安齋勇馬 vs. 諏訪魔:三冠ヘビー級選手権試合
7月13日、大阪エディオンアリーナで開催された全日本プロレスの大会では、三冠ヘビー級選手権試合がメインイベントとして行われた。現王者の安齋勇馬が挑戦者の諏訪魔を相手に3度目の防衛戦を行った。
試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられた。諏訪魔はキャプチュードやジャーマンスープレックス、強烈なラリアットで安齋を追い詰めた。一方、安齋もダブルアームスープレックスやジャンピングニーで反撃を試みた。試合の中盤、諏訪魔はバックドロップを繰り返し、安齋を劣勢に立たせたが、安齋はこれをカウント2で返した。
最後は安齋がジャンピングニー3連発からバックドロップを決め、見事な逆転勝利を収めた。試合後、安齋はリング上で諏訪魔への感謝の言葉を述べた。次の挑戦者として本田竜輝が名乗りを上げ、7月20日の後楽園大会での対戦が決定した。
斉藤ブラザーズ vs. 宮原健斗&青柳優馬:世界タッグ選手権試合
同大会では、斉藤ジュン&斉藤レイが宮原健斗&青柳優馬を相手に世界タッグ選手権試合を行った。斉藤ブラザーズは昨年の角田大会以来となるビジネスタッグとの再戦で、激しい攻防が繰り広げられた。
試合は一進一退の展開となり、ビジネスタッグが一時優勢に立ったものの、斉藤ブラザーズはDOOMを炸裂させて勝利を収めた。試合後、斉藤レイは8月3日の仙台大会で三冠王座に挑戦することを表明し、次世代の王座戦線に名乗りを上げた。
土井成樹 vs. ライジングHAYATO:世界ジュニアヘビー級選手権試合
さらに、土井成樹がライジングHAYATOを破り、1年2ヶ月ぶりに世界ジュニアヘビー級王座に返り咲いた。試合は終始白熱した展開となり、土井がキャリアの差を見せつけて勝利を収めた。土井は「斉藤ブラザーズに入って、名前も“ミスター斉藤”土井成樹にして、早くも結果を残した」と勝ち誇り、今後の全日本プロレスのタイトル戦線への意気込みを示した。
デイビーボーイ・スミスJr.の参戦
さらに、この大会ではデイビーボーイ・スミスJr.の全日本プロレス参戦が発表された。彼は全日本プロレスのリングでその実力を発揮し、新たな挑戦に挑むこととなる。彼の参戦は、多くのプロレスファンにとって大きな期待と興奮をもたらすニュースである。
スミスJr.は、その名門ファミリーの伝統を引き継ぎながらも、独自のスタイルでプロレス界に新たな風を吹き込むことが期待されている。全日本プロレスでの彼の活躍がどのような形で現れるのか、今後の展開から目が離せない。
また、7月14日の静岡大会のバックステージで、青柳優馬選手が8月17日の立川大会で開催される三冠戦への挑戦を表明した。7月20日の後楽園大会で三冠ヘビー級王座挑戦者決定戦の開催を要求したこともある。
これに対応して、「サマーアクションシリーズ2024」7月20日(土)の後楽園大会に予定されていた「シングルマッチ 青柳優馬 vs 綾部蓮」が、8月17日(土)の立川大会で行われる三冠ヘビー級王座挑戦者決定戦へと変更された。
※電子書籍版は2024年7月25日号に収録され、試合結果と画像が追加される予定です。