[ファイトクラブ]10試合ボリューミーGLEAT田中稔30th斉藤兄弟V10田村ハヤト防衛

[週刊ファイト2月1日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼10試合ボリューミーGLEAT田中稔30th斉藤兄弟V10田村ハヤト防衛
 photo & text by 西尾智幸
・23名参加のGランブル。Xに黒潮TOKYOジャパンら登場
・ライブルを制したガレノがメインで田村に挑戦
・田村は同門ガレノを相手に薄氷防衛
・斉藤兄弟はG-INFINITYをまたも防衛しV10
・田中稔30th 90年代の新日ジュニア戦士達が花を添える
・2・23大阪大会への布石を打ちまくり4試合決定
・ファミリー感、アットホーム感のある団体
・大門寺崇がバルクオーケストラ入り


10試合ボリューミーGLEAT田中稔30th斉藤兄弟V10田村ハヤト防衛

■ GLEAT / GLEAT Ver.8
日時:2024年1月21日(日) 17時開始
場所:大阪府立体育会館・第2競技場(エディオンアリーナ大阪)
観衆:553人(主催者発表)

G-REX戦 王者・田村ハヤトGランブル優勝ガレノとバルク同門対決へ

 GLEAT大阪大会一発目は、大阪府立第2で開催された。流石にハコが大きくなると、ゲスト、タイトル戦、記念試合など興味深いカードが目白押し。
 まずは、1年前も同所でこの形式で行われたGランブル(時間差バトルロイヤル)。優勝者がメインで田村ハヤトの持つG-REX王座に挑戦。謎になっていた2名の選手は、黒潮TOKYOジャパンと立花誠吾。黒潮の長すぎる入場に会場は大盛り上がり、でもリンダマンは超ブチ切れ。
 30分超えのバトルとなったが、優勝者はバルクの同門ガレノ・デル・マルと決定。

≪第1試合 G PROWRESTLING~G RUMBLE 2024(23人参加)≫
○ガレノ・デル・マル
 30分25秒 ガレノ・スペシャル⇒エビ固め
●伊藤貴則

★参加選手(入場順)
1,エル・リンダマン、2.グレイトX=黒潮TOKYOジャパン、2.グレイトY=立花誠吾、4.カズ・ハヤシ、5.フラミータ、6.ブラック・アンドロメダ、7.JDリー、8.鬼塚一聖、9.T-Hawk、10.頓所 隼、11.児玉裕輔、12.山村武寛、13.ガレノ・デル・マル、14.エル・ベンディート、15.クワイエット・ストーム、16.エンペラドール・アステカ、17.アクション・ジャクソン、18.KAZMA SAKAMOTO、19.チェック島谷、20.伊藤貴則、21.MICHIKO、22.鈴木鼓太郎、23.石田凱士

≪第9試合 G-REX選手権試合 60分1本勝負≫
<王者>
○田村ハヤト
 18分21秒 ラリアット⇒片エビ固め 
●ガレノ・デル・マル
<挑戦者>
※田村が初防衛に成功


 試合は、ガレノ優勢で進められた。田村がダイビングショルダーなどで攻めるもペースを掴めない。逆に、ガレノがジャンプしてのボディプレス、キャメルクラッチ、ブレーンバスターと攻め続ける。
 田村は、ガレノの巨体を投げっぱなしジャーマンで叩きつけるも突破口が見いだせない。

 今度は、ガレノが強烈なラリアット、キャノンボール。コーナーからのフライングボディプレスは、カウント3入っていたのではと言う微妙な判定で、観客からも「えーっ!」と言う声が上がった。いずれにせよ、ピンチの田村だが最後の気力でエルボーの打ち合い、そして意地のラリアットで勝利をもぎ取った。


 ヒヤヒヤ防衛だった田村。試合後は、ノーサイドでお互いの健闘を称えあった。
 そのあとに、SBKが挑戦表明。2月23日同所でタイトル戦が決定。最後にまとめて書くが、次の大会への予告編が見事に多くの試合後に組み込まれていた。

外敵・斉藤兄弟V10ベルトまたも持ち帰り 大門寺崇はバルクオケ入り

≪第8試合 G-INFINITY選手権試合 30分1本勝負≫
<王者組>
○斉藤ジュン
斉藤レイ
19分4秒 DOOM⇒片エビ固め 
●河上隆一
大門寺崇
<挑戦者組>
※斉藤兄弟が10度目の防衛に成功


 昨年6月、田村ハヤト&チェック島谷組からタッグベルトを奪取した斉藤兄弟。しかも、この半年の間に9度も防衛を果たしている。今回の相手は、バルクのリーダー河上がGLEAT初参戦の大門寺と組んでの挑戦。大門寺も、レイの145キロの巨体を抱えて後方に投げるなど、奮闘したが連系という部分で血の繋がった兄弟と、この日初タッグとでは明らかに差が出てしまい、最後も必殺の合体技のDOOMで河上が沈んでしまった。
 試合後、バックステージでは、大門寺がバルク入りを決断。メンバーもウエルカム状態だ。今後の大門寺の活躍に期待!

田中稔30周年記念試合 90年代の新日ジュニア戦士達が花を添える

≪第4試合 田中稔30周年記念試合 30分1本勝負≫
○田中稔
金本浩二
 8分43秒 タナカ・レッグバー
ケンドー・カシン
●高岩竜一

 稔と金本の“ジュニア・スターズ”が復活! 
 そして、その相手は92年デビューの同期、高岩とカシン(石澤常光)。
 また、カシンのデビュー戦の相手は金本と、いろんな繋がりがある。当時を知る者にとっては、顔合わせだけでワクワクする。カシンは入場の際、吉野正人コミッショナーに話しかけ握手を求めた。

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