GLEAT/田中稔30th懐かしの新日jr集結 斉藤兄弟田村ハヤト共に防衛 新たな遺恨勃発

 今年、GLEAT一発目の大阪大会が行われた。前日からの雨も午前中には止み、会場には大勢の観客が詰めかけた。
 この日は、ボーナスマッチを含め、10試合も行われ4時間近い大会となった。

 第4試合では、田中稔の30周年記念試合が行われた。まず、メンバーが素敵である。田中は、金本浩二とジュニアスターズを復活させ、対戦相手もケンドー・カシンと高岩竜一。新日本90年代のジュニア戦士たちがこの記念試合の為に終結したのである。これだけで、当時を知るファンにはたまらないカードであろう。何より、田中自身が試合後に嬉しかったと語っており、先月のKAZMA SAKAMOTOの20周年もそうであったが、本当にその選手にとっても、記念となるようなカードを団体側が計らってくれるのは、素晴らしい!
 試合は、田中が高岩をタナカ・レッグバーで仕留め、記念試合を白星で飾った。

 セミは、全日本の斉藤兄弟がGLEATから奪取したG-INFINITY(タッグ王座)の防衛記録二桁にした。相手は、GLEAT初参戦の大門寺崇にバルク・オーケストラのリーダー河上隆一の急造コンビだったが、大門寺は試合後バルク入りをする。

 メインは、G-REX選手権(シングル王座)。王者田村ハヤトは今回が初防衛戦となった。その相手は、第1試合のG RUMBLEで勝ち残った同門のガレノ・デル・マル。巨体を駆使して王者を追い込み、スリーカウント入ったかと思われた場面もあったが、最後はラリアットの連発で田村が勝利をもぎ取った。最後は、ノーサイドで健闘を称えあった。

 各試合後、この日の、または過去の経緯から、来月23日に同所で行われる大会へのカードが続々と成立し、エル・リンダマンvs.黒潮TOKYO・JAPAN、大門寺崇vs.鬼塚一聖、渡辺相壮馬vs.TAKUMA、そしてG-REX王座を賭けて田村ハヤトとSBKが戦う予定だ。
 シングルマッチが多いので、また次回大会も盛り上がり必至だろう!

■ GLEAT Ver.8
日時:2024年1月21日(日) 17時開始
場所:大阪府立体育会館・第2競技場(エディオンアリーナ大阪)
観衆:553人(主催者発表)

≪第1試合 G PROWRESTLING~G RUMBLE 2024(23人参加)≫
○ガレノ・デル・マル<13>
 30分25秒 ガレノ・スペシャル⇒エビ固め
●伊藤貴則<20>

≪第2試合 LIDET UWF 15分1本勝負≫
○井土徹也
 6分42秒 ヒザ十字固め
●ハートリー・ジャクソン

≪第3試合 20分1本勝負≫
○エンペラドール・アステカ
エル・ペンディート
アクション・ジャクソン
ブラック・アンドロメダ
 7分10秒 サクリフィシオ・アステカ⇒エビ固め
カズ・ハヤシ
JDリー
●頓所隼
MICHIKO

≪ボーナスマッチ 時間無制限1本勝負≫
○CIMA 
 3分40秒 クイーンカード⇒片エビ固め
●後藤哲也

≪第4試合 田中稔30周年記念試合 30分1本勝負≫
○田中稔
金本浩二
 8分43秒 タナカ・レッグバー)
ケンドー・カシン
●高岩竜一

≪第5試合 20分1本勝負≫
T-Hawk
○エル・リンダマン
山村武寛
 10分50秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
伊藤貴則
鬼塚一聖
●児玉裕輔

≪第6試合 20分1本勝負≫
SBK
○TAKUMA
 13分40秒 640°スプラッシュ⇒片エビ固め
●渡辺壮馬
進祐哉

≪第7試合 20分1本勝負≫
石田凱士
鈴木鼓太郎
○フラミータ
 11分11秒 Elena
KAZMA SAKAMOTO
●チェック島谷
クワイエット・ストーム

≪第8試合 G-INFINITY選手権試合 30分1本勝負≫
<王者組>
○斉藤ジュン
斉藤レイ
 19分4秒 DOOM⇒片エビ固め
●河上隆一
大門寺崇
<挑戦者組>
※斉藤兄弟が10度目の防衛に成功

≪第9試合 G-REX選手権試合 60分1本勝負≫
<王者>
○田村ハヤト
 18分21秒 ラリアット⇒片エビ固め 
●ガレノ・デル・マル
<挑戦者>
※田村が初防衛に成功

☆この大会の完全詳細は、1月26日発売の週刊ファイトに掲載されました。
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