(C)K-1
2024年8月24日、ブラジル・ブラジリアで『K-1 WORLD GP 2024 in BRASILIA』の南米予選大会が開催された。この大会は、2006年以来18年ぶりにブラジルで行われたK-1公認のイベントで、ブラジル連邦共和国スポーツ庁の協賛を得て、これまでにない規模で実施された。
この予選大会の優勝者には、12月14日に東京・代々木第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2024 in Tokyo」の決勝トーナメントへの出場権が与えられる。この決勝トーナメントは、8名のオープンウェイト選手が一日で競い合う形式であり、世界最終予選の位置づけである。
大会の決勝戦では、アリエル・マチャドがジョニー・クレバーと対戦した。元々は、マチャドが準決勝でグト・イノセンテを、アンダーソン・ブラドックがウェズリー・コタスをそれぞれ下し、決勝で顔を合わせる予定であった。しかし、ブラドックは準決勝での負傷により決勝に出場できず、代わりにジョニー・クレバーがマチャドとの対戦相手となった。
決勝戦は、マチャドとクレバーの一進一退の攻防で始まった。第1ラウンドでは、クレバーが積極的にジャブとローキックを仕掛け、マチャドはカーフキックで対抗した。クレバーは左右のフックを振るいながら前進し、マチャドもフックを狙い続けた。第2ラウンドでは、マチャドがカーフキックでクレバーを崩し、その後ボディや顔面へのパンチでプレッシャーをかけた。
試合の決め手となったのは第3ラウンドでの出来事だった。マチャドはカーフキックでクレバーを倒し、さらに左フックで二度目のダウンを奪った。最後はカーフキックでクレバーを再度倒し、KO勝ちを収めた。
この勝利により、アリエル・マチャドは12月14日に東京で開催される『K-1 WORLD GP 2024 in Tokyo』の決勝トーナメントへの出場権を獲得した。マチャドの試合内容は、彼の強力な打撃と冷静な戦略が光るものであり、決勝トーナメントでも注目される選手となるだろう。
■ K-1 WORLD GP 2024 in BRASILIA
日時:2024年8月27日(現地時間)
会場:ブラジル連邦共和国ブラジリア
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント決勝>
○アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)
3R2分09秒 KO
●ジョニー・クレバー(ブラジル)
※アンデルソン・ブラドック負傷欠場のため代役出場
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント準決勝第2試合>
○アンデルソン・ブラドック(ブラジル)
判定
●ウェズレイ・コタス(ブラジル)
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント準決勝第1試合>
○アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)
判定
●グート・イノセンテ(ブラジル)
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント・一回戦(4)>
○アンデルソン・ブラドック(ブラジル)
判定
●ジョニー・クレバー(ブラジル)
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント・一回戦(3)>
○ウェズレイ・コタス(ブラジル)
判定
●ハイメ・モライス(ブラジル)
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント・一回戦(2)>
○グート・イノセンテ(ブラジル)
1R1分18秒 KO
●ジェファーソン・サルビアーノ(ブラジル)
<K-1 WORLD GP 2024無差別級南米予選トーナメント・一回戦(1)>
○アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)
2R1分21秒 KO
●アブネル・フェレイラ(ブラジル)