バルサン-激落ちくんレック株式会社社長退任あり新日スポンサー撤退

 「バルサン」や「激落ちくん」で知られるレック株式会社が、永守貴樹氏(52)が6月の株主総会をもって社長から退任、青木光男会長(74)が社長兼務として復帰する人事を発表した。モーター大手・ニデックの永守重信代表取締役グローバルグループ代表(79)の長男にして、プロレス好きで知られる永守貴樹氏の退任に伴い、青木光男会長が「(今年)6月でウチのプロレスは最後。あとは誰もプロレスのことを知らないんで」と、週刊文春の取材に明言したと文春オンラインが伝えている。

 契約満了につきスポンサーが更新しないことはよくあるではあるが、レック株式会社の場合はコロナで皆が苦しんでいた年月でさえも、新日プロの風物詩である[G1 クライマックス]の冠スポンサーをするなど、目につく存在だっただけに「マット界激震!」などと伝えられているのは決して大げさな報道ではない。

 マイナスをプラスに変えていくのもビジネスの鉄則なのだが、相変わらずの新日広報は、文春の取材に「個別の取引について、回答は控えさせていただきます」とのこと。選手メンバーは移り変わっていくのがエンタメ業界であるが、新日の場合は居座ったままの無能、無策なフロントの入替こそが急務との指摘も出てこよう。