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1月26日(現地時間)にロシア連邦グロズヌイで『ACA 169: Bibulatov vs. Deák』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
今大会では、バンタム級、フライ級のトーナメント準決勝が行われた。メインではバンタム級準決勝で、元王者マゴメド・ビブラトフと、元オクタゴンのバンタム級王者トマーシュ・デアークが対戦。本来は、現王者オレグ・ボリソフが対戦予定だったが、怪我でトーナメント欠場となった為、代打でデアークが抜擢された形だ。急遽抜擢されたこともあり、下馬評は元王者であるビブラトフ有利となっている。試合は、スタンドでの打撃戦で、ビブラトフの右ローキックが炸裂し、デアークがダウン。そこで、ビブラトフが襲い掛かり、パウンド連打。レフェリーがストップし、ビブラトフがTKO勝利。ついに決勝戦へ駒を進めた。
フライ級準決勝は、アザマト・プシュコフとラスル・アルバスハノフのロシア人対決となった。こちらも本来はアザマト・ケレフォフがアルバスハノフと対戦予定だったが、健高上の理由でトーナメント棄権した為、プシュコフが抜擢された形だ。試合は、激しい殴り合いの末、最後はアルバスハノフが力尽きたところ、プシュコフのアッパーが炸裂。アルバスハノフがダウンすると、レフェリーがすぐに無理と判断してストップ。プシュコフがTKO勝ちで決勝へ駒を進めた。
■ ACA 169: Bibulatov vs. Deák
日時:2024年1月26日(現地時間)
会場:ロシア連邦グロズヌイ
<バンタム級トーナメント準決勝>
○マゴメド・ビブラトフ(ロシア)
3R 3分48秒 TKO
●トマーシュ・デアーク(スロバキア)
<フライ級トーナメント準決勝>
○アザマト・プシュコフ(ロシア)
4R 3分44秒 TKO
●ラスル・アルバスハノフ(ロシア)
<バンタム級>
○ジョシエル・シルバ(ブラジル)
判定
●アブドゥル・ラフマン・ドゥダエフ(ロシア)
<ミドル級>
○ムラド・アブドゥラエフ(ロシア)
判定
●フセイン・クシャゴフ(ロシア)
<バンタム級>
○ムラド・カラモフ(ロシア)
判定
●ダニエル・オリベイラ(ブラジル)