この度、RISEクリエーション株式会社は主催する大会やイベントの認知度向上を目的として、オフィシャルサポーターに女優として活躍する宮原華音さんが就任することを発表した。
オフィシャルサポーターの宮原さんと共に大会やイベントを盛り上げるために、SNSやYouTubeなどをはじめとした様々な企画を実施していく予定である。
名前/宮原 華音
所属/NRC PROPDUCTION
生年月日/1996年4月8日生
出身地/東京都
身長/170cm
趣味/格闘技観戦
特技/空手
Instagram/ https://www.instagram.com/miyahara_kanon/
X/ https://x.com/miyahara_kanon
TikTok/ https://www.tiktok.com/@kanon_miyahara
15歳で三愛水着イメージガールに選出されデビュー。
小学生から始めた空手では全国大会で優勝するなど輝かしい実績を残す。その高い身体能力を活かしアクション女優として注目を浴びている。RISEでは2022年から2023年までラウンドガールを務め、2023年にはプロ格闘家として後楽園ホールのリングに上がりわずか39秒で対戦相手をリングに沈め話題を集めた。現在「仮面ライダーガッチャード」にレギュラー出演中。
【中村拓己見どころコラム】宮﨑小雪、“世界”への第一関門は元ボクシング世界王者!女子選手たちの熱い戦いに注目
2023年はビョン・ボギョン、ジュムリアット、モンクットペットと海外の強豪たちと戦い、3戦3勝(2KO)という堂々たる結果を残した宮﨑。今年3月のK-1代々木大会では、K-1女子アトム級王者・菅原美優とのRISE×K-1王者対決にも勝利した。
名実ともに女子アトム級の日本最強の位置に就いた宮﨑の次なる野望はRISE女子の世界タイトルを手にすること。現状、RISE女子に世界タイトルは制定されていないため、宮﨑は自らの力で世界王座までの道のりを切り拓いていかなければいけない。
その宮﨑に立ちはだかるサムサンはタイ人初の女子ボクシング世界王者の偉業を達成した元プロボクサー。強烈なボディブローを武器にボクシングでは48戦43勝(25KO)5敗という成績を残した。格闘家としての実績もさることながら、生活費を稼ぐために麻薬密売に手を染め、16歳で逮捕されて刑務所に服役。刑務所内の更生プログラムでボクシングを始めてプロ、そして世界チャンピオンになったという異色の経歴の持ち主でもある。
これまでタイ人と3度対戦している宮﨑だが、いずれもムエタイベースで蹴り主体の選手だった。宮﨑がサムサンのようなボクサー、しかも世界チャンピオンレベルの選手と戦うのは今回が初めて。キャリア史上、最も危険な相手との対戦になったと言っても過言ではない。
宮﨑が目標とするRISE女子の世界タイトル新設のためには、世界各国・様々なバックボーンを持った選手たちを迎え撃ち、勝っていかなければならない。そして自らが世界中から狙われる存在になり、RISE女子アトム級を世界タイトルを争うにふさわしい舞台にする必要がある。今回のサムサン戦はまさにその試金石になる一戦。サムサンに勝つことはもちろん、宮﨑小雪という存在を世界にアピールすることが必要な一戦だ。
そして今大会では宮﨑VSサムサン以外にも、YAYAウィラサクレックvs瑠華、小林穂夏vs風羽、山﨑愛琉vs島田知佳と女子の試合が3試合組まれている。
YAYAはWSRフェアテックスからRISEに参戦するムエタイ戦士。怪我による長期欠場もあり、現在は3連敗と厳しい状況が続いているが、約1年2カ月ぶりのRISEで連敗脱出を目指す。対する瑠華はRISE WESTで実績を積む18歳で、今回がナンバーシリーズには初参戦。実績十分のYAYA相手に爪跡を残せるか?
小林穂夏vs風羽、山﨑愛琉vs島田知佳は宮﨑と同じ女子アトム級の試合だ。
小林は強豪女子選手を多数輩出するNEXT LEVEL渋谷所属。昨年11月にFIGHT CLUBで平岡琴に敗れてプロ初黒星を喫したものの、今年2月のRISE後楽園大会で百花を下し、ランキング上位進出を狙う。対戦相手の風羽はアマチュア時代にシュートボクシングの全国大会を連覇し、2022年5月にRISEでプロデビュー。今回はその時以来のRISE参戦だ。
山﨑VS島田はプロ2戦目の山﨑VSデビュー戦の島田という試合だが、ともにアマチュアでの実績は十分で、ハイレベルな試合が期待される。またこの試合はTEAM TEPPEN(山﨑)VS team VASILEUS(島田)という図式もあり、山﨑には白鳥大珠、島田には武尊&野杁正明がセコンドにつく予定で、リング外からも目が離せないマッチアップだ。
5月大会では小林愛理奈と小林愛三がOFGマッチで壮絶な打ち合いを繰り広げ、RISEでは毎大会で女子選手たちが熱い試合を見せている。今のRISE女子ファイターたちについて、RISE伊藤隆代表は「今、女子選手のレベルが上がっている。アマチュア経験が豊富な選手が増えているので、キャリアが浅くても本当にレベルが高い」と分析。そのうえで「トップ選手が一気に入れ替わる可能性もある」と予測している。
個々の試合はもちろん、RISE女子の各階級の動向、RISE女子部門そのものの今後の展開という意味でも注目の後楽園大会だ。
宮﨑小雪インタビュー『世界を目指していきたい。RISEで女子の世界ベルトがないので、それを作ってもらう事が今の目標』
–今回久しぶりの後楽園ホールの登場になりましたね。
宮﨑 2年2ヶ月ぶりですね。
–後楽園ホールで戦った感触は覚えていますか?
