[ファイトクラブ]田中将斗JアレキサンダーSupershowドラゲーMアリMリドルNネメスWM

[週刊ファイト5月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼田中将斗JアレキサンダーSupershowドラゲーMアリMリドルNネメスWM
 photo by George Napolitano 編集部編

■ WrestleCon THE MARK HITCHCOCK MEMORIAL SUPERSHOW 2024
日時:4月4日(現地時間)
会場:米ペンシルヴァニア州フィラデルフィア 2300アリーナ

 『レッスルマニア 40』現地取材の4月18日号は、編集部にとっても異常な分量になってしまった次第だ。ジョージ・ナポリターノ記者のさまざまな「WM週」を押さえた各種イベントやインディー大会は、まだまだ紹介しきれてないのが多数残っている有様である。フィラデルフィア周辺で便乗組は近郊だけ20-30もあり、スターダム米国大会だけでなく、直接本誌がカバーしたものだけでも編集部は処理しきれてないのだ。

【WrestleMania週間アーカーブ】
photo by George Napolitano

▼スターダム2300Arena白川未奈Mメイ+トニー・ストーム舞華Mベイン

[ファイトクラブ]スターダム2300Arena白川未奈Mメイ+トニー・ストーム舞華Mベイン

▼SDアンドレ杯ブロンソン・リード!Sシコアw/ジミー反則ジェイ直前WM
 現場発 ブル中野 ポール・ヘイマン ロック祖母リア・メイビアWWE殿堂

[ファイトクラブ]現場発 ブル中野 ポール・ヘイマン ロック祖母リア・メイビアWWE殿堂

▼初日WMロックBloodline勝利ICグンサー陥落 黒人女#DamageCTRL

[ファイトクラブ]初日WMロックBloodline勝利ICグンサー陥落 黒人女#DamageCTRL

▼WM週ロック株$9MM得 ダミアンCody帝国打破王者 ベイリーIyo殊勲

[ファイトクラブ]WM週ロック株$9MM得 ダミアンCody帝国打破王者 ベイリーIyo殊勲

 その中でも、元ECW世界王者の田中将斗と、元TNA世界王者ジョシュ・アレキサンダーの初対決という、現地の狂信的マニアが泣いて喜んだ黄金カードをメインとするSupershowが、もっとも顧客満足度が高い大会となった。
 それにドラゴンゲートから5選手参加とか、新日本プロレスに出ているニック・ネメス、マット・リドルに、WWE依願退職後すぐにTNAでは目だっているムスタファ・アリと、注目の選手が次から次へと出てきたのだから高評価だったのも当然か。

 まして、旧ECWビンゴホールの2300アリーナなんで、サンドマンやロブ・ヴァン・ダムなど聖地にゆかりの選手もゾロゾロ出てくるのだから、これは遅れたことになるが紹介しないわけにはいかない。「レッスルマニアをぶっ飛ばせ!」ということで、マニアのコア層を歓喜させた画期的な大会となったのである。

 なんといってもレジェンド田中将斗なのだ。フジワラ・アームバーとか、アサイ・ムーンサルトと呼ばれるように、スライディングDが出たらAEWの実況でもマサト・タナカなのだ。ましてこの聖地2300アリーナでは、直接に見ていた方もいると思われる。
 世の中にはメジャーのやってる『レッスルマニア』には興味を示さず、1日に3興行はフィラデルフィア市内でハシゴ観戦も出来てしまうのだから、当日のロック様ドゥエイン・ジョンソンが出ている方には目もくれず、インディー回りだけをやって堪能したマニアも結構いたのである。
 試合はTNAを離脱したジョシュ・アレキサンダーのC4スパイクが決まるんだが、それはどうでもいいことなのだ。レッスルマニア週間に、田中将斗がメインを務めた大会があった、この事実が重要なのである。

 日本の読者に関心を持ってもらうため紹介順番を変えているが、トップ画像にあるようにドラゴンゲートからドラゴン・キッド、KZM、シュン・スカイウォーカー、YAMATO、箕浦康太の5選手も10人タッグに出場。なにしろWrestleConという選手のサイン会やグッズ販売のイベント一貫の大会であり、実行委員会というか主催者は旧ECWから、ドラゴンゲートUSAに行ったスタッフが軸なので、スターダムや東京女子プロレスだけでなく、ドラゴンゲート勢もアチコチに出ていたことは、日本には伝わってないのかも。

 しかもこの10人タッグ、なんとCMLLとドラゴンゲートの対抗戦という、ビックリものなのである。選抜メンバーはミスティコ、カヴェナリオ、スターjr.、アベルノ、ビジャノ3号jr.というオールスターなんだから、皆さん「ひぇ~」と驚きましょう。豪華なのであります。

 もっともさすがに10人が入り乱れてとなると、結局はミスティコが鉄柵越えで飛んでと、どうしてもそういう見せ場を次々に繋げるだけの試合展開になってしまったかも。ドラゴンゲート勢は当然ルチャに合わせられることもあり、お客さんからしたら誰がどっち側か、メキシカンなのか日本人なのかわからなくなってしまっている。

 24分46秒、CMLL軍の勝利となるんだが、終わってからもさらに黒装束シュン・スカイウォーカーが善玉組から集中砲火を浴びてました。いずれにせよ、アメリカのお客は、メールで聞いても「どっちが勝ったとか覚えてない」となることが多々あり。それは重要じゃないということでもあります。
 もちろん強調して足りないのは、2024年の裏レッスルマニアには、ドラゴンゲートvs. CMLLの10人タッグもあったという記録に他なりません。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン