SD現地放送局移行初回!ローマン・レインズ共闘コディ・ローズ実現?

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■ WWE SmackDown
日時:9月13日(現地時間)
会場:米ワシントン州シアトル クライメット・プレッジ・アリーナ

 2024年9月13日放送のWWEスマックダウンは、シアトルで開催され、現地では地上波FOXからUSAネットワークに移行する初回だったこともあり多くの話題を生んだ。今回の放送は、やはり総責任者のトリプルHの挨拶から始まり、最初の30分間はCMナシだと気合を入れていることを宣言。ケージマッチを含む注目の試合が行われ、さらには次回のPLEイベント『バッドブラッド』への伏線が張られた。

 放送局が変わったこともあり、メインイベントが第1試合である。統一WWE王者のコディ・ローズがソロ・シコアとケージマッチで対戦した。この試合は、両者の激しい攻防が見られ、コディは序盤から積極的に攻め、シコアも力強い技で対抗。試合中盤にはコディが顔面からハードウェイで流血する場面もあったが、最終的にコディがトップロープからのクロスボディでシコアを圧倒し、必殺技クロスローズを決めて勝利した。

 しかし、試合後に「ザ・ブラッドライン」のメンバーが乱入し、コディを襲撃。ファトゥが金網頂上から飛ぼうとしたその時、ローマン・レインズが登場し、ブラッドラインのメンバーを撃退する。結果的に、コディとレインズが共闘する形となり、ファンを大いに沸かせた。

 試合後、ブラッドラインのシコアとジェイコブ・ファトゥが、次回のビッグイベント『バッドブラッド』でコディ&レインズとのタッグマッチを要求。しかし、コディはレインズとの抗争はすでに終わったとして、一度はタッグ結成を拒否する姿勢を見せた。

 一方、レインズはリング上で「これは俺のショーだ。俺のWWEだ」と宣言し、コディとの舌戦を繰り広げるも、最終的には契約書にサイン。これにより、コディとレインズがシコア&ファトゥと対戦することが決定したが、2人が本当に共闘できるかはまだ疑問が残る。

 その他、注目の試合としては、オーエンズとオートンの強力タッグが、グレイソン・ウォーラー&オースティン・セオリーを相手に圧倒的な勝利を収めた。
ミチンが強敵ニーヴンに勝利したが、試合後にチェルシー・グリーンからの襲撃を受け、混乱が続く。

 全体を通じて、9月13日のスマックダウンは多くのドラマを生み出し、『バッドブラッド』に向けての期待を一層高める結果となった。