[週刊ファイト10月31日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼JMAEXPO横浜 ブアカーオ、皇治ズタボロに!成功か否か?谷川鍋博覧会
photo & text by 格闘技I記者 w/編集部編
・試合結果サダハルンバ谷川味に染まった鍋をたらふく食わされた感じ
・開場の12時半から全工程が終了した20時半までの長丁場ダレまくり!
・試合の合間には色々な武道の紹介パフォーマンスが繰り広げられた
・角田信朗ら同窓会? RIZINブースはガチャガチャのくじ引きだった
・チャリティブース:素晴らしい取り組みだと思うが・・・
・チームRIZIN矢地祐介残し勝利:どうしても気になる矢地ギャラ配分
・今年3月まで力士だった照強に、このルールなかなか勝ち目はないか
・不発!居合パンチャー町田光 若手エサにされてしまった感否めない
・判定決着なしにした意味不明!ブアカーオvs.かなり面倒くさい皇治
・「俺は倒されなかったから、次はメイフェザーだ!」なんじゃそりゃ
・久しぶりのANIMAL☆KOJI(HR ENT/HASEGAWAサーカス団)と会場で再会
■ 能登半島地震チャリティ・イベント
JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE
日時:2024年10月19日(土)
会場:横浜BUNTAI
主催 :Japan Martial Arts Consortium
<第10試合 ボクシング特別ルール 3分3R>
△ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
3Rドロー 判定なし
△皇治(日本)
<第9試合 キックボクシングルール 3分5R>
○軍司泰斗(日本)
判定3-0(49-46、49-46、50-45)
●クリスチャン・ボグダン(ルーマニア)
※軍司がISKA新王座に戴冠
<第8試合 MMAルール 5分3R>
●阿部大治(日本)
2R 4分07秒 レフェリーストップTKO
○ユン・テヨン(韓国)
<第7試合 キックボクシングルール 3分3R>
●町田光(日本)
判定0-3(28-30×3)
○杉村昂汰(日本)
<第6試合 巌流島ルール 3分3R>
●マーカス・レロ・アウレリオ(ブラジル)
1R 2分28秒 レフェリーストップTKO
○マハムード・サッタリ(イラン)
<第5試合 巌流島ルール 3分3R>
○照強(日本)
1R 1分29秒 転落3回一本勝ち
●城戸康裕(日本)
<第4試合 巌流島ルール 3分3R>
○関根“シュレック”秀樹(日本)
判定2-1(29-28、28-29、28-28)
●ルアン・ヴィッセル(南アフリカ)
<第3試合 QUINTETルール 5vs5勝ち抜き戦 グラップリング8分一本勝負>
●TEAM SAKU
TEAM RIZINが1人残しで勝利
○TEAM RIZIN (WINNER:)
○横山武司(先鋒) vs ジュマナザロフ・ラトベック(先鋒)
1分08秒 三角絞め
△平田直樹(次鋒) vs △横山武司(先鋒)
▼出花崇太郎(中堅) vs ▼北岡悟(次鋒)
両者脱落失格
△桜庭大世(副将) vs △倉本一真(中堅)
引き分け
△内柴正人(大将) vs △新居すぐる(副将)
引き分け
<第2試合/QUINTETルール/グラップリング8分一本勝負
○カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ(日本)
1分42秒 トーホールド
●中尾あづき(日本)
<第1試合 QUINTETルール グラップリング8分一本勝負>
●城戸ユカリ(ブラジル)
1分48秒 マルセロチン
○NOEL(日本)
<Preliminary MMAルール 3分3R>
●山田史博(日本)
判定1-2(29-27, 27-29, 28-28)
○朝太(日本)
<Preliminary MMAルール 3分3R>
○Apollo中山(日本)
1R TKO
●阿部丞(日本)
<Preliminary MMAルール 3分3R>
●レオ(日本)
判定0-3(28-29×3)
○勇音(日本)
サダハルンバ谷川味に染まった鍋をたらふく食わされた感じ
一言でいえば、鍋。
サダハルンバ谷川味に染まった鍋をたらふく食わされた感じのイベントだった。
良質な食材である格闘技選手達も、その使い方ひとつで大きく食感も変わるというもの。
本来、興業という観点から考察するのであればお客様ファースト、そして選手ファーストであるべき。取材をするこちら側からしても、開場した12時半あたりから、全工程が終了した20時半までの長丁場では、人間確実に「ダレ」という満腹になる。
確かにこの短期間での準備期間で、K-1、RIZIN、QUINTETという格闘技業界の盟主達が次々と協力に名乗りを上げ、王者クラスの選手達が大挙として参戦した。それは、本当に良かったと思う。
「世界に日本の武道を伝えたい!」
「日本の格闘技業界を団結セョ」
今回谷川さんがやりたかったであろう主旨もよく伝わってはいた。
試合の合間には色々な武道の紹介パフォーマンスが繰り広げられた
しかし、一般客が本当に見たかったものは選手達の熱い試合であり、長々と冒頭から続く谷川節を延々と聞かされたり、忍者のパフォーマンスといいながらも手裏剣や鎖鎌などもなく、ただのダンス・パフォーマンスであったり・・・。他にも何度も試合間には演武が繰り返される。巌流島の試合終了までは選手達の活躍が大いにあり、いい流れを作ってはいたと思う。しかし、それもブチ壊したのは次の残り4試合の為のケージ設営だ。休憩が一時間以上は取られ、客もその間に帰り仕度していた人を多く見かけた。
谷川さんは客に向かって、「金網を組み立てるのを見られるなんて、めったにないですよ。」
とドヤ顔でいっていたけど、本当に、全く冗談になりませんよ。
その自慢の組んだケージのせいで、一気に観客席からは試合が見づらくなってしまった。
残り4試合。
しかも、ケージの特性が生かせるMMAの試合はわずか1試合のみで、あとはキックとボクシングの試合となっている。
なぜ、リングの採用にしなかったのか?
リング設定の方が時間も大幅に短縮できるし、コストも安くすむのが通常。
なんせ、リングの方が客から断然見やすい。
残った殆どの客が、メインのブアカーオ、皇治のボクシングマッチ目当てなのだからわざわざ、ケージにする必要はまるでないのである。