[週刊ファイト10月10日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼猛暑終わりに燃え盛ったRIZINさいたま浜松&豊橋コンビ最後締め括る
(c) RIZIN FF by ケーシー & 編集部編
・ブラジル対決 静岡在サトシ・ソウザ21秒殺クリチバのルイス・グスタボ
・どちらも応援したいキム・スーチョルvs.井上直樹バンタム級王者決定戦
・10年選手・元谷友貴ATT移籍返り討ち裸締め太田忍レスリング五輪銀
・2R元谷流血! どうなる勝敗の行方? そして3R4分過ぎに片手の・・・
・ラジャブアリ・シェイドゥラエフ腕十字葬2.9kg超過フアン・アーチュレッタ
・休憩前最後第7試合入場式から泣いていた♪ハピネス浅倉カンナ引退
・3R打撃猛攻も伊澤星花の判定勝利!感動の年間最高試合に感謝の涙
・強し佐藤将光3-0顔付き身体も変わった牛久絢太郎バンタム級2戦目
・グラウンドで矢地祐介が宇佐美正パトリックを支配も課題残る攻撃技術
・会場大声援の萩原京平だが・・・高木凌1Rにタックルからの裸締め勝利
・裏メイン恐るべし秋元強真! 稲垣組⇒ATT金太郎にグラウンドパンチ
・ズールー南アフリカTKO大晦日敗戦から復帰-修斗2階級王者・新井丈
・カザフスタン出身カルシャガ・ダウトベック石の拳KO極真の木下カラテ
・浜崎朱加ら11・17『RIZIN LANDMARK 10』ポートメッセなごや大会発表
■ Yogibo presents RIZIN.48
日時:9月29日(日)
会場:さいたまスーパーアリーナ 観衆11,247人(主催者発表)
異常に暑かった今年の日本の夏を締め括るRIZIN.48が、9月29日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催された。
『超RIZIN』の後の大会ということで集客が心配されたが、捨てカードが1試合もないカード編成の11試合で大盛り上がりであった。
ベテラン対新鋭あり、引退試合あり、強豪外国人あり、タイトルマッチありで、お腹いっぱいで苦しい限り。PPV観戦であったが、会場の盛り上がりは充分に伝わってきた。
ブラジル対決 静岡在サトシ・ソウザ21秒殺クリチバのルイス・グスタボ
<第11試合 MMA RIZINライト級71kg 王座戦 5分3R>
[王者]○ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
・RIZINライト級王者
・元REALスーパーライト級(74.2kg)王者
1R 0分21秒 左ストレートKO
[挑戦者]●ルイス・グスタボ(ブラジル/エヴォルサオ・タイ)
※ソウザ、3度目の防衛
神大会となったRIZIN.48のメインを飾るのはライト級タイトルマッチだ。サトシがグスタボを迎え討つ形である。筆者は言っていた。この大会は必ずサトシが締めてくれると。
予想は締めか関節技だったが、まさかの打撃で仕留めるという予想外の結末を見せてくれたサトシは凄い。サトシはセンスが凄すぎるので、柔術でも展開によって身体が勝手に反応して自分の有利な形に持っていくのが上手い。打撃でも、状況によって身体が勝手に動いて足を掴まれた時に咄嗟に右のフックが出たと思われる。
打撃も寝技も完璧な王者が誕生した瞬間を観れたことは幸せなことである。つくづく挌闘技を好きになってよかったと思われる大会であった。
次の大会は11月17日(日)、ポートメッセなごやにての『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』。どんな感動を味あわせてくれるのか今から楽しみだ。
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どちらも応援したいキム・スーチョルvs.井上直樹バンタム級王者決定戦
<第10試合 MMA RIZINバンタム級61kg 第7代王者決定戦 5分3R>
○井上直樹(キルクリフFC)
1R 3分55秒 グラウンドパンチ⇒レフェリーストップTKO
●キム・スーチョル(韓国/ROADジム・ウォンジュMMA)
・ROAD FC 63kgトーナメント2023優勝
・元ROAD FCバンタム&フェザー級王者
・元ONE MMAバンタム級王者
※井上が新王者
COメインは朝倉海が返上して空位となったバンタム級王座決定戦を、井上直樹とキム・スーチョルで争う。
観客のみんなは二人とも好きで、両雄とも勝ってほしい気持ちが強かったと思う。筆者も二人とも好きだが、昔から知っている公武堂ファイト出身の井上直樹を密かに応援していた。
キム・スーチョルと言えば、ガンズの♪ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルでの全力疾走だが、RIZIN前日の名古屋で行われた柔術ワールドマスターでも、同じ曲で入場する選手で全力疾走している選手もいたほど定着している。
ただ今回は全力より少しゆっくりめだったように感じた。今回は各コーナーに入場花道が作られ、いつもより傾斜がきつかったのかも。
この試合は本当に予想できなかった。
まさかキム・スーチョルがあんな負け方するのを予想した人は、ほとんどいなかったのではないか。予想していたのは井上本人とセコンド陣だけだったのでは?
厳密にキム・スーチョルの弱点をつき、的確にジャブを当て、顎を上げさせパンチをクリーンヒットしたのは井上の打撃スキルの高さを思い知った。
負けたキム・スーチョルも立派だった。勝者に敬意を払ったその態度はもっと好きになったファンは多いと感じた。
この言葉を井上に贈りたい。ナオキッキおめでとう!!
ライト級王者・ホベルト・サトシ・ソウザ バンタム級王者・井上直樹 ケーシー画伯
10年選手・元谷友貴ATT移籍返り討ち裸締め太田忍レスリング五輪銀
<第9試合 MMA バンタム級61kg 5分3R>
○元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
・元DEEPバンタム級&フライ級王者)
3R 4分09秒 裸絞め
●太田 忍(THE BLACKBELT JAPAN)
・2016リオ五輪・レスリング・グレコローマン59kg級銀メダリスト)
個人的に勝敗がついた瞬間に声が出てしまった試合。
連勝を続ける太田忍だが、筆者は名古屋の公武堂ファイトで試合をして初代DEEPフライ級王者になった元谷友貴選手に思い入れが深い。
今回は太田がリベンジするのではとの予想が多かったのは事実だが、結果やっぱり元谷は強かった。
特に最後に久しぶりの元谷マジックが炸裂したのは嬉しかった。
2R元谷流血! どうなる勝敗の行方? そして3R4分過ぎに片手の・・・