TNAハーディーズ完勝ザ・システムJヘンドリー抗争Jアレキサンダー

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 9月12日(現地時間・放送日)に『TNA iMPACT!』が放送された。
 今放送のメインでは、TNA復帰したレジェンドであるハーディーズ(マット & ジェフ・ハーディー)はヒール軍団ザ・システム (ブライアン・マイヤーズ & エディ・エドワーズ) と対戦した。ハーディーズはTNA世界タッグ王座奪還を狙っており、前王者であるザ・システムに勝利して、弾みをつけたいところだ。逆にザ・システムは前王者の権利として、現王者ABC(クリス・ベイ & エース・オースチン)への挑戦が決定しており、この試合で敗れると、王座挑戦前に赤っ恥をかかされる事になる。
 試合は、まずハーディーズが大暴れするも、ザ・システムがヒールらしく老獪なテクニック、二人がかりの攻撃でペースを取り戻していった。しかし、最後はハーディーズの怒りが爆発。まずコーナーからのツイスト・オブ・フェイトをマットがマイヤーズに決めて戦線離脱させると、ジェフとマットがツイスト・オブ・フェイトの競演をエドワーズに決め、最後はジェフが必殺のスワントーンボム。これでエドワーズがフォールを奪ったハーディーズが完勝した。観客は大喜びで、ザ・システムは王座戦リマッチの前に完敗を喫するという無様を晒した形になった。

 現在、ジョシュ・アレキサンダーと因縁が生まれ、直接対決が決定するジョー・ヘンドリーがリングでアピールした。アレキサンダーはTNA絶対エースだったが、ヘンドリーがファンから支持を受けるようになった事に不満を抱き、ヒール(悪役)転向し、ヘンドリーを襲うようになったのだった。ヘンドリーはこれに対し、アレキサンダーをバカにするミュージックビデオを作成して公開、(同じレスリング出身の)カート・アングルになる事を願っている(が、レスリングでも金メダリスト、プロレスラーとしても超一流のアングルに比べアレキサンダーは格が違う)事を茶化したのだった。
 これに二階席から眺めていたアレキサンダーは激怒。更にヘンドリーは観客のボードにアレキサンダーは「歩くウインナー(※アレキサンダーのニックネームは歩く兵器=Walking Weaponなので、Weaponをウインナー=Wienerに変えた英語の言葉遊び)」とあったのを見つけ、観客に「歩くウインナー」だとコールさせる。アレキサンダーは怒り狂い、直接対決で完膚なきまでに叩き潰し、本物のプロレスラーの力を見せると宣言。これに対し、ヘンドリーは必ず自分が勝利するし、観客もそれを信じているアピール。両者の対決も待ったなしだ。

 怪物PCOの恋人ステフ・デ・ランダーに付きまとうマット・カルドナは、自分とタッグを組まないと、オーストラリアに送り返すと脅迫した。しかし、そこにPCOが救出に現れ、襲い掛かるカルドナをとらえて、逆にチョークスラム。この三角関係の抗争もまだまだ激化しそうだ。但し、ステフは首の手術が必要になったとの情報が伝わってきている。

■ TNA iMPACT!
日時:2024年9月12日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ衆国 TVテーピング

<タッグマッチ>
○ハーディーズ(マット & ジェフ・ハーディー)
 ピンフォール
●ザ・システム (ブライアン・マイヤーズ & エディ・エドワーズ)

<シングルマッチ>
○アッシュ・バイ・エレガンス
 ピンフォール
●シア・ブルックサイド

<タッグマッチ>
○ABC(クリス・ベイ & エース・オースチン)
 ピンフォール
●ファースト・クラス (リッチ・スワン & AJ フランシス)

<シングルマッチ>
○ヘザー・レックレス
 ピンフォール
●ジゼル・ショウ

<シングルマッチ>
○スティーブ・マクリン
 ピンフォール
●ハマーストーン