カルロス・ベモラが王座防衛!OKTAGON 58

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 6月8日(現地時間)にチェコ共和国プラハで『OKTAGON 58: Vémola vs Végh 2』が開催された。
 このオクタゴンはチェコ最大のMMA団体であり、欧州ではメジャー大会としてテレビ中継もされている。2016年6月にリアリティ番組「Oktagon Challenge」が開始された時に設立された。
 今大会のメインでは、ライトヘビー級王座戦が組まれ、王者カルロス・ベモラがアッティラ・ベグの挑戦を受けた。ベモラは元UFC戦士で、暫定王者パボル・ランガーとの王座統一戦でKO勝ちして王座統一している。対するベグはベラトールやKSWで活躍しており、この両者は2019年に対戦しており、その時はベガがTKO勝ちしている。しかし、その後、試合をしてないベガに対し、ベモラはコンスタントに試合を続けており、現在は王者にまでなっているので、ブランクの差もあり、ベモラ有利となっている。試合はすぐにテイクダウンに成功したベモラが上から殴り、なんとか立ち上がったベグだが、2Rもベモラがテイクダウンでグランドで上になると肩固めに移行。これががっちり極まり、レフェリーがストップして、ベモラが一本勝ちで王座防衛を果たした。
 また、元UFC、PFL、KSWというドイツ人戦士デビッド・ザワダがマレク・マズフと対戦。しかし、試合は下馬評を覆し、マズフがパンチラッシュでサワダを金網際まで追い込み、遂にサワダが崩れ落ちるようにダウン。レフェリーがストップし、マズフがTKO勝ちでメジャー選手を返り打ちにした。

■ OKTAGON 58: Vémola vs Végh 2
日時:2024年6月8日(現地時間)
会場:チェコ共和国プラハ

<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
○カルロス・ベモラ(チェコ/王者)
 2R 0分45秒 肩固め
●アッティラ・ベグ(スロバキア/挑戦者)

<ウェルター級>
○イオン・スルドゥ(モルドバ)
 1R 2分27秒 TKO
●デビッド・コズマ(チェコ)

<ミドル級>
○マレク・マズフ(スロバキア)
1R 1分15秒 TKO
●デビッド・ザワダ(ドイツ)

<ライト級>
○シェム・ロック(アイルランド)
 1R 3分06秒 リアネイキドチョーク
●ヤロスラフ・ポコルニー(チェコ)

<ライト級>
○マテウス・レギエルスキ(ポーランド)
 判定
●アコン・ワンリス(英国)