ 無差別級 3分2R>
○武士正 ヨコワケ902
 判定2-1
スーパー・エクストリームマシーン1号 ●2号

<第6試合 オープンフィンガーBOXING 70kg以下契約 90秒2R>
○闘威(2R 24秒 KO)サイコパス阿久津●

<第7試合 NGM キックボクシング特別ルール 72kg以下契約 90秒1R>
○アウトレイジ(24秒 KO)野生のペニーワイズ●

<第8試合 ナックルカイザー 2分1R>
○無ー眠(判定3-0)豚の飼育員●

<第9試合 ナックルカイザー 無差別級 2分1R>
○ヨーヘイ(Hプロダクション)(判定3−0)金森のおじさん●

<第10試合 ナックルクラッシュ 62kg以下契約 2分1R>
○輝斗(判定3-0)無ー眠●

<第11試合 プロレスリング タッグマッチ 1/15>
○佐野直 KURO−OBI
 9分55秒 体固め
スーパーライダー ●マッチョ・マイケルズ

<第12試合 ナックルクラッシュ 75kg以下契約 2分1R>
○勝(判定3-0)首バーコードAKIYAMAN●

<第13試合 ナックルクラッシュ 81.5kg以下契約 2分1R>
○カロリーナ・エリ・カ・ニシムラ(判定3-0)武蔵●

<第14試合 インターナショナルマーシャルアーツ選手権試合 10分3R>
【挑戦者】○冨宅飛駈
 1R8分3秒 スリーパーホールド
【王者】●定アキラ
※定が防衛に失敗、冨宅が新王者となる

西成の法律KCから”天国から来たレフリー”に改名したらしいKCに手を上げられた新王者・冨宅飛駈

<第15試合 キックボクシング特別ルール 2分1R>
○アウトレイジ(判定3-0)ぜんいつ●

<第16試合 トリプルメインイベントⅠ IMPACTスペシャルダブルバウト 1/15>
○中野巽耀 岡田孝
 10分40秒 KO
田馬場貴裕 ●小澤努
※ジャーマンスープレックス


 いつもの入場テーマ『あしたのジョー2〜明日への叫び〜』の曲が流れると赤いタオルを羽織って元UWF戦士 中野巽耀がリングイン。
 先発は田馬場と中野。ゴング&ダッシュで突っ込んでいった田馬場を交わすと中野は冷静に打撃連打。岡田と田馬場は打撃合戦。小澤にチェンジすると足関節を取り合う。中野が小澤をテイクダウンすると足を潰してフェイスロックからスリーパーで小澤を締め上げる。なんとか逃げると田馬場は中野を抱え上げるとボディスラム。

 中野はスタンドへ戻すとボディへの膝蹴りで田馬場を悶絶させる。岡田が打撃連打からハイキック一閃。田馬場は前のめりに倒れカウント9ギリギリで立ち上がる。岡田は追撃を加えようとさらにハイキックを放つが田馬場がキャッチしてドラゴン・スクリュー。両者ダウン状態からダブルタッチで中野と小澤に小澤は掌底連打からニールキック。中野はふらつくものの掌底を返し強烈なローキックで小澤の身体を宙に浮かすと捉えて、後方へジャーマン・スープレックスで投げ捨てる。
 動けないまま10カウントを聞いた小澤。勝ち名乗りを上げる中野と岡田。中野のテーマが流れると途中からUWFメインテーマへ切り替わる。会場内のファンも歓喜した。

<第17試合 トリプルメインイベントⅡ IMPACTグラップリング スーパーバンタム級 62.0kg 王座決定戦 5分2R 延長1R>
○渡部修斗(判定3-0)大村友也●
※渡部修斗が初代王者となる

 IMPACTで無敗の快進撃を続ける渡部修斗と久々のIMPACT本戦出場の大村友也。グラップリングスーパーバンタム級王座決定戦が開幕。
 パワーでまさる大村が渡部をコーナーに押し込む。渡部は長いリーチを活かして大村に絡みついていく。2R渡部がシングルレッグで大村からテイクダウンを奪うとすぐさまバックポジションにつく。四の字ロックで大村の胴体を固定するが大村が脅威のフィジカルを見せて立ちあがる。渡部は振り落とされないようにしっかり足をロック。

 ハーフタイムからバックの展開が続き試合終了。判定はテイクダウンに成功した渡部がストレート勝ち。グラップリングスーパーバンタム級王者のベルトを腰に巻いた。

<第18試合トリプルメインイベントⅢ IMPACT初代キング・オブ・殴者決定戦 ナックルクラッシュ 83.9kg以下契約 3分2R 延長1R>
○左禅丸(判定3-0)三角宗●
※左禅丸が初代殴者となる

 本大会最終試合。これぞIMPACTの戦いとばかりのナックルクラッシュ(オープンフィンガーグローブボクシング+投げ、タックル、+パウンド)で初代キング・オブ・殴者(おうじゃ)の称号を賭けて、三角と左が殴り合う。

 サウスポーの左は右のジャブを小刻みに出す。三角はサークリングするがなかなか手が出せない。ワンツー、アッパーを出す左に三角はガードする。フックから胴タックルでテイクダウンした三角は上からハンマーパンチ。左はガードを固めて立ち上がり右ジャブを突く。やや息が上がってきた三角のガードをすり抜けて左の波動拳がヒットし、三角がダウン。立ち上がる三角は出血。
 2Rペースを掴んだ左が右ジャブをはじめとするコンビネーションで三角を下がらせる。スタミナが切れた三角は押され気味になるが、オーバーハンドで反撃、左はぐらつくが意地を見せパンチで三角を下がらせる。左右のフックを振る三角だが深いダメージは与えられず出血が酷くなる。左禅丸が最後まで打ち合いに応じ、ペースを崩さず、ダウンを奪ったことで判定で勝利した。