“鉄人”ジョニー・オリベイラが初戴冠!瀬戸口勝也がNJKF元王者に完勝!新日本キックボクシング協会『MAGNUM 59』

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 3月3日(日)キックボクシングの老舗、新日本キックボクシング協会の2024年第1弾となる『MAGNUM 59』が、東京・後楽園ホールで開催された。

 スペシャルメインは、団体対抗戦で新日本キックボクシング協会唯一の王者・瀬戸口勝也(横須賀大賀ジム) が、元NJKF & WBCムエタイ日本王者の山浦俊一(新興ムエタイジム)を迎え撃つスペシャルメインは、減量失敗で減点2開始となった山浦が、1Rから肘でのカットを狙い、強打の瀬戸口はパンチで倒しにいく展開は激戦となり、3R瀬戸口がパンチで2度ダウンを奪い勝利をおさめた。

 メインイベント(コーメイン)では、新日本キック新設階級となるスーパーフェザー級王座決定戦で、新日本キックのベテラン“鉄人”ジョニー・オリベイラ(トーエルジム/日本スーパーフェザー級4位)と伸び盛りの木下竜輔(伊原道場本部/日本スーパーフェザー級2位)で争われた。キャリアと実績では、ジョニーが大きく上回るが、両者初対戦(2022年5月15日「TITANS NEOS 30」)では、木下が右フックをクリーンヒットさせてKO勝しており、再戦がリベンジ & タイトル奪取のチャンスとなったジョニーは序盤から前に出るが、木下もよく練習していたと思える動きで差がでない展開。驚異のフィジカルを誇るジョニーが3Rから徐々に自力を発揮して決定打こそなかったが、ハイキック、パンチで圧しきり3-0の判定勝。2004年新日本キックでデビューして、46歳にして悲願の王座獲得に成功した。


■ 新日本キックボクシング協会 MAGNUM 59
日時:2024年3月3日(日)開場:17:00 開始:17:30
会場:東京・後楽園ホール
主催:新日本キックボクシング協会 伊原道場
協 賛:株式会社トーエル
後 援:東京スポーツ/フィットネスショップ
問い合わせ:伊原プロモーション ℡03-3780-1338
HP:http://www.shinnihonkickboxing.com/

<スペシャルメインイベント第12試合 新日本キックNJKF 交流戦59Kg契約 3分3R>
○瀬戸口勝也(横須賀大賀ジム) 41戦30勝(13KO)8敗3分
・日本フェザー級王者
 判定3-0(28-25 30-24 30-25)
●山浦俊一(新興ムエタイジム/NJKFスーパーフェザー級1位)32戦17勝(3KO)13敗2分 ※山浦900gオーバーのため減点2開始、グローブハンデ(瀬戸口6oz-山浦8oz)
・元NJKFスーパーフェザー級王者
・WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者

<メインイベント第11試合 日本スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R 延長1R>
●木下竜輔(伊原道場本部/日本スーパーフェザー級2位)49戦29勝(13KO)8敗3分
 判定0-3(48-50 49-50 48-50)
○ジョニー・オリベイラ(トーエルジム/日本スーパーフェザー級4位、元日本ライト級1位)60戦15勝(1KO)27敗18分

ジョニーの強烈なハイキックは、クリーンヒットはしなかったが、パワーある蹴りで木下を何度も飛ばした。
2003年から新日本キックボクシング協会に参戦しているジョニーは、石井達也や勝次とライト級タイトルマッチの経験もある。僅差の敗退も多いが、圧倒的なフィジカルを持ち、戦績以上の実力者である。パーソナルトレーニングジム(JOHNNY’S GYM TOKYO)を経営しており、自身が実践しているので説得力がある。

<第10試合 69kg契約 3分3R>
△佐藤界聖(PCK連闘会)14戦11勝(3KO)3敗 ※佐1.3kgオーバーで減点2開始
・聖域統一ウェルター級チャンピオン
 引分0-1(2者28-28 28-29)
△大谷真弘/オオヤマサヒロ(BRAVE FIGHT CLUB)6戦5勝(2KO)1敗

カーフキックを効かせ優位に試合を運んだ佐藤だったが、減量失敗による減点が響き引分となった。

<第9試合 新日本キックNJKF交流戦78Kg契約 3分3R ※ヒジなし>
○マルコ(伊原道場本部)6戦3勝(1KO)3敗
 判定3-0(三者30-25)
●雄也(新興ムエタイジム)9戦2勝6敗1分

マルコがパンチ、膝で2度のダウンを奪うが、雄也も食い下がり判定までもつれ込み判定勝利となった。

~休憩~

<第8試合 ミネルヴァ公式戦 女子48.5Kg契約 2分3R ※ヒジなし>
○Nao(AXGYM)4戦4勝(2KO)
・ミネルヴァアトム級チャンピオン
 判定2-0(二者30-29 29-29)
●RUI・JANJIRA(ジャンジラムジム)3戦1勝2敗

<第7試合 新日本キックNJKF交流戦 51.8kg契約 3分2R>
●渡邊 匠成(伊原道場本部)2戦1勝1分
 判定0-2(二者19-20 18-20)
○大久保貴広(京都野口ジム)1戦1勝(1KO)

<第6試合 新日本キックNJKF交流戦 ウエルター級-66.68Kg 3分2R>
●宇野澤京佑(伊原道場本部) デビュー戦
 2RTKO 2分35秒
○崚登(新興ムエタイジム)2戦1勝(1KO)1分

<第5試合 女子アマチュア37Kg 契約 2分2R ※首相撲あり、顔面ヒザ蹴りなし、ヒジなし>
○西田永愛/ニシダトア(伊原道場越谷)28戦16勝(2KO)9敗3分
・Queen’s Fight 全国トーナメント初代35Kg 王者
 判定2-0(二者20-19 19-19)
●渡邊梨央(MtF MUGEN GYM)14戦7勝6敗1分
・Queen’s Fight 準優勝

<第4試合 ミネルヴァ公式戦 女子49Kg契約 2分3R ※ヒジなし>
○佐藤”魔王”応紀(PCK連闘会/ミネルヴァライトフライ級2位)21戦10勝(5KO)9敗2分
 2RTKO 1分14秒
●紗耶香(格闘技スタジオBLOOM/ミネルヴァライトフライ級3位)21戦10勝(5KO)9敗2分

<第3試合 ミネルヴァ公式戦 女子49Kg契約 2分3R ※ヒジなし>
△ナディア・ブロン・バビルス(伊原道場アルゼンチン支部)6戦3勝1敗2分
・アルゼンチン極真空手チャンピオン
 引分1-1(30-29 29-29 29-30)
△Yuka★(SHINE沖縄)10戦5勝4敗1分
・ミネルヴァライトフライ級チャンピオン

<第2試合 アマチュア45㎏契約2分2R ※首相撲あり、顔面ヒザ蹴りなし、ヒジなし>
●西田蓮斗(伊原道場越谷)10戦5勝4敗1分
 判定0-2(二者19-20 19-19)
○龍翔/リュウガ(TRASH)10戦8勝2敗

<第1試合 アマチュア31㎏契約2分2R ※首相撲あり、顔面ヒザ蹴りなし、ヒジなし>
○武田 竜之介(伊原道場越谷)8戦4勝4敗
 判定3-0(二者20-19 20-18)
●米田 賢吾(VALLEY KICKBOXING TEM )8戦5勝 (2KO)3敗