1・14 RISE175選手インタビュー!山川賢誠、翔、チャッピー吉沼、チャンヒョン・リー!大会見どころ、GLORYとの新たな展望を発表

■山川賢誠選手インタビュー
『相手の穴を見つけて、対策をしっかりして勝ちに行く』

–北海道寒そうですね。
山川 めちゃめちゃ寒いです。

–その寒さは減量に響いてますか?
山川 減量ばっちりなので大丈夫です。

–言われてみればもう頬がこけてきてますね。
山川 この時期になるとこけてきます(笑)。

–今回7ヶ月ぶりの試合になりますがこの7ヶ月の間にどんな部分が進化したと思いますか?
山川 基礎的な部分から細かいテクニックもそうですけどもう全てレベルアップしてます。前回のRIZINの試合終わってからずっと練習してるので、いつでも戦える準備しながら練習してきたので、成長っていう部分では他の誰にも負けない自信があります。

–所属のKickboxing Academy Sapporoは今ボクシングトレーナーが常駐してると聞いたのですがその進化の部分で役立ってますか?
山川 すごく信頼してるトレーナーで自分に足りないところから良さも伸ばしてくれて、すごい良いトレーナーさんなので、信頼しています。

–今までのRISEで見ていた山川選手とまた違った山川選手が今回は見れますか?
山川 今までの自分の良さも伸ばしてもらいつつとにかく悪いところの修正がメインですね。どの距離でも戦えるようになっています。

–もうオールマイティに自分の距離だけじゃなくていろんな距離で戦うことができるようになってきたわけですね。
山川 そうですね、どの距離でも自信はあります。

–ジムがすごくリニューアルされたって聞いたんですけどそれは練習にも活かされてますか?
山川 もう雰囲気から集中できるというかすごい良い環境になってます。

–山川選手に続いてどんどんプロ選手が出てくるような感じになりますか?
山川 そうなるといいですね。

–対戦相手の翔選手は3連勝中で直近の2試合はKO勝ちしてますがこの選手はどうですか?
山川 すごい気持ちが強くて試合見てても押されてる展開からも諦めないで最後まで倒しに行く姿勢とかすごい良いファイターだなと思うけど、単純に強い選手とやってないからそういう試合の映像しかないのかなって、全然自分にとってはやりやすいです。

–翔選手は高校1年生の時に初めて福岡で見に行った試合で山川選手が出ててそれ見てすごく印象に残ってるそうです。
山川 なんかすごいですね。その選手と戦うことになるとは。

–今回の試合に関して翔選手の方はキーワードとして我慢強くって言ってるんですけど、逆に山川選手はこの一戦のキーワードってどういう言葉を置きますか?
山川 倒せるタイミングがあれば倒したいと思うし、我慢強くって言うんだったらそこを折ってやろうかな。気持ちを折ります。

–翔選手は左ボディが得意で今回も山川選手を左ボディで倒す自信があると言ってますが、この発言に関してはいかがですか?
山川 当たればいいですね(笑)。多分相手の思う様な展開にはならないです。

–逆に山川選手はどんな攻撃で翔選手を悶絶させようと思いますか?
山川 何でも倒せると思います。パンチで倒してますけど蹴りでも倒せる技がたくさんあるので、タイミング見て何でも倒せます。

–この試合は山川選手が札幌在住ならば翔選手は福岡在住ということで札幌対福岡という図式も描けますけどこの部分はいかがですか?
山川 地方にいてもこうやって活躍できるというか、自分は北海道の選手たちにそういう道を切り開きたい。翔選手もそういう希望を与えられるような選手になれたらいいですよね。

–この試合を山川選手のファンやRISEファンの方々にどんなところに注目してほしいと思いますか?
山川 この先、ベルトを獲りに行きたいのでレベルの違いというか、自分が今後トップ戦線で戦っていくために楽しみにしてもらえるような試合をします。

–今フェザー級のチャンピオンは門口選手ですけどその背中は山川選手からはどういう風に見えてますか?
山川 正直すごいですよね。対抗戦もしっかり勝っていってるし競り勝つ強さもあるし、自分と戦った後も強くなってるなって思いながら見てます。

