[ファイトクラブ]MLW小島聡CozyMAX マット・リドルDBスミスjr.流血Cバウワー代表

[週刊ファイト4月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼MLW小島聡CozyMAX マット・リドルDBスミスjr.流血Cバウワー代表
 photo by George Napolitano  編集部編

■ MLW Once Upon a Time in New York
日時:3月16日(米YouTube公開3月17日 収録2月29日)
会場:米ニューヨーク州NY市クイーンズ メルローズ・ボールルーム


 本誌詳細既報済みの通り、ニューヨークで有料生中継された『Intimidation Games』と同日に収録された2時間番組が『Once Upon a Time in New York』である。こちらはYouTube公開なので、日本からもお気軽に楽しめること。さらに本稿公開の3月29日(米国時間は明日)に、フロリダ州セント・ピーターズバークで、ウナギ・サヤカも初参戦する2つの金網リングを使った『War Chamber』が開催なので、せっかくジョージ・ナポリターノ記者の迫力写真もあるので、その前に紹介しておくことにする。
 ちなみに、そのセント・ピーターズバーク大会、さらにシカゴ大会と、今後の予定も随所に紹介される番組構成なんだが、ウナギが必殺”城門突破”を見舞う等のハイライト映像の最後には「ぎゃん!」という擬音が入っていて、笑かしてくれました。


 本誌は、現場当日の実際の収録順番までも知っているわけだが、固いことは言わなくていい(笑)。今回も小島聡と、MLWとは新日本プロレスと並んで三角提携関係にあるCMLLからOKUMURA、さらにその小島にMLW世界王座を明け渡したボンバイエ・ファイトクラブのアレックス・ケインがベビーフェイス・トリオを結成。外敵軍であるWTF(ワールド・タイタン・フェデレーション=なんのパロディかは説明不要)のトム・ローラー(デイビー・ボーイ・スミスjr.とのタッグ王座保持)、リチャード・ホリディ、ジョシュ・ビショップ w/セント・ローレントを迎え撃った。


 試合は格闘家対決となるアレックス・ケインとトム・ローラーの絡みや、小島聡のコジカッターの切れ味を堪能しつつ、スープレックスで投げ飛ばすOKUMURAにも焦点が当てられた試合デザインに。フィニッシュはもちろん小島のコージーラリアットがビショップに決まってる。
 ただ、番組はそこで終わるわけにはいかない。負けた外敵軍WTFがデイビー・ボーイ・スミスjr.含めて総出で急襲して、勝ち誇る絵にしていた。もっとも、こちらのYouTube番組はあとから編集できるわけだから、スタズタにカットされてちょっとしか挿入されなかったカードとか、舞台裏まで知る本誌には作る側の判断が興味深かっただけでなく、やはりこちらも小島聡の出番をトリに構成していたことは特筆されよう。


 事実、番組は勝ち誇るWTF軍の絵がエンディングなんだが、現場の会場ではビールのケースを持ったマット・リドルが現れてデイビー・ボーイにキックを見舞い、正規軍がパーティーを祝う絵なのであった。


 もう1つ、[ファイトクラブ]記事ながら冒頭の公開箇所に紹介しておくのは、番組では中盤の放送順番にして、目玉カードだったそのマット・リドルとデイビー・ボーイ・スミスjr.のシングル戦である。旧ECWは麦わら帽子のおっさんが名物客だったが、MLWの場合は巨乳の名物おばさんが、フィラデルフィアからニューヨークにも遠征観戦(笑)。その名物おばさんに祝福されて、NJPW WORLD認定TV王座のベルトを持って出てきたのがマット・リドルという案配である。


 実況が”Japanese Strong Style”と叫んでいる通りで、全日本プロレスの『チャンピオン・カーニバル』に来日するデイビー・ボーイなんだから、二人の試合展開はモロに日本流。最後は一瞬の切り返し丸め込み(写真上中央)でリドルの勝利。WTG軍も蹴散らしてました。アメプロの底辺でも、こういう試合をお客さんに魅せているというのが2024年の現場報告なのであります。

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