大仁田厚参戦!Battleground Championship Wrestlingフィラデルフィア

■ Battleground Championship Wrestling “TRIBUTE TO THE EXTREME 2”
日時:4月6日(現地時間)
会場:米ペンシルヴァニア州フィラデルフィア 2300アリーナ

 米国現地時間4月5日夜、本誌も度々現地取材している「バトルグラウンド・チャンピオンシップ・レスリング」が、フィラデルフィアの2300アリーナで開催された。
 2300アリーナは、かつてのECWアリーナ。ECWはFMWのビデオテープをサブゥがアメリカに持ち帰ったことがきっかけで興ったデスマッチ団体のため、大仁田とも因縁が深い場所である。

 今回は、当然ながら『レッスルマニア』週間の便乗興行の1つではある。しかしこの週、ギッシリと毎日様々なプロモーションが2300アリーナを筆頭にフラデルフィアの各地で興行戦争していることを思えば、当地ではもっとも知名度のあるBattlegroundが、イチバン美味しい金曜夜を確保というのがもの凄いことなのだ。

 大仁田厚が参戦した第一試合は、ババ・レイ、ディーボンのダッドリー・ブラザーズとのタッグマッチだが、大仁田のタッグパートナーはサプライズとして非公開のまま。これは2022年8月6日、同地で開催された『Turn Up The Heat』大会からの因縁に由来する。

▼大仁田がブリー・レイから辛勝!ECWと電流爆破デスマッチに突入か?

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 ダッドリー・ブラザーズの入場に続き、1人でワイルド・シングで入場した大仁田は、リング中央で待つババが咥えていたタバコに火をつけてやると、2人で煙を燻らせるパフォーマンスを見せ、会場をわかせた。

 大仁田のサプライズタッグパートナーの呼び込みと共に、トミー・ドリーマーが入場すると、会場のボルテージは早くも最高潮に達し、有名レスラーの揃い踏みに「ディス イズ オーサム!」の大合唱がこだました。

 リングインしてマイクを持ったトミー・ドリーマーが「ダラスのレッスルコンの会場で大仁田の隣のブースになった。その時テリーに電話した」と、昨年8月に逝去したテリー・ファンクと大仁田、そして自身の縁を語り、最後はテリーを通して「大仁田と俺はブラザーだ!」と力強く話し、歓声を浴びるや否や、大仁田とトミーはババとディーボンに殴りかかり、試合がスタート。

 ババが大仁田にボディスラムの後、セカンドロープから開脚させた大仁田の股間めがけてダイビングヘッドバットを決めるなど、観客を大いに沸かせる展開。
 最後はババがトミーをテーブルに沈めた。
 試合後大仁田は、「いつかECWで電流爆破をやろうぜ!」と語りリングを後にした。