–もし年内にまた戦うことがあればどんな試合にしますか?
山川 毎回試合するたびに映像をしっかり見てるんですけど、弱点っていう弱点がそんなにない中、打たれ強い選手とかも自分は倒してきてるので、そういう面で今まで倒れなかった選手を倒すっていう穴を見つけて、対策をしっかりして勝ちに行きます。

–この2024年は今回の翔戦を足掛かりにどういうステップを歩みたいと思ってますか?
山川 自分の上のランキングの選手には今まで負けてきてる選手もいるので、その選手たちにしっかりやり返して、誰もが納得する上でタイトルマッチにたどり着いて、チャンピオンを倒して本気でベルトを獲りに行きたいです。

–最後に山川選手のファンそしてRISEのファンの皆様に今回の翔戦に対する熱いメッセージをお願いします。
山川 2024年は本気でベルトを獲りに行くのでランキング下の翔選手、こんなところでつまずいてられないのでレベルの差を見せつけて勝ちます。応援お願いします。


■翔[かける]インタビュー
『勝った上で盛り上げないとそもそも話にならない』
『DEEP☆KICKの選手とかいきなり上位とやらせろとか言ってる人いますけど、そんな奴いたら普通にやりたいです』

–去年1年はどんな1年でした?
翔 去年は全勝できたので結果だけ見ればすごく良かったです。

–3連勝中ですね
翔 そうですね、3連勝中です。

–そのうち直近の2試合はRISEのランカー相手にKO勝利じゃないですか。
翔 KOで勝てたのは結構でかいですね。判定でもまず勝とうっていう感じでそこまでKOを狙ってなかったのが逆に良かったかもしれないです。

–好調の原因は何か練習方法を変えたりモチベーションが変わったりっていうのがあったんですか?
翔 練習方法は特に変えてないですけど一昨年のRIZINで負けてからちょっと意識じゃないですけど、前まではとりあえず盛り上がればいいかなみたいな感じだったんですよ。ただ勝てないと意味ないなって思って、強引に行き過ぎるだけじゃなくてちゃんと実践的にやらないとなと思ったのがでかいかもしれないです。

–地元の大会場でのビッグマッチに出場して同郷の栗秋選手に負けたのはよほど悔しかったんですね。
翔 悔しかったし盛り上げるだけだと負けた時に周りが残念そうだったので、勝った上で盛り上げないとそもそも話にならないなと思ったのでそこが一番です。

–11ヶ月ぶりのナンバーシリーズですが格闘技の聖地・後楽園ホールに再び上がるのはどうですか?
翔 楽しみです。去年2月にやらせてもらってそこからは福岡だったので、東京でも試合したかったので後楽園でできるのは嬉しいです。

–地元は地元の試合で大切だと思いますけど後楽園で試合をやるのはちょっと違うものがありますか?
翔 地元と違って応援してくれる人は少ないので、その分試合の内容だったりとかで見せなきゃいけないのでより気合いが入ります。

–今回対戦相手は翔選手が福岡ならば北海道札幌市在住の山川選手になりましたけど、北海道vs福岡対決はどうですか?
翔 それもめっちゃ燃えてるんですけど、山川選手は僕が高校1年生ぐらいの時に初めてRISE WESTを見に行った時にちょうどメインでやってる選手だったのですごく印象があって。その時は55kgでやってたんですけどフェザーになって上位だったので、どっかやりたいなと思ってたので決まった時は結構テンション上がりましたね。

–赤い糸で結ばれていましたね?
翔 かもしれないです。その時も僕の先輩に勝ってたのでここでやり返さないといけないですね。

–モチベーションは上がってますね。
翔 相手決まった時はめっちゃ上がりました。

–対戦相手がランキング上ですがその辺りでも意識は高まりますか?
翔 ランキングは最近そんなに気にしてなかったんですけど、やるからには上の選手に勝って、そこに勝たないと一番上とやれないので高まりますね。

–今回の山川選手との試合はどんな試合になると予想しますか?
翔 距離も遠くて身長も高いので我慢強くいかないとダメかなと思います。強引に行ってもダメなので我慢強くいこうかなと。

