[ファイトクラブ]たむロード前進‼ TストームIWGP照準…butスターダム不安と不満

[ファイトクラブ公開] [週刊ファイト9月26日号]収録

▼たむロード前進‼ TストームIWGP照準…butスターダム不安と不満
・5★GP全敗の中野たむが全勝の舞華に勝利
・なつぽい葉月相手にワンダー初防衛
・テクラ、タオルで謎のアピール
・岩谷麻優のIWGPにトニーストームからの挑戦状
・悲しいかな毎度ながら少なすぎる観客
・タイトル戦などビッグマッチが一気に減った大会
・HANAKO、さくらあや急成長!
・安直すぎるたむロードに残念


たむロード前進‼ TストームIWGP照準…butスターダム不安と不満

■ STARDOM NAMBA GRAND FIGHT 2024
日時:2024年9月14日(土)
場所:エディオンアリーナ大阪・第1競技場(大阪府立体育会館)
観衆:1407人


 今年2回目の府立第1(エディオンアリーナ)のビッグマッチ開催となった。今年2月の同会場では、ロッシー小川解任事件があり、そこからの7か月ぶり!
 まずは、試合結果をご覧頂きましょう。
 
■ 試合結果
 <第0試合 15分1本勝負>
○ジーナ
 8分6秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●梨杏

<第1試合 30分1本勝負>
○上谷沙弥
 10分58秒 逆さ押さえ込み
●白川未奈

<第2試合 20分1本勝負>
月山和香
○HANAKO
 8分3秒 白鷺
●妃南
八神蘭奈

<第3試合 20分1本勝負>
安納サオリ
水森由菜
○さくらあや
玖麗さや
 11分56秒 変形三角締め
刀羅ナツコ
●吏南
琉悪夏
稲葉あずさ

<第4試合 20分1本勝負>
スターライト・キッド
星来芽依
○狐伯
 8分41秒 直伝WアームT⇒片エビ固め
コグマ
飯田沙耶
●向後桃

<第5試合 20分1本勝負>
渡辺桃
○小波
テクラ
 12分4秒バズソーキック⇒片エビ固め
朱里
●鹿島沙希
レディ・C

<第6試合 30分1本勝負>
○鈴季すず
 13分10秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●稲葉ともか

<第7試合 30分1本勝負>
岩谷麻優
○羽南
 14分23秒 バックドロップ・ホールド
AZM
●天咲光由

<第8試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
<王者>
○なつぽい
 19分8秒 フェアリーマジック 
●葉月
<挑戦者>
※第23代王者が初防衛に成功

<第9試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
<王者>
○中野たむ
 22分32秒 トワイライトドリーム
●舞華
<挑戦者>
※第19代王者が初防衛に成功 

 今回は、いつもと角度を変えた書き方をしていこうかなと思います。
あまり、試合の流れはいつもほど触れずに、観客目線で感じたままを書いていきます!

 まずは、試合開始30分前に第0試合が行われた。この段階で「1000人もおらんやろ?」と思えるほど寂しい入り。観客数ついては、またあとで深掘りします。
 ジーナと梨杏が対戦。ジーナは貫禄十分。まだ19歳の梨杏に胸を貸す。実際は、まだジーナも27歳なんだけど、なんか親子くらいの差を感じる。梨杏を旋回式サイドスラムで回している時、笑顔だったくらいの余裕。
 最後は、ジャーマンだったけど、試合後梨杏に肩を貸し花道を一緒に歩く。そしてバックステージでは、ジーナが「ようこそEXVへ! ガンバレ!」と伝えたので、梨杏はこのままEXV入りなのか?

 そのまま、15分ほど休憩。その間、エリアに用意された空席は少しずつ埋まっていた。
 そして、13時ジャストに始まり、対戦カード案内後、第1試合が始まる。いきなり闇落ち上谷沙弥と海外帰りの白川未奈の贅沢なカード。最初に会場を温めるには、GOODマッチだ。

 キャラ変した上谷には賛否あるが、記者はうまく化けたなと思う。ビジュアル的にもTHE悪人ってより小悪魔的なほうが、元々の持っているものを生かせるだろうし、実際Tシャツも完売したりと人気は以前より上がったのではないか? 
 最後も、ロープに脚をかけてフォールする古典的なこずるい勝ち方(笑)。でも、上谷ののらりくらりでニコニコしてるのと、白川の鋭い目つきが真逆でインパクトはあった。以前、白川の顔面を破壊した因縁もあるし、これは2人の闘いの第2章であり、今回単発ではなく次の展開に繋がる一戦だろう。

 第2試合は、何と言っても一皮むけたHANAKOでしょう!
 1か月という短期間ではあるけど、色々学んできたようだ! 会社からチャンスは貰っても、それに応えていけないとそのまま埋もれてしまう。そんな選手、男女問わず多いもんね。
 帰国後の試合は、タッグながら全部HANAKO自身が白鷺(スタンディング式三角絞め)で勝利。勢いが止まらない! しかもその相手は水森由菜、飯田沙耶、妃南と先輩なのだ。その結果を無駄にしないようにして欲しい。
 彼女も、ある意味キャラ変やと思う。衣装もカッコ良くなったし、頑張ってる感は多少あるものの、発言にしても自信がすごくついたなと感じる(関西弁の選手増えるのは個人的には嬉しい)。
髪の毛も1か月で20cm以上伸びたしね(笑)。でも、こっちのほうが大人っぽいし似合ってるからいい。
 そういや、現役日本人女子選手最高身長(181cm)ってなってるけど、逆に過去彼女より大きな選手いたのかなぁ? ジャンボ堀、マッハ文朱の180cmしか思いつかないけど…。
 でも、この体は絶対的な武器! 近い将来、トップ戦線に食い込んでくるでしょう! 

 第3試合は、8人タッグマッチ。H.A.T.Eに稲葉あずさが入ってると思ったら、知らん間に加入してたんですね。相手は、安納サオリ率いるコズエン。でも、結局安納は乱闘には加わっていたものの、正式にタッチしてリングに1度も上がる事なく試合は終わったけど(笑)。
 注目は勝ったのが、さくらあや。しかも、NEW BLOOD王者の吏南からギブアップを奪った。
 吏南には、9月8日にも勝っており、これでベルト挑戦権も間近だろう(その後9月29日のNEW BLOOD大会で正式に挑戦決定)
 ジュリアら5名抜けた穴埋めにも、新人の底上げは必要だろう。

 第4試合は、NEO GENESISとSTARSの6人タッグ。NEO GENESISには、同世代の狐伯(WAVE)が加わる。いきなり、クマコールとトラコールの煽り合いからスタート。何れにしろ、みんな楽しそう! それに尽きる。若いっていいなぁ(笑)。
 試合は、ゲストの狐伯が持っていく。直伝WアームTで、向後を仕留めた。

 5試合目は、H.A.T.EとGod’s Eyeの6人タッグ。試合は混乱の中、鹿島沙希の起死回生が決まったが、レフェリー不在で幻となった。そして最後は小波のバズソーキックに鹿島が撃沈。しかし、小波と朱里の因縁もあり、朱里&鹿島でのゴッデスへの挑戦を朱里がアピール。こちらも、9月28日の後楽園大会で挑戦する事がのちに決定。
 その前の19日、22日、23日と前哨戦があるので、タイトル戦まで激しい闘いが続きそうだ。朱里組奪取か?!

 第6試合は、鈴季すずと稲葉ともかの同世代対決。最後は、ジャーマン・スープレックス・ホールドで鈴季の勝利。これで2人のシングルは、通算2勝1敗1分けで、鈴季が勝ち越した。
 バックステージでともかが、同世代ユニットNEO GENESISには興味があると言いつつ、私は朱里さんのもとで強くなる! とGod’s Eye続投を宣言。

 7試合目。IWGP女子に挑戦し岩谷超えを目指しているAZM。まだ確定ではないんだけど、もう前哨戦みたいな試合。
 試合はパートナー同士で決着。羽南が天咲をハイアングルのジャーマンで仕留めた。
 試合後、AZMにベルトを掲げる岩谷。マイクを通さず、語り合う2人。握手をしようとした時、ビジョンに突然トニー・ストームが映され岩谷のIWGP女子に挑戦表明。
 いつ何時、誰の挑戦でも受けるという岩谷だけど、それなら順番から行くとAZMやろと思いつつ(笑)、10月5日名古屋の地でトニーの挑戦を退け、改めてAZMの挑戦も受ける形か?
 5★GPの神戸大会で岩谷から勝利したAZM。そこからベルト挑戦を口にし出した。そして、また関西の地で挑戦のフリがあったので、来月名古屋で岩谷が防衛し、11月17日の新日本との合同興行は大阪府立なので、ここで行われる・・・のでは? と勝手に記者は読んでいる(笑)。

 いやぁ、改めて試合数多いなぁ(笑)。やっとセミ! 
 なつぽいが挑戦者決定戦を勝った葉月とワンダー初防衛戦。中野たむの〝たむロード″に対抗してか、なつぽいは「ベビーホワイトストーリー」を掲げ激闘の末、葉月を下した。最後は両者涙で終え、第1話が終了という事だ。

 試合後、テクラが手を叩きながら登場。何か耳打ちをしてなつぽいの首にH.A.T.Eのタオルをかけて去っていった。
 なつぽい「何だったの?」と呆然としたが最後まで意味不明のままだった。

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