宮﨑 聖地なので覚えています。
–今大会の出場選手を見ると、RISEの現役チャンピオンは宮﨑選手だけですね。
宮﨑 確かにそうですね。
–チャンピオンが自分だけというところで気合いは入りますか?
宮﨑 RISEのチャンピオンとして勝つのは絶対なんですけど、内容で見せるべき人間だと思うしそういう立ち位置にいるので、そこも見せないといけないって思いが強いです。
–内容といえば前戦の菅原美優戦でもすごく良い内容を見せてくれましたが、周囲の反応はいかがでしたか?
宮﨑 試合が終わってから沢山の人に「おめでとう」とか「すごいね」って褒めていただける事が多くて光栄です。
–菅原選手を破ったことで、次なるモチベーションを作るというのは非常に難しいんじゃないかと思いますが、どのようにモチベーションを維持しているんですか?
宮﨑 日本一になるっていうことをずっと目標にしてやってきて、それが叶った事で「自分はどこまでいけるんだろうな」っていうのが単純にすごく気になりました。世界を目指していきたいなと思っている中で、今はRISEで女子の世界ベルトがまだないので、それを作ってもらう事が今の目標の1つです。
–頂上を目指すという意味でも、先日山登りをされていたんですか?
宮﨑 あそこは年に2,3回は行く神社なんですけど、行った時には山登りもします。
–気分がリフレッシュされますか?
宮﨑 自然のパワーをもらってリフレッシュしました。
–そのパワーを今回のサムサン戦でも活かす場面が来そうですね。
宮﨑 いろんなパワーを戦う力に変えて、それを試合で出します。
–そのサムサン選手ですけど、異色の経歴ですよね。
宮﨑 未知というか、パンチの映像はあるけど蹴り有りの映像がひとつもないので、蹴り有りになった時にどういう感じで来るのかが分からなすぎてちょっと怖さがあります。
–相手がボクシングの元世界チャンピオンという事で、今回の公開練習もパンチ主体のものになったわけですか?
宮﨑 そういう意味合いもあります。
–隠している部分もあるんですね。
宮﨑 癖とかもあるので、それがバレないようにパンチだけにしました。
–サムサン選手がタイ人のボクサーという事で、ボクシングをやっていた人の距離やリズムの対策は練ってありますか?
宮﨑 パンチというかボクシング技術を磨くことは前々からやっているので、特に今回の試合だからこういうことをやっているっていうのはあまりないんですけど、全体的にレベルアップのための練習をしています。
–宮﨑選手が出る大会ですが、他に3つも女子のカードが組まれていますけれど、女子の中でチャンピオンとしてお手本になるような試合内容を見せたいという気持ちはありますか?
宮﨑 私以外に女子の試合が3つ組まれていて、ナンバーシリーズにしては女子の試合が多い方なので、その中で全選手、全試合の中で私が1番良い試合をしなければという思いはあります。
–先日の台湾遠征にも同行されたと聞きましたが、リフレッシュできましたか?
宮﨑 台湾は初めてだったんですけど、すごい楽しくてご飯も美味しくて、リフレッシュして帰国してから気持ちをババっと一気に変えた感じです。
–台湾ではセコンドにも付いたと思いますが、何が1番良かったですか?
宮﨑 日本の試合ではありえないようなことが計量の日から色々起こっていて、「そんなことある?!」っていう予想外のことが良い経験になりました。
–その中でも1番驚いたことを教えてください。
宮﨑 試合順が逆になるっていうことが1番驚きました(笑)。入場曲が流れて気づくっていう(笑)。
–試合の当日に出番を待っている時に、試合順が入れ替わっていることが分かったんですか?
宮﨑 そうです。それが1番びっくりしました。
–記者会見の時に相手のサムサン選手が「数年ぶりの試合だ」と仰っていましたが、後で調べると夏に世界タイトルマッチをやっている現役バリバリの世界クラスのボクサーでした。そういう相手を迎え撃つというのはどういう気持ちですか?
宮﨑 映像を見ても本当にすごいしパンチの技術は一流なので、気を抜いたらやられる試合になると思います。ただ最後に勝っているのは私だと、イメージはずっとしています。
–サムサン選手は43勝(25KO)と女子キックボクサーには無いようなKO数ですが、ボクサーとキックボクサーでどうしてこの差が生まれると思いますか?
宮﨑 ラウンド数が多いので、チャンスが出るから倒せるのかなと思います。
–先ほどの公開練習ではパンチをしていましたが、あれは打ち合う気満々なのか、それとも単純に蹴りを見せたくなかったのかどちらですか?
宮﨑 単純に蹴りを見せたくなかったですね(笑)。でも打ち合ったとしても勝てる自信があるというか、集中して気を抜かなければ大丈夫だし、そういう自信がつくような練習をしています。
–海外に出ても名前のある選手だと思うのですが、そういう選手に勝つことで海外からの注目も集められることを意識しますか?
宮﨑 今言われるまでは意識していなかったです。
–先ほど仰っていたように、海外の大会のアバウトさを見てきたということで、その上で海外でも試合をしてみたいですか?