–今回の一戦のテーマは我慢強くっていうことになりますか?
翔 もう3ラウンド使ってでも作戦通り丁寧に丁寧にやっていければ倒せます。

–ファンの方々にはこの一戦はどんなところに注目してもらいたいですか?
翔 九州と北海道で東京の後楽園ホールだとどうしてもお客さん自体は地元から離れてるので知らない人も多いと思うんですけど、レベル高い試合になるのでそこを見てもらいたいですね。名前知らない分試合内容で覚えて下さい。

–翔選手の個性としては「俺の個性のこんなところ見て欲しい」っていう部分はありますか?
翔 武器としては左ボディですね。左ボディはほぼ全員に効かせてるのでそこは見せたいですね。

–山川選手も悶絶させる自信がありますか?
翔 全然ありますね。ボディだけじゃなくても倒せる技はいっぱいあるんですけど、向こうがガードしてきても一発当てれば倒せるぐらいのボディを今回は準備してるます。

–ではこの山川戦を足がかりに2024年はどんな風に突っ走りたいですか?
翔 1月に試合が決まったので最低でも6試合ぐらいしたいです。いっぱい試合して覚えてもらわなきゃいけないので、実力も知名度も両方とも上げれるようにしたいです。

–現状でフェザー級チャンピオンの門口選手の背中は見えてますか?
翔 勝てばちょっとずつ見えてくると思うんですけど、門口選手は今僕がフェザー級で一番他の団体通しても強いと思うんですよ。なのでそこに勝つためにまずはこの1戦とあと上位の安本選手とか梅井選手、魁斗選手辺も倒さないといけないので、全員倒してから挑みたいです。

–では一人一人上位ランカー狩りってのが今年のテーマになってきますか?
翔 上位ランカーだったりRISEで組めないなら他団体のチャンピオンとか他団体の選手とかも倒していきたいです。

–他団体に乗り込むというのも気持ち的にはありますか?
翔 めちゃめちゃあります。それこそ最近名前覚えてないですけどDEEP☆KICKの選手とかそこら辺でRISEを目標にしてきて、それでいきなり上位とやらせろとか言ってる人いますけど、そんな奴いたら普通にやりたいですね。

–でしたら今年は地元福岡だけじゃなく東京大阪といろんなところに上がりそうですね。
翔 今年はもうどんどんオファー欲しいです。もう全然誰でもいいんで。試合数を去年が3試合だったんで今年は最低6試合ですね。

–あまり試合をしても怪我は少ない方なんですね。
翔 今までもそんな怪我とかなかったしだいたい3ヶ月ぐらいでのスパンでやれてたのでそんな怪我ないですね。

–最後に翔選手のファンそしてRISEファンの皆さんに今回の山川戦に懸ける熱いメッセージをお願いします。
翔 後楽園ホールの試合で地元福岡からは離れてるんですけど、インパクト残してKOで終わらせられるようにするので、自分の進化したところを見せれるように熱い試合をしますので応援よろしくお願いします。

■チャッピー吉沼選手インタビュー
『俺のチワワ第1号「木村ケルベイベー」になってほしい』

–試合は1年2ヶ月ぶりですね。
チャッピー そうですね、少し空きましたね。

–この1年2ヶ月のインターバルはどうしてたんですか?
チャッピー 精神統一してました。

–長い精神統一ですね。ずっと瞑想していた感じですか?
チャッピー 去年末に最後に滝行にも行って完成されました。

–滝行はインスタにもあげてましたけどどんな気分でした?
チャピー 軽はずみな気持ちで行ったんですけど思ったよりきつくて、なんか道が見えました。

–道が見えた?それはどの様な道ですか?
チャッピー ロックンロール道です。少しだけ何かがわかったような気がします。

–2024年は復活ロードとなりますか?
チャッピー ここをしっかり勝って上まで行きたいですね。目指してるところまで行きたいです。

–今目指してるところはスーパーライト級戦線でどのあたりなんでしょうか?
チャッピー 一番上まで行きたいですね。

–今ちょうどチャンピオンが空位ですがその辺はどの様に感じていますか?
チャッピー いやもう今回の試合終わってすぐにトーナメントを組んでもらって、そこで強いやつを倒したいです。

–今回の対戦相手の木村“ケルベロス”颯太選手は去年かなり話題となった選手ですが、選手としての印象はどうですか?
チャッピー どっちかって言うと上手い選手って感じです。

