「練習しなくても大丈夫」大田原パパ毒舌全開!BLADE大田区大会いよいよ明日!

「(決勝で当たったら)4割の力で那須川と闘わせる」

 明日8月1日(土)、大田区総合体育会館で開催の『BLADE.2 JAPAC CUP -55KG』に向け、一回戦で村越優汰(第5代RISEバンタム級王者)と対戦するユウ・ウォーワンチャイの父、大田原光俊氏が次々と爆弾を投下した!

8・1『BLADE.2 JAPAC CUP -55KG』大田区総合体育会館全対戦カード試合順発表

 8月1日、『BLADE.2 JAPAN CUP 2015-55㎏』に出場するユウ・ウォーワンチャイの父・大田原(おおたはら)光俊氏の毒舌が話題になっている。

1000%勝てる、父親が語る!!

ムエタイ戦士・ユウ・ウォーワンチャイ 大田原パパ登場!

『BLADE.2インタビュー・ユウ・ウォーワンチャイ』

「1000%勝てる」など光俊氏の発言が中心となって構成されたユウのPVの再生回数はアップされてから1週間で1500回に到達しようとしている。

 先日行なわれた公開練習でも、光俊氏の毒舌は絶好調だった。巷では那須川天心選手が大会の主役と見る人が多いと水を向けると、彼は決勝で当たった場合はかわいそうなので4割くらいの力でやってやりますよと言ってのけた。

「友亮(ユウの本名)が5割の力を出してしまうと壊れてしまう。那須川は先のある子なので。ウチの子はもう先がないので壊れてもいいけどかわいそうだと思ってね」

 一回戦でユウと激突する村越優汰の必殺技・三日月蹴りについて聞いてみても、光俊氏は舌好調だった。

「友亮は頭が良くないから、半月板蹴りとか言うんだよね(笑)。半月板を折ってしまうのかってね。でも、相手もちゃんとルールは読んできてほしい。後ろを向いたり、自ら倒れ込んだら減点の対象になる」

 ユウも半月板蹴りは当たらないと明言した。

「練習しなくても大丈夫。日本人が放つどんな変な蹴りよりタイ人の蹴りの方が効く」

 以前、ムエタイルールの試合で相手側のセコンドがユウに対して「コイツはムエタイができないぞ」と野次ったことがあったという。光俊氏はその瞬間、友亮の気持ちにスイッチが入ったと証言した。

「同時にお父さんのスイッチも入ってしまうんですけどね(笑)。向こうが正規軍で来るなら、こっちは完全に悪役で。今回だって1 VS 7のつもりでやっていますからね」

 自らヒール役を買って出る?

「正真正銘のヒールでしょう。だってほかにヒールがいますか? いないでしょう? 8月1日は那須川祭りから大田原祭りに変えます。欲しいものがあるので稼がせてもらいますよ」

 光俊氏はPVがアップされた時点で直接自分にクレームがあるくらいの方がいいという持論を展開した。「UFCだって大会前はあおりにあおっているじゃないですか。亀田親子だってそうだった。そうすることで世間は那須川を応援する。それが本当の那須川祭り。みんなが大田原に負けろ負けろと思っているところで、那須川がバックキックか何かでダウンを奪って勝つ姿を日本人は求めている」

 典型的な親馬鹿そうに見えて、実は俯瞰(ふかん)して物事を捉えている。世の中が求めているものと自分が求めているものが必ずしも一致しないこともわかっている。どうやら一筋縄ではいかないタイプのようだ。

 村越戦ではパンチで行くかどうかという話題になった時のことだ。ユウは自分はパンチが下手だけど、出してみようかと思っていると発言すると、光俊さんは爆弾を投下した。「実はコイツ、怪物といわれる井上(尚弥)にアマチュア時代に勝っているんですよ」

──本当ですか!

「不戦勝ですけどね。でも、勝ちは勝ちでしょう(笑)。もともと友亮はボクシング、新空手、ムエタイ、空手、総合格闘技、キックボクシングと6種類のスポーツをやらせていた。おかげでゴールデンウィークなんか、毎日試合でしたよ。中でもお金になると思って、ボクシングは結構本気でやらせていた。でも、友亮は本当にボクシングが下手だし、所属するジムが連盟に加盟していないと勝てない」

 公開練習の時、ユウは日本人が相手だったら練習しなくても勝てると発言していたが、数日後あれはあおりで実は過去最高に練習していると打ち明けた。光俊氏は言う。

「今回の試合から文句は言わないし、負けたら素直に引き下がる。ダウンをスリップと言われても文句はいいませんよ。なぜかというと、こんな大きな大会に出させてもらったという感謝の気持ちがあるから。本当にだったらこんな大きな大会に友亮のようなフリーの選手は出させてもらえませんからね」

 どこまで本気で、どこまでリップサービスなのか。そのボーダーラインは最後まで見えなかったが、格闘技の世界は結果が全て。8月1日になったら、その答えは自ずと出る。

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