[ファイトクラブ]MLW小島聡サミ・キャラハン角田奈穂宮本もかマット・リドルAケイン組

[週刊ファイト2月1日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼MLW小島聡サミ・キャラハン角田奈穂宮本もかマット・リドルAケイン組
 photo by George Napolitano 編集部編
・パン大好き男KOJIMAと、紙で生身を切るサミ・キャラハンの王道メイン
・東京女子直輸入!角田奈穂勝利もLoveダグ 宮本もかデート誘いYES
・実況「最もdlされてる女子」金髪ザイダがノートリアス・ミミ下すアメプロ
・大河ドラマ軸は外敵軍World Titan Federation裏はWhat The Fuck?
・格闘技出身3人MリドルAケイン、WTF軍Tローラー新日でやるかも
・次回2・3『SuperFight』小島Aケイン王座挑戦 ミスティコ 永田裕志/他


■ MLW Reload 2024
▼YouTube版

会場:米ペンシルバニア州フラデルフィア 2300アリーナ

パン大好き男KOJIMAと、紙で生身を切るサミ・キャラハンの王道メイン
<番組メインイベント シングルマッチ>
○小島聡
 10分41秒 ラリアット2連発
●サミ・キャラハン


 実際は現地時間1月6日、有料番組として配信されたMLW『Kings of Colosseum』と同じ日に収録された2時間番組(正味1時間48分)である。つまり、当日はフルに2大会が収録されたのだ。笑えるのは、LIVEで流された方に、「パン大好き男KOJIMA」が出てきて、今回はベーグルを客にも投げ入れていたんだが、そこにサミ・キャラハンが急襲して、両者の対決は2週間後となるのだ。ところが、本誌はジョージ・ナポリターノ記者を派遣しての自前の現地取材なので、当夜の本当の試合順も知っている。実は、先に試合収録が済んでいて、あとから因縁勃発なのだった。


 なにしろ、アメリカでもっともうるさいというか、目の肥えたマニアが集結しているフィラデルフィアの聖地2300アリーナである。ダメな試合やろうものなら容赦ない批判をSNSにスグに暴露される、真の実力が問われる鬼門会場でもある。ところが、「この部分は2週間後の公開ですから、よろしくお願いします」には、スンナリ協力している実態が極めて興味深い。ある意味では、大人のファンが集っていることの裏返しになろう。そりゃ、COZYが、久しぶりにじっくり見たらやたら太っていたキャラハンに勝つのは常連客にはお約束でしかないのだ。

 あくまで、どういう中身のをやってくれて楽しませたか。そこがイマイチだったら、キャラハンともども次はない。お客さんと真剣勝負を闘うのがプロレスの崇高さであることを体現する、見応えのある試合になっていく。実際の当夜の試合順とは違い、今回の番組メインになっていたことが全てなのだった。

 日本からの視聴者も容易に楽しめるYouTubeも公開されたので、まず、この試合から紹介することにする。
 ゴングなる前の場外乱闘から始まった試合は、選手がサインを入れて$10で売っている厚手写真紙にカラー印刷されたポートレイトを持ち出し、それを指の間とか、口中に挟んで、スルっとカッターの役割で切るという、なかなか面白いキャラハンの攻撃が印象に残る。もちろん、コジのマシンガン・チョップが火を噴いて挽回となるんだが・・・。


 なおもキャラハンは指を攻撃してと、技巧職人の創意工夫は楽しめました。最後はラリアットが決まるんですが、はい、二人とも次回も呼ばれてます。

東京女子直輸入!角田奈穂勝利もLoveダグ 宮本もかデート誘いYES
<東京女子プロレスShowcase シングル戦>
○角田奈穂
 6分23秒
●宮本もか


 番組では、ちょうど真ん中の順番に変えていたように、期待に応えて良かった試合ということです。実況は、「この二人は抗争中で何度もやっていて、アメリカまで追いかけてきた」と説明してたんだが、要するに”本場”のJoshi Puroresuをそのまま提供する意図になる。会員向け[ファイトクラブ]記事だけど、さすがにこれは冒頭の公開箇所に出さないと叱られます。ちゃんとサービスいたします。


 角田奈穂がいじめっ子役なんだな。初めて見るお客さんの前で、わかりやすく闘うことは極めて重要です。あと、宮本もかの着物のようなコスチュームも、ベビーフェイスに感情移入させるのに効果的なのでした。


 当然ヒールがフォールするケツなんだけど、このカードはそれだけで終わらなかった。Naoが帰ったあと、プレイボーイのLOVEダグが出てきて、「Moka、よくがんばった。良かった」とデートに誘うのです。そして答えは・・・YES! 二人は手を取って引き上げていくのでした。いやぁ~、これは単に2選手を呼んで「普段の試合をやってくれ」ではないので、破格の扱いなのではないでしょうか。お客の記憶に残ったということ。人間の記憶なんて、1つの大会で数試合しか覚えてないモンであって、あとからなんかで聞かれて、「そんなカードあったっけ?」の方が多いんだから、『Kings of Colosseum』のハイパーミサヲといい、東京女子プロレスのMLW遠征は上的なのでありました。

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