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2月9日（現地時間）にロシア連邦モスクワで『ACA 170: Goncharov vs. Vyazigin』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB（アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート）はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー（ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット＝WFCA）はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA（アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット）として新たにスタートしたのだった。
今大会のメインは、ヘビー級王座戦＆トーナメント準決勝で、王者エフゲニー・ゴンチャロフがアントン・ヴィヤジギンの挑戦を受けた。トーナメント一回戦で、王者アリハン・ワカエフを破り、王者となって初防衛戦となるゴンチャロフだが、下馬評は王者が圧倒している。試合はスタンドの展開が続き、前にでるゴンチャロフと的確に当ててくるヴィヤジギンという展開。2Rにはヴィヤジギンがゴンチャロフをぐらつかせる場面もあったが、判定までもつれ込み、積極性もあるゴンチャロフが判定勝ちで王座防衛を果たした。
セミファイナルでは、ミドル級トーナメント準決勝が組まれ、シャミル・アブドゥラエフ対アブドゥル・ラフマン・ジャナエフというロシア人同士の対戦となった。下馬評はアブドゥラエフが有利となっている。試合は下馬評通り、アブドゥラエフがグランドで上を奪って猛攻。最後はマウントパンチ連打で、遂にレフェリーがストップ。アブドゥラエフがTKO勝ちで決勝進出となった。
■ ACA 170: Goncharov vs. Vyazigin
日時：2024年2月9日（現地時間）
会場：ロシア連邦モスクワ
＜ヘビー級王座タイトルマッチ＆トーナメント準決勝＞
○エフゲニー・ゴンチャロフ（ロシア／王者）
判定
●アントン・ヴィヤジギン（ロシア／挑戦者）
＜ミドル級トーナメント準決勝＞
○シャミル・アブドゥラエフ（ロシア）
3R TKO
●アブドゥル・ラフマン・ジャナエフ（ロシア）
＜ミドル級＞
○ニコラ・ディプチコフ（ブルガリア）
1R TKO
●ヴィタリー・スリペンコ（ウクライナ）
＜ライト級＞
○ダウド・シャイカエフ（ロシア）
判定
●ムハメド・ココフ（ロシア）
＜ライト級＞
○アブドゥル・ラフマン・テミロフ（ロシア）
判定
●ベクボロット・アブディルダ・ウル（カザフスタン）