宮﨑 機会があればやってみたいです。結構私はこだわりが強いというかルーティーンがあるので、そういう面で不安要素はあります。
–宮﨑選手的に、この国の選手はこの階級が強そうだなっていうイメージはありますか?
宮﨑 元々違う選手で決まっていて、その選手とやりたいなっていう思いだったり、関係者の方からはオーストラリアに強い選手がいると聞くので、そういう選手と戦ってみたいです。
–では今回の試合は宮﨑小雪の海外進出への第一歩と捉えてよろしいでしょうか?
宮﨑 はい。そういう風に捉えていただきたいです。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
宮﨑 いつも応援していただきありがとうございます。7月26日(金)は平日ですけど、来て良かったなと思ってもらえるような、そんな試合をしてメインをKOで締めますので応援よろしくお願いします。
麻火佑太郎インタビュー「麻火が世界に行ったら面白いなと思ってもらえるような試合内容で勝たなきゃいけない」
–今回の試合は対戦相手が直樹選手からフランクちゃん選手に変更となりました。改めてその話を聞いた時の心境を教えてください。
麻火 正直最初はショックでした。試合が決まったのがかなり前で直樹選手を倒すような練習をずっとしてきたので、変更になったと連絡があった時はショックだったんですけど、数時間後には切り替えていました。フランクちゃんはボクシングのチャンピオンですし、気を抜いていたら自分も負けるような相手なので、プロとしてパフォーマンスをする方向に切り替えて、今はフランクちゃんにしかフォーカスは向いていないです。
–気持ちも切り替えて、今は目の前の相手に向けて準備ができているという事ですね。
麻火 直樹選手に出す予定だった技も使えるので、そこは切り替えてやっています。
–フランクちゃんの試合映像は見ましたか?
麻火 映像が70kgの試合と65kgのエキシビジョンの2つしかなかったので、そんなに見ていないです。
–その2つを見て、対策やイメージを沸かしている感じですね。
麻火 映像を全部ではなくて部分的に少しだけ見ていて、あとはイメージを膨らませています。65kgで8ozのグローブを付けた試合映像がなくて、70kgの試合を参考にしてもそれを超えてくる動きはあると思うので、相手を大きく見て練習しているので何が来ても大丈夫なように準備しています。
–そういった意味では、麻火選手は相手の試合を見て研究するタイプではないですか?
麻火 結構見るタイプではあるんですけど、今回に関しては参考になるものが少ないからですね。あと今回意識したのが、自分は世界トーナメントを見据えていて、そこで勝ち上がって優勝するっていうのを目標にしているので、そういう時は誰が上がってくるかも分からないですし、臨機応変にできる対応力みたいなところがかなり重要になってくると思うので、それを今回試して自分の対応力を自信に繋げられるか感じたいので、そこまで研究していないですね。
–現在5連勝中と好調をキープできていますが、その要因や進化した部分などはありますか?
麻火 最後に負けたのが2年前の5月の試合(RISE158vs.木村ケルベロス颯太戦)なんですけど、その負けがかなり自分の中で悔しくて、今だからこそあそこで負けて良かったなと思えるくらい1試合ごとに死ぬ気でやっていて、今後はもう負けたくないって気持ちがあります。あとは5連勝と言っても自分にまだ自信がなくて、1試合ずつ決まった試合を全力で勝ち上がっていくというところに視点を置いているので、勝ちが続いているかなと思います。
–連勝の中にはセクサン選手とのONEでの試合もありましたけど、実際にスター選手と手合わせしてみて印象はいかがでしたか?
麻火 ホテルが一緒だったので、試合の前からホテルで会う機会はあったんですけど、タイ人のトレーナーとセクサン選手がタイ語でコミュニケーションを取っていた時に、雰囲気があるなと感じました。セクサン選手以外にもタイ人の強豪はいっぱい出ていましたけど、長い間戦い続けてきた選手の雰囲気というか強いオーラを感じました。あとは強い選手はみんな変に煽ったりせずに、優しかったです。
–ちなみにONEに出て反響は大きかったですか?
麻火 今までで1番大きかったですね。記者会見でも言ったんですけど、自分は勝って当たり前だと思って臨んでいたので、評価していただけるのはすごくありがたいですけど、まだまだもっとやれるっていう思いもあります。今後の試合を勝ち上がっていく中で、前の試合は勝って当然だったなと見ている人にも思って欲しいので、今後の僕に期待をしていただきたいです。
–先ほど対世界を見据えているというお話もありましたが、このフランクちゃん戦をクリアして9月の横浜大会には出場したいですか?
麻火 9月を見据えての試合ではあるんですけど、9月のことを考えていたら転けてしまうかもしれないので、しっかりと今回の試合に勝つというのが1番です。その中で内容次第で9月、12月と繋がっていくと思うので、そこはもちろん見据えてはいます。
–勝つだけではなくて内容も問われるような試合にはなってしまうかと思うのですが、試合内容については意識していますか?
麻火 今回フランクちゃん選手に対戦相手が代わって、直樹選手との試合を待ってくれていた方が多かったと改めて感じました。直樹選手が欠場となって、今大会に関しては「自分が見せなければいけない」という思いが強くなったので、良い内容で勝って盛り上げるというのは意識しています。
–今後機会があれば直樹選手とも戦いたいですか?
