KICK Insist 18日泰対抗戦は睦雅、瀧澤博人がKO勝利 3階級で団体新王者誕生!ジャパンキックボクシング協会

 3月24日(日)東京・後楽園ホールで開催された。ジャパンキックボクシング協会2024年第1弾大会「KICK Insist 18」。トリプルメインのトリは、ジャパンキック・ライト級王者の睦雅/ムガ(ビクトリー)が、元MAX MUAYTHAI 61.5㎏王者 パランラック・FELLOW GYM(タイ)を序盤から攻め立て、2Rカーフロ―キックに左右フックからの左ボディで悶絶させるKO勝。

 トリプルメイン2では、昨年11月の同大会で敗退した瀧澤博人(ビクトリー)が、コッチャサーンFELLOW GYM(元泰国ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級7位/タイ)に2R縦肘カウンターを決め、出血TKO勝。

 トリプルメイン1は、ジャパンキック・ウェルター級タイトルマッチで大地・フォージャー(ジャパンキック・ウェルター級王者/誠真)が過去に2敗している政斗(同級2位/治政館)の挑戦を受けた。試合は1Rからパンチの打ち合いが多くなる展開で、政斗がパンチをヒットしていき、1R終盤ダウンを奪取。立ち上がったもののダメージが残る大地・フォージャーは、2R政斗の右クロスで2度ダウンを喫しTKO敗けで王座陥落、新王者が誕生した。

 またダブルセミファイナルでは、ジャパンキック・フェザー級王者の渡辺航己(JMNジム)王座返上により、空位となった王座を1位・櫓木淳平(ビクトリー)vs. 2位・皆川裕哉(KICK BOX)で争われた。両者勝ち負け半々くらいの戦績で、接戦が予想されたが皆川が序盤から積極的に攻め、フックを何度かヒットさせペースを握り、2Rロープ際まで追い込んだところで右フックをヒットさせKO勝利で王座戴冠に成功した。

 ダブルセミファイナル2では、空位となっているジャパンキック・フライ級王座認定試合として1位・西原茉生(治政館)がNKBフライ級1位の則武知宏(NKB・テツ)と団体トップコンテンダー同士の認定戦が行わた。この試合は西原が勝利した場合のみ(延長R無し)王者認定される試合で、王座認定に燃える西原の動きはよく、2Rカウンターの右パンチでダウン先取、そして4R蹴り続けたロ―キックのダメージも見える則武から右フックをヒットさせ3ダウンを奪い王座認定に成功した。

トップ写真:上段左手から睦雅(ビクトリー)瀧澤博人(ビクトリー)下段左手から新王者になった政斗(治政館/ウェルター級)皆川裕哉(KICK BOX/フェザー級)西原茉生(治政館/フライ級)


・全試合ツイキャスにて生配信された動画は、来月4月7日(日) 23:59 まで視聴可 https://twitcasting.tv/c:jka_kickboxing/shopcart/298503  
解説:元WKBA世界スーパーフェザー級チャンピオン 蘇我英樹(市原ジムOB)

■ ジャパンキックボクシング協会 令和6年能登半島地震復興チャリティー「KICK Insist Insist 18」
日時:2024年3月24日(日)開場17:00 開始17:15 
会場:東京・後楽園ホール
主催:株式会社VICTORY SPIRITS/ビクトリージム
認定:ジャパンキックボクシング協会
【お問合せ】ビクトリージム TEL 0493-25-3338

<11・メインイベント3 日泰国際戦63kg契約3分3R>
○睦雅/ムガ(ジャパンキック ライト級王者/ビクトリー)27歳 20戦14勝(8KO)4敗2分
 2RKO 40秒 ※左ボディ
●パランラック・FELLOW GYM(元MAX MUAYTHAI 61.5kg王者/FELLOW・タイ)28歳 

左ボディフックでKO勝の睦雅は、7連勝4連続KOと好調をキープ、前戦2023年11月26日「Kick Insist 17」でNJKF代表選手のひとりである健太(元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者/ESG)に2RTKO勝利して、日本上位クラスの実力は証明しているので、強豪外国人選手・他団体日本上位選手との試合も期待したい。

<10.メインイベント2 日泰国際戦57.5kg契約3分3R>
⚪︎瀧澤博人(WMOインターナショナル フェザー級王者/ビクトリー)
 2RTKO 1分19秒 ※肘によるカットのよるドクターチェック⇒レフェリーストップ
⚫︎コッチャサーンFELLOW GYM(元泰国ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級7位/FELLOW・タイ)

2R縦肘でカットに成功してTKO勝利の瀧澤は「7月世界王座に挑戦したいと思います!」と述べた

<9.メインイベント1 ジャパンキック ウェルター級タイトルマッチ3分5R >  
⚫︎大地・フォージャー(ジャパンキック ウェルター級王者/誠真)
 2RTKO 2分10秒 ※レフェリーストップ
⚪︎政 斗(挑戦者 同級2位/治政館)
※政斗が新王者

パンチメインの打ち合いに打ち勝った政斗が、計4度のダウンを奪い王座奪取に成功

<8.セミファイナル ジャパンキック フェザー級王座決定戦3分5R(延長1Rあり)>
⚫︎櫓木淳平(ジャパンキック フェザー級1位/ビクトリー)
 2RTKO 1分43秒 ※右フック 3ダウンレフェリーストップ
⚪︎皆川裕哉(同級2位/KICK BOX)
※皆川が新王者

1Rから皆川がローキック、パンチをヒットさせ攻勢、2Rロープ際まで追い込み右フックでKO勝

<7.セミファイナル ジャパンキック フライ級王座認定試合3分5R(※西原選手が勝利した場合のみジャパンキック フライ級王者として認定される) >
⚪︎西原茉生(ジャパンキック フライ級1位/治政館)
 4RTKO 1分38秒 3ダウン
⚫︎則武知宏(NKBフライ級1位/NKB・テツ)
※西原がチャンピオン認定

サウスポー同士の対戦は、スピードのある攻撃でロ―キックとカウンターパンチをヒットさせ2R1度、4R3度ダウンを奪いTKO勝で認定戦を勝ち抜き王者となった。

<6.日泰国際戦 51.5㎏契約3分3R> 
⚪︎細田昇吾(元スックワンキントーン フライ級王者・ジャパンキックフライ級2位/ビクトリー)
 2RKO 51秒 ※右ローキック
⚫︎モート・エイワスポーツジム(元泰国ムエサイアム イサーン ミニフライ級&ライトフライ級王者/タイ・エイワスポーツ)

1Rからパンチ、ローと攻め込む細田は、2R右ロ―キックでKO勝

<5.ジャパンキック ウェルター級ランキング戦3分3R>
⚫︎正 哉(ジャパンキック ウェルター級1位/誠真)
 1RKO 2分17秒 ※右ストレート⇒レフェリーストップ
⚪︎細見直生(同級3位/KICK BOX)

<4.ライト級3分3R>
⚪︎林 瑞紀(ジャパンキック ライト級4位/治政館)
 判定3-0(30-29 30-27 29-28)
⚫︎岡田彬宏(ラジャサクレック・ムエタイ)

<3.スーパーフライ級3分3R> 
⚫︎花澤一成(市原)
 判定0-3(三者27-30)
⚪︎徹平(ZERO)

<2.ライト級3分3R>  
⚪︎菊地拓人(市原)
 判定2-0(30-28 30-29 29-29)
⚫︎尾形春樹(チームタイガーホーク)

<1.フェザー級3分3R>  
⚫︎JOE(誠真)
 判定0-3(二者28-30 29-30)
⚪︎松岡優太(チームタイガーホーク)