[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト8月15-22日号]収録
▼頂点サマースラム集大成 グンサーLAブロンB戴冠ローマン復帰Cody
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タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・見出しアメプロ頂点が2年連続!トリプロH「陣容は今が最高」自画自賛
・リブ・モーガン防衛リア・リプリー親父のみならずマミーも裏切るドミニク
・フットボール・スタジアム満杯客の前ブロン・ブレイカー大破サミ・ゼイン
・ローガン・ポール共同創業ドリンクPRIME提供サマスラLA騎士に寝る
・ベイリー政権交代!駆けてきたティファニー殴りナイア・ジャックス万歳
・おもちゃブレスレット因縁ドリュー・マッキンタイアCMパンクSロリンズ
・プロレスと最も近いパリ五輪アーティスティックスイミングと国際情勢
・Judgement Dayフィン・ベイラー裏切りダミアン・プリースト陥落グンサー
・欧州本格派The Ring General世界ヘビー級王座とアメプロ黄金期新章
・ラッパー巨漢ジェリー・ロールに客はムーンサルト要求Aセオリー沈む
・Bloodline戦Codyソロ・シコア OTCオリジナル・トライバル・チーフ帰還
■ WWE SummerSlam 2024
日時:8月3日(現地時間)
会場:米オハイオ州クリーブランド クリーブランド・ブラウンズ・スタジアム
観衆:57,791人(主催者発表)
見出しアメプロ頂点が2年連続!トリプロH「陣容は今が最高」自画自賛
’23年08月17日飯伏幸太Gleat両国 アメプロ頂SummerSlam 大阪2連戦G1船橋アリーナ
―― 諸般の事情でサイトへのアップが大幅に遅れたことお詫びします。まぁ、結果は本誌の有料箇所に匂わせてきた通り。いわゆる集大成の大会ですから、「これでいいのだ」ですよね?
オフレコ 結果にはなんの驚きもない・・・と言いたいんだが、ベイリーから女子王座ナイア・ジャックスが戴冠は、そうなってティファニー・ストラットンがMITBの権利を行使してフォールと踏んでたんで、これは外した。
―― 走っては来たんですけどね。場外に落とされてCash Inが認められないまま、あの巨大なケツをドスンと落として1,2,3でした。
オフレコ どっちが勝った、負けたを知りたいなら、どうかアチコチに出てるから、安易な結果速報でどうぞ。
―― 我々は他媒体とは異なる深く濃い分析が売りになるんで、焦って早く出すこともないとなりますから。
オフレコ ナイア・ジャックスを一旦、繋ぎ王者にするんやろう。なにしろナイアにしたら、それでもこれまでで一番長いんじゃないかとも思える12分30秒の尺だったけど・・・。MITBのロジックとしては20-30分の大激闘でヘトヘトになったところで、ブリーフケース持って走ってくるという定番やから、本来のパターンに合わないと判断されたのかも。
―― あと、いったん解雇にして、AEWが興味を示すタイプとは思えないからその間、インディに出ることもなく、金額下げての復帰に合意で戻って来ました。なので、一度は巻かせるとかの約束があったのかも。
オフレコ もう1つの関心は、サモア系なんでBloodlineなのか、関係なくいくのかは以前から指摘されてきたことだけど、ローマン・レインズ復帰でどうなることやら。
―― ハウスショーとはいえ、王者ベイリーvs.里村明衣子が見れたのは日本だけだったという、特典ボーナスの話に繋がりますね。
▼盟主WWE日本公演orさすがパリ五輪か?Synchronicity共時性考察
オフレコ いずれにせよ、アメプロ黄金期の頂点をフットボール・スタジアムの満員の大観衆からも見せつける、大成功のサマースラムだったことは間違いない。実際、トリプルHが総括で、「これほどWWEのルースターが充実していることはなかった。今が最高!」と自画自賛した。
―― しかし、「アメプロ頂点」の見出しは、2023年の号にも使ってるんですけど。
オフレコ そうだっけ? まぁ昨年がピークではなく、2024年はさらに活況ということやろう。
リブ・モーガン防衛リア・リプリー親父のみならずマミーも裏切るドミニク
<第1試合 女子世界王座戦>
[王者]○リブ・モーガン
15分55秒 オブリビオン
[挑戦者]●リア・リプリー w/ドミニク
―― さて、ドミニクの裏切りと、リブ・モーガンの防衛です。我々は完全に読めていた展開ですが、先週号で「小波、上谷沙弥のヒールターン プロレス見るのを止める契機にまで?」項で指摘したように、カジュアル・ファンが【脱・プロレス】になってしまうリスクへの懸念はあるんでしょうか?
オフレコ ないと思う。日本で思われている概念と異なり、実際はアメプロの方が大人のファンが多いから。
―― もちろん、裏切りの場面で「えええ!」とのリアクションにはなるんですけど、それもまたお約束のようなモンであって・・・。
オフレコ 試合展開は、復帰したリア・リプリーがまた肩を外してという、スタジアムの天井桟敷席にも届くように進行していく。
―― その肩を実況席の角にぶつけて、それで元に戻すというスーパーウーマンのマミーにしか出来ない荒業やってました。念のため、演技なんですけど、大会場でこのセールをやれる選手は一流ということです。
オフレコ なんでWWE日本ツアー総括で、リブ・モーガン、リブ・モーガンと強調したのか、結果はご存知の通り「ほらね!」なんであって・・・。
―― 先の読みでは圧倒的に世界No.1を自信をもって証明可能ですけね。活字に残してますから。
オフレコ まぁ、怪我からのリング復帰でいきなり王座奪還の勝利じゃ、ロジックに合わないというのは、CMパンクvs.ドリュー・マッキンタイヤでも繰り返されるんだけど、このカードに関してはそれだけじゃない。なんといっても悪のドムが三角関係でRAWのストーリーを延々と引っ張ってきたんだから、嫌われ者ヒール役だけど、ここは誉めるべきかもな。
―― ドムは早くも結婚したし、リア・リプリーはAEWのバディー・マシューズと結婚しているけどマミーじゃないしと、こちらは元からリアルとは関係ないお芝居なんですが、映画と同じでお茶の間に受けました。
オフレコ 実生活を応用するスキットもあれば、そうでない場合の方が多い。恋愛関係、ましてや三角関係になるスキットは、日本じゃ真似できないアメプロの十八番やな。
―― ユニット間抗争も、実際の仲間かと問われれば「プライベートな親交はない。ビジネス!」が普通なんですけどね。
オフレコ 日本じゃ魔界倶楽部とかはヒット作だけど、スターダムの裏切りは劇は、ついていけないカジュアル・ファンが続出らしいんで、これは先週に続いて別項で掘り下げるしかないな。