麻火 直樹選手が復帰したら、もしかしたらまたやりたいと言ってくださるかもしれないけど、復帰を待っている間に僕はどんどん上にいきたいので、また再度試合が組まれる位置には止まりたくはないです。
–そこは直樹選手を気にせずにどんどん進んでいきたいということですね。
麻火 逆にリスペクトを持って、自分がどんどん先に行きたいですね。
–国内に目を向けると、スーパーライト級は現在チャンピオンが空位の状態となっていますが、ベルトに関しては特に意識していないですか?
麻火 去年までは世界トーナメントの事を知らなかったので、65kgの国内のベルトをずっと目標にしていたんですけど、それよりも先に世界1が近くなるので、今はそっちにシフトチェンジしてやっています。
–スーパーライト級のランキング的には、麻火選手は4位でその上にYA-MAN選手や白鳥選手、イ・ソンヒョン選手と並んでいます。その選手たちとはトーナメントでも対戦する可能性があるということを意識していますか?
麻火 ずっと意識はしています。SNSでも「白鳥選手とのタイトルマッチが見たい」という声もいただいて、その位置に少しずつ上がって来たんだなと感じます。個人的にも日本の中で1番戦いたいのは白鳥選手ですけど、トーナメントの決勝に上がってくるのは原口選手だと思っているので、意識しているのは白鳥選手と原口選手の2人ですね。もし9月に査定試合があるんだったら、イ・ソンヒョン選手と戦うのが見ている人が1番納得して自分が1枠に入れると思うので、ソンヒョン選手との対戦についても考えています。
–最後に今回の試合を楽しみにしているファンの皆さまにメッセージをお願いします。
麻火 いつも応援ありがとうございます。直樹選手との試合は実現できなかったんですけど、直樹選手の分まで今回の大会を盛り上げたいと本気で思っていますし、今回の勝ちで皆さんに「麻火が世界に行ったら面白いな」と思ってもらえるような試合内容で勝たなきゃいけないと思っています。あと平日で真夏っていうのもありますが、この間の満員の後楽園ホールのように熱い試合をみんなでして、全員で盛り上げれたらと思うんですけど、1番は僕の試合に注目してもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。
宮崎就斗インタビュー「がんがん前に出て打ち合っていく」
–お子さんが生まれたと聞きました。おめでとうございます。
宮崎 ありがとうございます。
–2人目は男の子ですか、女の子ですか?
宮崎 男の子です。1人目が女の子で今回が男の子でした。
–男の子と女の子では違いますか?
宮崎 生まれたばかりで2ヶ月が過ぎたくらいなので、まだそんなに違いはないですね。
–練習してお仕事をして、お家に帰ったら子育てもあって大変そうですね。
宮崎 僕は比較的に上の子を見ている感じで、奥さんが下の子を見てくれているのでいつも通りに過ごしています。
–割とお家のことは協力していますか?
宮崎 自分的にはしているつもりです。奥さん的には分からないですけど(笑)。
–格闘技自体には奥様は理解があるんですか?
宮崎 はい。子供が2人目も生まれたので負けられない理由が増えました。
–もうキャリアも次で51戦となりますが、デビューしてからプロで50戦以上やると思っていましたか?
宮崎 全く思ってなかったです。
–デビュー当時はどういう選手なりたいと思ってましたか?
宮崎 始めたばかりの頃は、何か格闘技をやりたくて試合に出てみたくなって。そこから勝っていってアマチュアで優勝して、とんとん拍子でプロデビューした感じです。
–改めてプロ50戦のキャリアを迎えてみていかがですか?
宮崎 デビューした時はこんなにやるとは思っていなかったので、なんとなく試合をやってきて積み重ねてきた50戦で、思ったより自分できているなって感じです。
–ちなみに今年で31歳になりますが、今までやってきて衰えは感じたりしますか?
宮崎 特に感じていないですね。むしろ練習をしていて、まだ伸びしろや成長を感じています。
–どんな所が成長していると感じていますか?
宮崎 スタミナ的な部分やフィジカル的な部分が多いです。
–今回は4月ぶりの試合となりましたが、対戦相手が戸井田選手と聞いた時はいかがでしたか?
宮崎 戸井田選手は熱い試合をする選手じゃないですか。個人的にはすごく楽しみです。
–なるほど。戸井田選手は1ラウンド目からパンチでガンガン攻めてくるような選手ですけど、そういった選手と対戦するのに得意ですか?
宮崎 苦手ではないですね。むしろ来てくれた方がファイトスタイル的にも、会場も盛り上がりやすいし良いなって思います。
–宮崎選手は普段から冷静なように見えるのですが、試合中はセコンドの声がちゃんと聞こえてその通り動けているような冷静なタイプですか?
宮崎 その時によって、その試合によって違うかもしれないですね。
–相手のスタイルや雰囲気によって変わってくるんですか?
宮崎 はい。
–今までを振り返ってみて、どんな選手との試合が熱くなりましたか?
宮崎 選手というか試合展開で、ダウンを取られてそこから盛り返している時が熱くなります。
–前回の山元選手との対戦したときはどうでしたか?
宮崎 セコンドの声も聞きながら冷静に戦うことができました。
–今回の対戦相手は戸井田選手ですが、試合の対策などは菅原代表と練っている感じですか?
宮崎 話し合いをする中でアドバイスをもらいつつ、それをやってみて自分ができるかどうか練習しています。
–ちなみに前回の大会で一緒に出場した、パヌワット・TGT選手からは何かアドバイスはもらっていますか?
