ヤクブ・ヴィクワチが王座防衛!KSW 92

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 3月16日(現地時間)にポーランド共和国ゴジュフ・ヴィエルコポルスキで『KSW 92: Wikłacz vs. Jojua』が開催された。
 KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
 今大会は、バンタム級王座戦で、王者、ヤクブ・ヴィクワチがズリコ・ジョジュアの挑戦を受けた。試合は壮観な戦いが展開された。最初の3ラウンドでは、状況は万華鏡のように変わり続けた。時には一方が、時にはもう一方が戦いの主導権を握った。ファイターたちは少し立って戦ったが、主にマット上とネット下のクリンチで戦い、早く試合を終わらせるチャンスを求めて常にポジションを変えた。4Rでは、双方の戦術が一変し、5分間にわたってパンチとキックの応戦が繰り広げられた。戦いの最後の部分は主にグラウンドで行われ、間違いなく王者のコントロール下で行われた。王者ヴィクワチは最終的に挑戦者ジョジュアを上回り、王座防衛となった。

■ KSW 92: Wikłacz vs. Jojua
日時:2024年3月16日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ゴジュフ・ヴィエルコポルスキ

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○ヤクブ・ヴィクワチ(ポーランド/王者)
 判定
●ズリコ・ジョジュア(ジョージア/挑戦者)

<ミドル級>
○ピョトル・クベルスキ(ポーランド)
 1R 4分55秒 TKO
●ミハウ・マテルラ(ポーランド)

<フェザー級>
○ダニエル・ルトコフスキ(ポーランド)
 判定
●ジュリオ・セザール・ネヴェス(ブラジル)

<バンタム級>
○ミリャン・ズドラフコヴィッチ(セルビア)
 2R 1分33秒 TKO
●カミル・シュカラデク(ポーランド)

<ウェルター級>
○マチェイ・ジェフトゥシュコ(ポーランド)
 判定
●マリウス・ジャロムスキス(リトアニア)

<ウェルター級>
○ヴィクトル・ザレフスキ(ポーランド)
 1R 0分33秒 TKO
●アドリアン・ジェリンスキ(ポーランド)