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9月22日（現地時間）にメキシコ合衆国メキシコシティでエル・イホ・デル・サント引退ツアー『トド・ポル・エル・トド』が開催された。
今大会は、レジェンドの中のレジェンドであるエル・イホ・デル・サントの引退ツアーとして行われた。メインは、ルレタ・デ・ムエルテという、タッグマッチで負けたチームが次も試合をする逆トーナメントで、最後まで負け残ったチームの二人が決勝でコントラマッチ（覆面か髪の毛を賭けて戦う）を行うという過激なトーナメントだ。最後はチームメイト同士が対戦する為、普段からタッグを組んでいる者ではなく、むしろ抗争相手と組む事になる。サントの力で、参戦選手が異常に豪華で、レジェンドやレジェンドの息子、親族がずらりと勢ぞろいした。そんな中、サントはルードの重鎮フェルサ・ゲレーラと組み、サントと長年抗争をしているL.A.パーク、ドクトル・ワグナーJr.と対戦。しかし、L.A.パークがサントとゲレーラを同士討ちさせ、そこでワグナーJr.がサントを丸め込んでフォール勝ち。続いて、L.A.パークがサントの目の前で掟破りのカバージョ（※キャメルクラッチ、サント一族の必殺技）をゲレーラに極めて勝利。サント組は負けて二回戦に出る事になった。
二回戦の相手はイホ・デル・フィッシュマン、マスカラ・サグラーダと大物の息子と大物との対戦となったが、ここでフィッシュマンがサントに覆面を脱がされたと嘘のアピール。これをレフェリーが信じてしまい、サントは激しく抗議するも認められず、なんとサント組が反則負けで敗れるという結果となった。
そして遂に準決勝、ここで負ければ、メインで覆面剥ぎマッチをしなければならないサントだが、組んでいるパートナーはこれまた大物ゲレーラなので、どちらが覆面を脱いでも、大変な事になってしまう。そんな中、決勝の対戦相手は、イホ・デル・マスカラ・アニョ・ドスミル、ライマンとなった。ドスミルはあのダイナマイト兄弟のドスミルの息子であり、ライマンはこれまた超大物ラヨ・デ・ハリスコJr.の息子だ。レジェンドの息子チームとの対戦となったが、今回は連携技も決まったサント組。最後はゲレーラがドスミルにジャベを極め勝利すると、サントが必殺のカバージョを極めて勝利。なんとか勝ち抜けでサントの覆面は守られた。
決勝でのマスカラ・コントラ・カベジェラでは、ドスミルがライマンにパイルドライバーを決めフォール勝ちして勝利。ドスミルは覆面を守り、ライマンはリング上で丸坊主となった。その最中に、ドスミルとゲレーラ、そして謎の覆面レスラーが乱入してサントを襲った。そこで救出に駆け付けたのは、エル・イホ・デル・サントJr.だった。謎の覆面はかつてサントに覆面を剥がされたアンヘル・ブランコJr.だったが、邪魔者をサント親子が追放して大団円。最後はサントが強さを見せつけた。
■ エル・イホ・デル・サント引退ツアー『トド・ポル・エル・トド』
日時：2024年9月27日（現地時間・放送日）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ
＜ルレタ・デ・ムエルテ決勝マスカラ・コントラ・カベジェラ＞※敗者、覆面剥ぎor髪切りマッチ
○イホ・デル・マスカラ・アニョ・ドスミル
1-0
●ライマン
＜ルレタ・デ・ムエルテ準決勝＞※この試合で負けたチームの二人がコントラマッチを行う
○エル・イホ・デル・サント、フェルサ・ゲレーラ
1-0
●イホ・デル・マスカラ・アニョ・ドスミル、ライマン
＜ルレタ・デ・ムエルテ二回戦＞
●イホ・デル・フィッシュマン、マスカラ・サグラーダ
1-0
○エル・イホ・デル・サント、フェルサ・ゲレーラ
＜ルレタ・デ・ムエルテ二回戦＞
○シクロン・ラミレスJr.、ミステリオッソJr.
1-0
●イホ・デル・マスカラ・アニョ・ドスミル、ライマン
＜ルレタ・デ・ムエルテ一回戦＞
○カネックJr.、スペル・ノヴァ
1-0
●イホ・デル・フィッシュマン、マスカラ・サグラーダ
＜ルレタ・デ・ムエルテ一回戦＞
○L.A.パーク、ドクトル・ワグナーJr.
1-0
●エル・イホ・デル・サント、フェルサ・ゲレーラ
＜ルレタ・デ・ムエルテ一回戦＞
○シンタ・デ・オロ、ボビー・リーJr.
1-0
●イホ・デル・マスカラ・アニョ・ドスミル、ライマン
＜ルレタ・デ・ムエルテ一回戦＞
○ソラール1号、エル・テハノJr.
1-0
●シクロン・ラミレスJr.、ミステリオッソJr.
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