宮崎 ミットを持ってくれているので、ミットをやっている中でアドバイスをくれます。
–今のTARGETでの練習環境は充実していますか?
宮崎 若い子達も強くなってきているし、充実していますね。
–いろんな若い選手も出てきて刺激を受ける部分もありますか?
宮崎 はい。
–ジムの中ではキャリア的には宮崎選手が1番上ですか?
宮崎 いや、1番は薩摩3373さんですね。
–若い選手たちには宮崎選手からアドバイスすることもありますか?
宮崎 教えるのがそんなに上手でもないので、聞かれたら教えてあげています。
–ジムとして指導的な部分は、菅原代表が引っ張っている感じですか?
宮崎 菅原さんとトレーナーのタイ(パヌワット・TGT)が引っ張ってくれています。
–今回対戦する戸井田選手に対して、警戒している部分はありますか?
宮崎 見た通り、パンチと気持ちの強さです。
–逆に宮崎選手はどういうスタイルで戦おうと思っていますか?
宮崎 ガンガン自分も打ち合っていくつもりです。自分が逃げていたら盛り上がらなくなっちゃうじゃないですか。
–相手がガンガン来たらそこに合わせていくスタイルですか?
宮崎 たぶんそうなります。そんなに器用にはできないので(笑)。
–フェザー級はチャンピオンの門口選手を筆頭に活性化している階級ですが、ここのタイトル戦線には今後どういう風に絡んでいきたいとか展望はありますか?
宮崎 戸井田選手に勝ったら、自分より上にいる人ともやらせてもらえるかなと思っています。中にはリベンジしたい人もいるので、そこらへんに勝っていって上に行きたいです。
–特に自分よりもランキングが上で、戦いたい相手や見据えている相手はいますか?
宮崎 誰だとかはないですけど、次勝って徐々に上の人と戦いたいです。
–SNSなどで表に出してアピールするタイプではないですけど、心の中でこういう風にやっていきたいという意志は持っていますか?
宮崎 誰がとかはないですけど、熱くなって盛り上がる試合ができるような相手と戦いたいです。
–今まで50戦を戦ってきて、今回の試合で51戦目を迎えますが、それ以降は今後選手としてはどんな目標を立てていきますか?
宮崎 何戦目とか関係なく、RISEのベルトを狙って勝ち上がっていきたいです。
–最後にいつも応援してくれているファンの皆さまにメッセージをお願いします。
宮崎 戸井田選手と戦えば絶対に熱い試合になると思うので、気持ちで負けないように皆さんの応援をお願いします。
戸井田大輝「積み重ねてきたものを全て出し切るということを意識して試合に挑む」
–3月以来の試合になりますが、改めて前回の試合を振り返るといかがでしたか?
戸井田 結構振り切って行ったのですが、意外とそれはそれで通用するんだなと改めて実感できたので、僕のスタイルは崩さずに攻略されないような戦い方をこれからもしていきたいです。
–1ラウンド目に攻撃を効かせた場面もありましたが、大きい舞台でやっていて手応えは感じましたか?
戸井田 だいぶ手応えがあって自信にはなったんですけど、兼田選手が上手でダメージを蓄積されました。効かない自信があったので、違った経験ができて自分も成長することができたし、今回はあの時みたいな試合をしたいです。
–あの様な大舞台を経験して、周囲の反応はいかがでしたか?
戸井田 相手が勝つと言われていた試合で、結果的には予想通りになってしまったんですけど、1ラウンドであそこまで追い詰めることができたのは自分の中でも自負していて、周りからも「いけると思った」と言ってもらえたので、それは自信に変えていきたいです。
–あの試合を経て、まだまだ成長できているという実感はありましたか?
戸井田 まだまだ自分が成長できているなっていうのは実感しました。
–試合は2週間後になりますが、体調はいかがですか?
戸井田 練習的にも体重的にもバッチリです。前回の試合もあって、いつもより3kg減った状態からスタートできているので減量がだいぶ楽です。
–日ごろからコントロールして、前回より3kg減った状態からのスタートだったんですか?
戸井田 試合が終わった後から自分で意識してコントロールしていて、体重が増えすぎないように調整していました。
–それは前回の減量で一部苦しんだという話もあったので、その辺りも含めて調整しているんですか?
戸井田 そうですね。その辺りも含めて今回は余裕を持って調整しています。
–戸井田選手の試合は勝った試合も負けた試合もKOで終わるイメージがあるのですが、意識して戦っている部分はありますか?
戸井田 見ているお客さんもそうですけど、自分自身が1番満足する試合をしたいので、勝っても負けても行くところまで行って、試合後に「もうちょいやれたな」と思いたくないので、積み重ねてきたものを全て出し切るということを意識して毎試合挑んでいます。
–今回の対戦相手は宮崎就斗選手になりましたが、宮崎選手の印象はありますか?
戸井田 ベテランというのもあって気持ちが強い印象があります。あとはサウスポーで蹴りが得意な選手だなっていう感じですね。
–戸井田選手は次の試合で20試合と中々の試合数をこなしていますが、宮崎選手は50戦以上経験のある選手になります。その試合数については“経験の差”という部分で警戒していますか?
戸井田 経験値の違いに関しては特に意識していません。今まで戦ったことのない様なスタイルというか、僕は僕のスタイルで誰にも真似できないようなスタイルを貫くだけなので、今までとは違う距離感だったりっていうのを宮崎選手に感じてほしいです。
–盟友の良星選手からは今回の試合に対してアドバイスはありましたか?
