パベル・ヴィトルクがバンタム級新王者!ACA 174

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 4月19日(現地時間)にベラルーシ共和国ミンクスで『ACA 174: Borisov vs. Vitruk』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはバンタム級王座戦で、王者オレグ・ボリソフがパベル・ヴィトルクの挑戦を受けた。王者ボリソフはトーナメント一回戦勝利した後、怪我でトーナメントは棄権しているが、負けたわけではないので、王座はそのまま保持しており、今回はトーナメントとは関係なく、王座防衛戦を行う事になった。下馬評は当然、王者ボリソフが圧倒しており、試合もスタンド打撃でリードする。しかし、4Rに挑戦者ヴィトルクの膝蹴りがボリソフの顎に命中し、ダウン。すぐにレフェリーがストップし、ヴィトルクが下馬評を覆し逆転KOで新王者に輝いた。
 衝撃激なKOシーンがあったのは、アレクサンダー・マトムラトフ対ヘルベルト・バティスタだ。マトムラトフの打撃にバティスタがふらふらになり背中を向けて逃げようとするのを追撃のパンチを入れるとバティスタはぶっ倒れ、マトムラトフの追撃のパウンドをレフェリーがストップし、マトムラトフがTKO勝ちとなった。

■ ACA 174: Borisov vs. Vitruk
日時:2024年4月19日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクトペテルブルク

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○パベル・ヴィトルク(ウクライナ/挑戦者)
 4R 4分52秒 TKO
●オレグ・ボリソフ(ロシア/王者)

<ミドル級>
○アナトリー・トコフ(ロシア)
 判定
●シャラフ・ダヴラトムロドフ(タジキスタン)

<ライト級>
○アレクサンダー・マトムラトフ(ロシア)
 1R 3分07秒 TKO
●ヘルベルト・バティスタ(ブラジル)

<ミドル級>
○ミハイル・ドルゴフ(ロシア)
 判定
●クリス・ハニカット(米国)

<フェザー級>
○フェリペ・フロエス(ブラジル)
 判定
●グレブ・ハビブリン(ロシア)

<ライトヘビー級>
○カイオ・ビッテンコート(ブラジル)
 2R 1分58秒 TKO
●エフゲニー・エローヒン(ロシア)