[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト8月1日号]収録
▼SwerveらAEW軍、生贄JペリーらElite降参させるBlood&Guts檻戦
(c) AEW 編集部編
■ AEW Dynamite Blood & Guts
日時:7月24日
会場:米テネシー州ナッシュビル ブリッジストーン・アリーナ

本年のBlood & Gutsはテネシー州ナッシュビルから。とうことで、やはりジェフ・ジャレットが出てきてギターで頭叩くサービスだったり、鈴木みのるとクリス・ジェリコの第1試合にはTHE WRESTLERと電光掲示板にもデカく出る柴田勝頼が出てきてと、盛沢山ではあった。
ただ、NXTと同じくやはりメイン、2つのリングを飲み込む巨大な檻が降りて来るBlood & Guts戦から紹介しないことには叱られてしまう。

まずは、ジャングルボーイならぬ、今や”スケープゴート”ジャック・ペリーが花道に現れ、山羊のかぶりもの姿だったのは大笑いか。もう、そのキャラでいくしかないよなぁ。ダービー・アレンとの試合からなんだが、(事前収録セグメントにて)コイントスで先攻、後攻を決めたものの、当然両面同じコインを使ったヤングバックスのズルにより、ニック・ジャクソンが次。つまり、しばらくは2対1になるという案配だ。
続いて#DemBoysマーク・ブリスコ、マシュー・ジャクソン、アクレイムドのアンソニー・ボーエンズ、RAUNMAKER DRIVEの道標を持ち込んだオカダ・カズチカ、マックス・キャスターの順なんだが、渋々Elite軍に加わったハングマン・ペイジは、檻に入ろうとせず、最後のAEW世界王者Swerveストリックランドに外側で手錠を金網にかけてしまう。二人のサイド・ストーリーが進行中ということだ。

前出、ジェフ・ジャレットが鍵を持って出てきて、最後は金網をペンチで切って中に行ったSwerveが、やはり目立つ軸である。檻に入ってからは、いわゆる業界用語クリーン・ザ・ハウスということで、Elite軍を次々になぎ倒す。
AEWの場合、翌日になってから写真の追加があったりするが、現時点で枚数が少ないため”見る本”としてビジュアルにて紹介出来ないのが残念である。最後はダービー・アレンが、檻の内側に手錠で十字に貼り付けにしたギミック通りの”スケープゴート”となったジャック・ペリーに、竹刀でバカバカ、椅子で頭ガツン、さらに赤いガソリン・タンクからの液体(笑)を頭からぶっかけ、「降参しないと火をつける」と脅します。ロープに手錠かけられているマシュー・ジャクソンEVP・・・というか統領が、仕方なく降参を告げる幕切れなのでした。お約束のジュース流血、イチバン大量に流した#DemBoysの写真で、AEW正規軍の勝利としておきます。
オカダは両手に山盛り広げた画鋲を、マックス・キャスターの口に放り込みダブルのスーパーキックとかやってましたけど、正直、この種の試合形式では目だってません。あと、もっとも活躍した凶器はステープラー、日本表記だと業務用のバカでかいホッチキスで、Swerveの背中をブス、ブス皆でやってましたけど、AEWは基本、南部プロレス継承の団体なんでアリなんでしょう。ナッシュビルなんだし・・・。
テレビ番組は、事前収録のウィル・オスプレイと、バックステージ・インタビュアーのスキットからで、恐らくMJFの仕業でタイヤをパンクさせられたオスプレイが、お前の鍵を寄こせとやって、「アンタ、アメリカで車運転したことあるのか?」と突っ込まれながら、駐車場をあとにするという、意味不明のコントから。なにしろAEWは次のテレビ局との金額交渉が大詰めらしくて、あまり知恵を絞った台本が出来なかったのかもだが、やや、「今週のDynamite大丈夫なのか」・・・という懸念からの視聴となりました。それが最後まで続くんだけど。

会場からの生中継セグメント、ヒール全開のMJFからなんだが、「英国人の持っていたインターナショナル・ベルトなんかゴミだ」と、ゴミ箱に捨てる。その昔、メデューサことアランドラ・ブレイズが、チャンピオンのままWCWに出てきてベルトを捨てるスキットの再現に。いや、この場面は、その後、もう4、5回は各団体がやってますけど。
ということで、お披露目したのは星条旗をあしらったアメリカン・ベルトであって、「なんや、ユダヤ人のMJFは、イスラエル寄りのトランプ支持なんかい」と、正直、リアルのブーイングなんですけど。
ナンシー・ペロシ下院議長らは、ネタニヤフ首相の米国議会演説に欠席したんだけどなぁ。英語のニュース番組ばかり見ていたら、こういうスキットを考えるんだろうけど、日本とか海外からの視聴者には、多分???の冒頭セグメントなのでした。


お口直しにクリス・ジェリコのFTW王座戦はいかがでしょうか? といっても、AEW非公認のベルトなんですけど(笑)。チョップが激しく飛び交う鈴木みのる戦ですから許しましょう。
そりゃジェリコがジューダス・エフェクトで勝利なんですが、終わってからみのるがゴッチ式パイルドライバー見舞うし、ジェリコ軍が駆けつけたら、今度は柴田勝頼が駆けつけてと、しかし、公式写真にTHE WRESTLERの雄姿はありませんでした。ということで@K_Shibata2022より
Don't Fear The Reaper pic.twitter.com/g8jWq0F36z
— 柴田勝頼 / Katsuyori Shibata (@K_Shibata2022) July 22, 2024