四階級のトーナメント準決勝が行われた!ACA 172

(C)ACA

 3月9日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 172: Vagaev vs. Esengulov』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会はウェルター級、ヘビー級、ライトヘビー級、バンタム級の四階級のトーナメント準決勝が行われた。メインでは、ウェルター級でアブバカル・ヴァガエフ対エディル・エセングロフで争われた。下馬評は13連勝中のエセングロフが有利となっている。しかし、試合は、ヴァガエフが前に出て打撃でプレッシャーをかける展開が続き、ラウンドが進むとヴァガエフがテイクダウンに成功するなど試合を有利に進めた。そのまま判定となり、ヴァガエフが勝利で、決勝に駒を進めた。
 ヘビー級は、アダム・ボガティレフ対キリル・コルニロフのロシア人同士の対戦となり、RCCから移籍してきて連勝中のコルニロフが下馬評では有利となっている。しかし、試合は、1Rからテイクダウンを奪うボガティレフが試合を有利に進め、遂に4R、グランドでコルニロフを捕えてチョークで一本勝ち。下馬評を覆し、ボガティレフが勝ち上がり、決勝に駒を進めた。
 ライトヘビー級トーナメント準決勝は、アドラン・イブラギモフ対レオナルド・シルバで争われ、
 バンタム級トーナメント準決勝は、メフディ・バイドゥラエフ対マハルベク・カルギノフで争われ、バイドゥラエフがチョークで一本勝ちして決勝に駒を進めた。

■ ACA 172: Vagaev vs. Esengulov
日時:2024年3月9日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<ウェルター級トーナメント準決勝>
○アブバカル・ヴァガエフ(ロシア)
 判定
●エディル・エセングロフ(キルギス)

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○アダム・ボガティレフ(ロシア)
 4R 3分16秒 リアネイキドチョーク
●キリル・コルニロフ(ロシア)

<ライトヘビー級トーナメント準決勝>
○アドラン・イブラギモフ(ロシア)
 判定
●レオナルド・シルバ(ブラジル)

<バンタム級トーナメント準決勝>
○メフディ・バイドゥラエフ(ロシア)
 2R 1分40秒 リアネイキドチョーク
●マハルベク・カルギノフ(ロシア)

<ウェルター級>
○チェルシ・ドゥダエフ(ロシア)
 判定
●アナトリー・ボイコ(ロシア)

<ウェルター級>
○ウザイル・アブドゥラコフ(ロシア)
 判定
●アンドレイ・コシュキン(ロシア)