(C)RCC
5月11日(現地時間)にロシア連邦エカテリンブルグで『RCC 19』が開催された。
この大会はロシアでMMAとボクシングの合同興行を行っていたRCCボクシングが、金網にしてMMA専門の新大会をスタートさせたもの。第一回大会はセルゲイ・ハリトーノフ、第二回大会はエメリヤエンコ・アレキサンダーというロシアのレジェンドをメインに抜擢しておりACAと並ぶロシアのメジャー団体となっている。
今大会のメインでは、アレクサンダー・シュレメンコがクアット・ハミトフを迎え撃った。シュレメンコは世界中のメジャー団体で活躍し、元ベラトールミドル級王者という実績を誇っており、RCCのエース格であり、ハミトフはONEやAMCなどで活躍しており、RCC初参戦。下馬評は当然、シュレメンコが圧倒しており、試合も打撃で圧倒するシュレメンコに対し、ハミトフはなんとかグランドに持ち込もうとテイクダウンを試みるが潰され、シュレメンコが上から殴り続ける展開が続いた。同じ展開で3Rが終了し、判定でシュレメンコが勝利した。
セミファイナルでは、ウルトラハルクの異名を持ち、元UFCヘビー級王者リコ・ロドリゲス、ビッグフットの異名を持つアントニオ・シウバ、日本の柔道金メダリスト・石井慧などに勝利しているイヴァン・シュトルコフが、元UFCで、元ACBライトヘビー級王者のガジムラド・アンティグロフと対戦。試合はシュトルコフがテイクダウンしてグランドでバックを奪ってパウンド連打でTKO勝ち。シュトルコフが、またメジャー帰りを返り打ちにした形となった。
■ RCC 19
日時:2024年5月11日(現地時間)
会場:ロシア連邦エカテリンブルグ
<ミドル級>
○アレクサンダー・シュレメンコ(ロシア)
判定
●クアット・ハミトフ(カザフスタン)
<ライトヘビー級>
○イヴァン・シュトルコフ(ロシア)
1R 2分14秒 TKO
●ガジムラド・アンティグロフ(ロシア)
<ミドル級>
○セルゲイ・マルチノフ(ロシア)
判定
●キアムリアン・アッバソフ(キルギス)
<バンタム級>
○アサフ・チョプロフ(ロシア)
1R 2分05秒 TKO
●デニス・ラヴレンチェフ(ロシア)
<バンタム級>
○ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
1R 0分28秒 TKO
●エドソン・ロウレンソ(ブラジル)
<ライト級>
○アレクサンダー・ニロフ(ロシア)
3R 3分21秒 肩固め
●ハヤル・ジャニエフ(ロシア)
<バンタム級>
○クアニシュ・アレクサンドロフ(ロシア)
判定
●ハミレズ・オリベイラ(ブラジル)
<フェザー級>
○コンスタンチン・シモノフ(ロシア)
2R 2分15秒 リアネイキドチョーク
●グスタボ・エラク(ロシア)