戸井田 良星くんも「大輝くんの持ち味を全て出してほしい」っていうことを言ってくれているので、持ち味を磨きながら一緒に練習をさせていただいています。
–今回はいろいろ経験してきて更に成長しているという話ですが、根本的な戸井田選手のガンガン前に出ていくようなファイトスタイルは変えずに更に進化している様な段階ですか?
戸井田 ファイトスタイルは変わらずですが、ちょっと違った戸井田大輝を今回の試合で出していきたいので、それも楽しみにしていただきたいです。
–今はご自分でジムを出されて、トレーナーもやってというお忙しい状況かと思うのですが、その中で練習環境はどういう感じなんですか?
戸井田 1日中レッスンだったり選手育成をしながら、自分は空いている時間の朝や夜に練習をしたり、ジムで選手と一緒に練習したりっていう感じで練習時間を確保しています。
–早い時間だったり色々な時間帯で、空いている時間を使って練習しているんですね。
戸井田 あとは良星くんや他のスタッフにも協力してもらいながら、自分で時間を確保して練習をさせていただいている様な感じです。
–宮崎選手はランキングが1つ上の選手ですが、ここをクリアしたら次の目標は何か考えていますか?
戸井田 僕的には年内はまだまだ試合を重ねていきたいので、次の試合は勝って、また更に勝って来年の初めくらいにはタイトルマッチまで辿り着けるようにしていきたいです。
–今フェザー級では門口選手がチャンピオンとして君臨していて、先日は梅井選手が良い試合をしていたり、安本選手や魁斗選手がいたりとランキング上位にはレベルの高い選手たちが多いと思うのですが、そこに食い込んでいきたいという様な強い思いはありますか?
戸井田 そこに食い込んでいきたいなと思っています。
–最後に応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。
戸井田 いつも応援してくださるRISEファンの皆さま、そして戸井田大輝のファンの皆さま、本当にいつも応援ありがとうございます。皆さまの応援が僕の背中をいつも押してくれて、熱い試合、自分も折れないような試合ができています。本当にいつも皆さまには感謝しています。次戦もバチバチな自分のスタイルを貫こうと思っているので、応援よろしくお願いします。
末國龍汰インタビュー「これまでの僕とこっちに来て習得した新しい技術、これを融合させた新しい僕を見せたい」
–今体調の方はいかがですか?
末國 少し疲労は溜まっていますけど、調子はバッチリです。
–気温も湿度も高くて体が疲れやすくなっていませんか?
末國 そこも調整しつつ、上手くできています。
–今回は2月の麗也戦以来、5か月ぶりの試合となりましたが、この5か月で自分はどんなところが進化してきたと思いますか?
末國 前は環境が変わって新しい事をやり始めて、そればかりを出そうとし過ぎて自分の良さが出ていなかった気がします。そこをこの5か月間で今までやってきた良い事と、こっちでやっている新しい技術を上手く融合できました。
–この5か月間で、今の大宮を中心とした関東での生活に慣れてきた実感はありますか?
末國 生活と練習と技術と全部慣れてきたので、もう心配ないです。
–広島弁も抜けてきましたか?
末國 敬語だと出ないんですけど、ジュニアの指導をすると出てしまうので、言葉が通じない時がありますね(笑)。
–6月のRISEのナンバーシリーズでは、一緒に練習をしている志朗選手と梅井選手の試合がありましたが、刺激は受けましたか?
末國 めちゃくちゃ刺激になったし、こんなに凄い人と練習しているっていう自信にもなりました。
–2人からは今度の末國選手の試合に関して何か言われましたか?
末國 ランキング的にも圧倒して勝たないといけない相手だからと言われています。
–対戦相手は平山裕翔選手になりましたが、どんな印象をお持ちですか?
末國 身長が高いなっていうところしか印象は特にないですね。
–キャリアは3戦全勝ですが、自分とは違うとプライドがありますか?
末國 戦ってきた相手が違うっていうのもあるし、戦績以上の技術が僕には付いていると思うので、そこには自信があります。
–試合ではどんなところを見てほしいですか?
末國 身長差もあってリーチ差もあるんですけど、その中でも当てさせずに当てるというところを見てもらいたいです。
–体格的なハンデはあるけど、それをクリアした上で自分の試合をするって感じですか?
末國 中に入ったら絶対長いパンチより回転数の速いパンチの方が強いと思うので、そこはあまりハンデと思っていないので、そういうところで見せていけたらなと思います。
–勝って改めてRISEフライ級戦線の上位に名乗りをあげたいという気持ちはありますか?
末國 置いていかれてるなって感じが試合を見ていても思うので、そこはしっかり今回の試合で見せたいです。
–一度は末國選手が勝っている、現チャピオンの数島選手のことはどういう風にご覧になっていますか?
末國 相性もあるし、あの時と今では全然違うと思うので、今のままではまぐれで勝ったと思われるので、これからの1戦1戦でやっぱり強かったなと思わせたいです。
–今回の平山戦に勝ったらリング上からアピールしたい事はありますか?
