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2024年6月7日(日本時間8日)、米ケンタッキー州ルイビルのKFCヤム!センターで開催されたWWEスマックダウン大会は、多くのドラマと興奮に満ちた夜であった。ここでは、特に注目すべき試合や出来事を詳しく紹介する。
AJスタイルズ vs コディ・ローズ:再戦決定
この日のスマックダウンのハイライトは、AJスタイルズがWWEヘビー級、ユニバーサル統一王者コディ・ローズに再挑戦することが決まったことである。AJスタイルズは前回のPLE「バックラッシュ」でローズに敗れたが、その後の大会で引退宣言に見せかけてローズを襲撃し、再戦をアピールしていた。
この日の大会では、オープニングから怒り心頭のローズがAJスタイルズを呼び出した。AJは盟友のカール・アンダーソン、ルーク・ギャローズとともに登場し、激しい言葉の応酬の後、次回のPLE「クラッシュ・アット・ザ・キャッスル」での再戦が決定した。形式はアイ・クイットマッチ(降参マッチ)であり、これはフォールや10カウントではなく、対戦相手に「アイ・クイット(降参だ)」と言わせることで勝敗が決まる特殊なルールである。
新生ブラッド・ラインの台頭
また、新生ブラッド・ラインのメンバーが登場し、ソロ・シコアを中心にタマ・トンガとトンガ・ロアが新たなメンバーとして紹介された。彼らはリング上で儀式を行い、その圧倒的な存在感を示した。しかし、ケビン・オーエンズが登場し、ソロ・シコアやブラッド・ラインと激突した。この乱闘劇は、ストリート・プロフィッツの援護を受けたオーエンズがブラッド・ラインをリングから追い出す形で一旦収束した。
その後、ソロ・シコアはGMのニック・オルディスに対し、オーエンズ、プロフィッツとの6人タッグマッチを要求し、これがメインイベントとして決定された。
メインイベント:6人タッグマッチ
メインイベントでは、ブラッド・ライン(ソロ・シコア、タマ・トンガ、トンガ・ロア)対ケビン・オーエンズ&ストリート・プロフィッツの6人タッグマッチが行われた。試合は終始白熱した展開となり、各チームが激しい攻防を繰り広げた。最終的には、ソロ・シコアによる椅子攻撃で反則裁定となる。
その後、プロフィッツのアンジェロには、サモアン・スパイク、モンテスにもスピアーをお見舞い。最後は、アナウンステーブルへのトリプル・パワーボムを炸裂させオーエンズを沈めた。
女子タッグ王座戦の行方
さらに、女子タッグ王座戦も大荒れの展開を見せた。PLEでの3WAY戦で決着がつけられることが発表され、女子部門の争いもますます激化している。
今回のWWEスマックダウン大会は、AJスタイルズとコディ・ローズの再戦決定、新生ブラッド・ラインの台頭、女子タッグ王座戦の行方など、多くの見どころが詰まった内容であった。次回のPLE「クラッシュ・アット・ザ・キャッスル」での激闘がますます期待される。ファンにとって、プロレス界の新たなドラマの幕開けとなることであろう。
■ WWE Friday Night SmackDown
日時:現地時間 6月7日 日本時間 6月8日
会場:ケンタッキー州 ルイビル KFCヤム!センター
<第1試合 タッグマッチ>
〇ビアンカ・ベレア ジェイド・カーギル
6分29秒 合体技⇒ピンホール
●キャンディス・レラエ インディ・ハートウェル
<第2試合 シングルマッチ>
〇グレイソン・ウォーラー
8分15秒 アンプリティア⇒ピンホール
●ジョニー・ガルガノ
<第3試合 シングルマッチ>
〇LAナイト
8分30秒 切り返しからの丸め込み⇒ピンホール
●カーメロ・ヘイズ
<第4試合 6人タッグマッチ>
〇ケビン・オーエンズ ストリートプロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス モンテス・フォード)
9分39秒 反則裁定
●ソロ・サコア タマ・トンガ トンガ・ロア