(C)全日本プロレス
2024年9月19日、全日本プロレスの「王道トーナメント」準決勝進出者が決定し、注目の試合が相次いだ。このトーナメントは、プロレスファンにとって一年のハイライトの一つであり、今回もドラマチックな展開が見られた。4強に残った選手たちは、それぞれの試合で全力を尽くし、次のステージへと駒を進めた。
斉藤レイは、世界タッグ王者としてのプライドを胸に、準々決勝でサイラスを相手に熱戦を繰り広げた。序盤から互いに一歩も引かない激しい肉弾戦が展開され、場外戦でも激しくやりあった。特に、首を掴み合いながらの「ドン・フライ対高山状態」の殴り合いはファンの目を釘付けにした。最終的に斉藤がアイスバインを炸裂させて勝利し、準決勝進出を決めた。
宮原健斗はジョエル・レッドマンを相手に、頭脳戦と力のぶつかり合いを見せた。試合後半、シャットダウンスープレックスを狙った宮原だが、レッドマンの巧みな返しにあい、激しい攻防が続いた。それでも宮原は最後に回転エビ固めで押さえ込み、勝利を収めた。試合後のインタビューでは、「春と秋を制することができるのは俺しかいない!」と自己陶酔的に語り、今春のチャンピオン・カーニバルに続く優勝を目指すと宣言した。
一方、綾部蓮はデイビーボーイ・スミスJr.との試合で、圧倒的なパワーを見せつけた。試合の序盤から終盤まで、デスルーレットを駆使し、相手を圧倒。最終的に片エビ固めで勝利を収め、準決勝進出を果たした。
本田竜輝は、激しい打撃と投げ技の応酬を繰り広げ、田村男児に挑んだ。特に、エプロンでのデスバレーボムなど危険な場面もあったが、終盤には本田がファイナルベントで勝利を決めた。試合後のリング上では、4強が一堂に会し、火花を散らしたが、本田が「俺のミュージックをかけて!」と叫び、話題の「ホンダンス」で大会を締めくくった。
全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・青柳優馬もこのトーナメントに関心を寄せており、宮原健斗にエールを送る一方で、冷静に分析すると斉藤レイが優勝する可能性が高いと予想した。さらに青柳は、自身が8大会連続1回戦敗退という屈辱を踏まえ、「逆王道トーナメント」を提案。1回戦敗退者同士で戦い、最終的に負け残った選手が「優勝者」として罰を受けるというユニークなアイデアを語った。
これらの試合を通じて、王道トーナメントはますます盛り上がりを見せ、9月22日の決勝戦ではどの選手が栄冠を手にするのか、注目が集まる。
■「第11回 王道トーナメント」【2回戦】
日時:2024年9月19日
会場:東京・新木場1stRING大会
<王道トーナメント 2回戦 メインイベント>
○本田竜輝
25分23秒 ファイナルベント→片エビ固め
●田村男児
<王道トーナメント 2回戦>
○宮原健斗
14分29秒 エビ固め
●ジョエル・レッドマン
<王道トーナメント 2回戦>
○綾部蓮
15分57秒 デスルーレット→片エビ固め
●デイビーボーイ・スミスJr.
<王道トーナメント 2回戦>
○斉藤レイ
10分51秒 アイスバイン→体固め
●サイラス
<タッグマッチ>
○安齊勇馬、ライジングHAYATO
10分36秒 ギムレット→片エビ固め
●青柳優馬、井上凌
<8人タッグマッチ>
○斉藤ジュン、芦野祥太郎、鈴木秀樹、MUSASHI
9分37秒 ジャックハマー→片エビ固め
●大森北斗、羆嵐、佐藤光留、宮本裕向
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ついにベスト4が出揃う!!!
9.22後楽園で"秋"を制するものが決まる!!!
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— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) September 20, 2024
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