末國 この間のRISE179で松本選手が良い倒し方をしていたし、負けてもいるのでやり返したいとアピールしたいです。
–これからもやる事が満載ですね。
末國 フライ級のトップは技術がある人が多いので、負けないようにというかそれ以上の技術を見せたいです。
–最後に末國選手のファン、RISEファンの皆さまにメッセージをお願いします。
末國 これまでの僕とこっちに来て習得した新しい技術、これを融合させた新しい僕を見せたいと思うので、応援をよろしくお願いいたします。
サムサン•C2M MUAYTHAI &FITTNESS インタビュー 「刑務所では毎日喧嘩をしていてやんちゃだった。今まで試合をしてKO負けをしたことがない」
RISE180に参戦しメインベントでRISEアトム級王者•宮崎小雪と対戦するサムサン•C2M MUAYTHAI &FITNESSは波瀾万丈の人生だった。
サムサンは1983年生まれ、タイ•ロブリー県出身。両親が会社を経営しており不自由ない幼少期を過ごしていたが、両親が経営する会社の業績が悪化し倒産。満足に食べるものも無く家族を養う為に薬物の密売に手を染める。生きていく為にはこの方法しか考えられなかったという。
16歳の時に麻薬密売により逮捕。最初に降された判決は懲役33年。収監された刑務所でも喧嘩などトラブルが絶えなかったため、刑務所の更生プログラムの一環としてボクシングを始めた事で転機が訪れる。当初33年だった刑期がボクシングでプロデビューし試合を行うと10年に減刑された。2007年4月3日タイ•クロムプレム中央刑務所にて行われたWBC女子ライト級王座決定戦で日本の宮尾綾香選手と対戦し判定で勝利を収めタイ初の女子世界王者となった。これにより刑期が8年に短縮され釈放。その後3度の防衛に成功し王座を返上。
彼女の半生が映画化されるなど注目を浴びた。
今回RISEに初参戦する事になったサムサン選手のインタビューを是非ご一読下さい。
–サムサン選手はいつから来日しているんですか?
サムサン 2024年6月12日からです。
–ボクシングの試合があったのはいつでしたか?
サムサン 6月10日にあって、その2日後に日本に来ました。
–試合はどこでやったんですか?
サムサン バンコクです。
–日本人の選手と戦ったんですか?
サムサン そうです。天海ツナミ選手と戦いました。
–その試合をしたのはいつぶりだったんですか?
サムサン 4年ぶりくらいです。
–その試合はどうでしたか?
サムサン 前回は判定で負けてしまいましたが、今まで試合をしてKO負けをしたことがないです。
–サムサン選手の昔のことを伺いたいのですが、刑務所に入る前はどういう生活をしていたんですか?
サムサン 私は薬物を売ったりして生活をしていました。
–それは親や家が貧しくて生活が苦しかったからですか?
サムサン 家族にはお金がありました。だけど状況が悪くなって倒産して、お母さんも病気になって私は家族のためにお金を稼ぐと決めました。
–大変でしたね。
サムサン とても辛かったです。
–ご飯もあまり食べられない状況でしたか?_
サムサン 薬物を売る前は1日に1回しかご飯を食べることができませんでした。お金が無くて大きなお寺のお坊さんから残り物を貰いに行くこともありました。
–逮捕されて刑務所の中に入って、そこでボクシングを始めたんですか?
サムサン 刑務所の中では毎日喧嘩をやっていて結構やんちゃだったので、刑務所内の更生プログラムでボクシングを始めました。正直に言うとボクシングは好きではなかったです。
–好きではなかったけど、ボクシングを続けた理由はなんですか?
サムサン 刑務所では最低3ヶ月は更生プログラムでボクシングをしないといけなくて、もしプロボクサーになるなら他の仕事をしなくていいので続けていました。他の仕事はもっと大変なので、それでボクシングのプロになろうと決めました。
–ボクシングを選んで、続けた結果楽しくなってきたんですか?
サムサン 本当はまだ好きではないです(笑)。でも、「もし世界チャンピオンのWBCのベルトを獲ったら家に帰れるよ」って言われて、試合に出続けました。
–それで最初は10年刑務所にいなくてはいけなかったのが、8年に刑期が短くなった訳ですね。
サムサン 最初に裁判所で判決が出た時は刑期33年でした。当時はまだ16歳だったという事と、自分がやったことが悪い事だと認めボクシングを始めたので、10年にしてくれました。
–WBCのチャンピオンになって、2007年に釈放されたという事ですね。
サムサン チャンピオンになって10年刑務所にいなければいけなかったのが、8年になりました。
–刑務所を出た後もボクシングは続けたんですか?
サムサン 8年で刑務所を出れたけど、残りの2年は完全に釈放された訳ではなくて、刑務所からのチェックを受けなければいけませんでした。だから試合は続けなければいけませんでした。
–サムサン選手が刑務所に入ってボクシングで活躍している頃、ご両親はどうされていたんですか?
サムサン 亡くなっていました。
–それはいつ頃だったんですか?
サムサン 刑務所に入って2ヶ月後くらいに両親とも亡くなっていました。そこから20年ぐらい1人です。
–ご両親が亡くなっていることを知ったタイミングはいつでしたか?
サムサン 友達が刑務所に会いに来た時に知りました。とても悲しかったです。
–以前は刑務所の中でボクシングを始めて、刑期を短くするために戦っていたと思いますが、今は試合をする時はどういう気持ちで戦っているんですか?
サムサン 仕事だと思って戦っています。
–では今回はその“お仕事”をやれる自信はありますか?
サムサン できるかできないかは分からないけど、いつでも準備しています。毎回全力で頑張っています。
–RISEのチャンピオンを倒せばいっぱいお金をもらえますよ。
サムサン 勝っても負けてもお金に関しては大丈夫です。とりあえず自分自身のベストを尽くします。
–タイで6月にツナミ選手と試合をしていましたが、その前はどんな生活をされていたんですか?
サムサン 自分のベーカリーショップをやっていました。
–パン屋さんをやっていたんですね。それは今もタイでお店を持っているんですか?
サムサン コロナの影響でお店は閉めました。
–そういった状況もあって、また試合に出ようと決めたんですか?
サムサン それも関係ありますね。
–今までボクシングだと日本人選手とたくさん試合はしてきていると思いますが、日本人ファイターにはどういう印象を持っていますか?
サムサン 日本人とはこれまでに6人くらいと戦っています。日本人はフットワークがとても早く、上手な印象があるけど私の方が技術は上です。
–宮﨑選手も同じようにステップワークを使った技術のある選手ですが、どう戦うかイメージはできていますか?
サムサン トレーナーと一緒にどう倒すかプランを練っています。また試合の時に戦いながら決めていきます。
–宮﨑選手のスピードとテクニックを上回るパンチを持っている自信はありますか?
サムサン 怖いことは一切ありません。あとは試合までお楽しみにしてください。
–相手を倒す感覚は刑務所の中で覚えましたか?
サムサン 刑務所の中は毎日喧嘩をしなければいけなくて、ノックアウトしないと自分が生き残れない生活でした。
–ノックアウトする時の得意技はなんですか?
サムサン KOを1番できた技はボディーとフックです。もしタイミングが来たら出したいと思います。
–対戦相手の宮﨑小雪選手はRISEのチャンピオンですが、チャンピオンベルトは欲しいですか?
サムサン 心の中ではとても欲しいと思っていますが、まずは今回試合に出れることにとても感謝しています。
–ムエタイの練習は今までもしていたんですか?
サムサン ボクシングの時は普段は全然していなくて、ムエタイの試合がある時のみ練習していました。だけど今はムエタイのジムでトレーナーをしているので、ムエタイの技術は持っています。
–RISEに出る上で、キックボクシングに不安はないですか?
サムサン 心配は全くありません。自信があります。
–刑務所に入る前も喧嘩はしていたんですか?
サムサン 刑務所の外にいた時は薬物を売っていただけで、喧嘩はしていないです(笑)。
–最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
サムサン これからも日本に住むつもりなので、日本人のファンも私のことを応援してもらえるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。試合の日を楽しみにしてください。
■ RISE180
日時:2024年7月26日(金)開場17時/本戦開始17時30分予定
会場:東京・後楽園ホール
<メインイベント(第11試合) SuperFight! アトム級(-46kg)3分3R延長1R>
宮﨑小雪(日本/TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者)
vs.
サムサン・C2M MUAYTHAI&FITNESS(タイ/C2M MUAYTHAI/元WBC女子世界ライトフライ級王者、元WIBA世界ミニマム級王者)
<セミファイナル(第10試合) スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R>
麻火佑太郎(PHOENIX/同級4位)
vs.
フランクちゃん(タイ/TRY HARD GYM/ラジャダムナンスタジアムボクシング130ポンド、135ポンド王者)
<第9試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R>
宮崎就斗(TARGET/同級8位)
vs.
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/同級9位)
<第8試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R>
末國龍汰(フリー/同級4位)
vs.
平山裕翔(TEAM TEPPEN/同級6位)
<第7試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
伊東龍也(HAYATO GYM/同級10位)
vs.
福井萌矢(建武館/同級12位)
<第6試合 フライ級(-52kg)3分3R延長1R>
YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス/同級4位)
vs.
瑠華(team未来)
<第5試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R>
山元ケンシ(PHOENIX/同級12位)
vs.
久津輪将充(RMC/9+ nine plus lab./CKC2023 -57.5kgトーナメント優勝)
<第4試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R>
指田烈(TEAM TEPPEN)
vs.
岩KING(心将塾)
<第3試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R>
細越竜之介(team AKATSUKI)
vs.
勝野雅也(TRY HARD GYM)
<第2試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R>
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷/同級3位)
vs.
風羽(龍生塾ファントム道場)
<第1試合 アトム級(-46kg)3分3R>
山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)
vs.
島田知佳(team VASILEUS)
チケット
6月28 日(金)10時より一般発売中!
・SRS席 15,000円
・RS席 10,000円
・S席 6,000円
・A席 4,000円
・小中高生シート 2,000円(当日販売のみ予定)
※当日は500円プラス
※未就学児は保護者膝上に限り無料
※「小中高生シート」は当日のみに販売されるチケットとなります。前売券にて全席種完売の際には発売されませんので予めご了承ください。
※「小中高生シート」をご購入の場合は、当日券売場にて対象となるご本人様同伴の上で、年齢の確認できる身分証明書(学生証・健康保険証など)をご提示ください。
※前売券で事前に購入されたチケットと当日にのみ発売される「小中高生シート」を別々に購入された場合は、連番でのご用意は致しかねます。連番を希望される場合は、前売券または当日券でまとめてのご購入をお願い致します。前売券での購入は「小中高生」のお客様でも前売料金となります。
※チケットを紛失されたり、当日にお忘れになった場合など、いかなる理由でも再発行はいたしかねます。ご購入の証明があってもご入場できませんので、大切に保管しお持ちください。
【販売】
・イープラス https://eplus.jp/rise/(PC&スマートフォン)
・チケットぴあ http://pia.jp/t/