–具体的に話せる範囲でいいんですが上手さってどういうところに感じますか?
チャッピー 勝ってる試合は遠い距離なのかなってところと、当て感はやっぱりありますよね。

–その辺の距離感を惑わせながら攻略する感じになりますか?
チャッピー 多分そうですね、あんま考えてないですけど。

–ケルベロス選手は去年朝倉未来選手にもチワワ扱いされましたけど、チャッピー選手のリングネームは愛犬から取ってますよね?
チャッピー そうですね。可愛がってた愛犬がいたんですけど。

–もしかしてその愛犬チャッピー君はチワワじゃないですよね?
チャッピー もう少しデカめですね。チワワはキャンキャン吠えるんで俺はあんまり好きではないんですよね。可愛いんですけどね。

–じゃあ今回はケルベロス選手にキャンキャン吠えさせますか?
チャッピー キャンキャン吠えさせて飼ったことないですけど俺のチワワ第1号「木村ケルベイベー」になってほしいかなと。

–ケルベロス選手をペット化するということですね。
チャッピー そうです、犬は好きなんで。

–チャッピー選手は国際式ボクシングのキャリアもありますよね?
チャッピー 国際式というかタイで2試合ぐらいやっていて、その時にソムラック・カムシンっていうタイで初めてボクシングで金メダル獲った人に教わってたんです。

–すごいじゃないですか。
チャッピー たまたまですよ。たまたま行き着いた先がそこだっただけで。

–それがまたなぜキックになったんですか?
チャッピー ムエタイ好きだったんでタイに一人で練習に行って、タクシーの運転手にムエタイやりたいって言って
たどり着いた先がソムラックのところだったんですよ。

–タクシーの運転手が運命を導いてくれたんですね。
チャッピー 最初違うところ行くって言ってたのに面倒くさくなったのかここがいいとか言い出して(笑)。

–じゃあ今回もタイで培ったボクシングのキャリアを十分に活かした試合運びをすることになりますか?
チャッピー マインドはタイにありますけどだいぶ空いちゃってるので、今はこっちで培ったものですね。

–余談ですが、そのソムラックさん、2023年の年末に逮捕されていました。
チャッピー マジですか!! 俺が今まで出会った中で一番ぶっ飛んだ人なので驚かないです。

–今回対戦相手のケルベロス選手は公開練習も披露してくれましたけど、その時に「仮想チャッピー」として顔を白く塗りたくった練習パートナーが出てきましたけどご覧になりました?
チャッピー いや〜出来が悪かったですね。もうちょっとメイク法を教えてあげれば良かったです。

–そのメイクは前日の計量の時から披露する予定でしょうか?
チャッピー 今ちょっと考え中です。まだそっちの練習をしてないので、うまくいけば。

–少なくともこの間ケルベロス選手が用意した仮想チャッピーよりは完成度が高いということですね?
チャッピー もう全然100万倍ぐらい違います。

–今回この試合楽しみにしてるファンの方々にはどんなところに注目して欲しいですか?
チャッピー 向こうが「圧倒する」みたいなこと言ってたんでしたっけ?

–テーマは圧倒と言っていました。
チャッピー 言う割に試合を見ていると最終ラウンドバテ気味なんで、それが持つのかなっていうところが気になるところと、俺は死ぬ気でというか殺す気で行くんで逆にお前がボコボコになっちゃうんじゃないかなって感じですかね。

–ちなみにこのチャッピーって名付けたかつての愛犬の品種は何だったんですか?
チャッピー ケルベロスです。

–最後にチャッピー選手の復帰を待ちわびていたファン、そしてRISEファンの方々にこの一戦に懸ける熱いメッセージをお願いします。
チャッピー 年明け一発目RISEを盛り上げるために一生懸命頑張ります。ベイベ。

■チャンヒョン・リー選手インタビュー
『僕の方が5ラウンドの試合は経験豊富ですし、僕はKOされたことがない』
『いろんなところを攻略してKOします』

–あけましておめでとうございます。どんな新年を迎えましたか?
チャンヒョン 家族と一緒に楽しい新年を迎えました。

–今ご家族は何人いらっしゃるんですか?
チャンヒョン 奥さんのお腹にいる赤ちゃんを含めて4人です。

–いつ頃二人目は生まれる予定ですか?
チャンヒョン 試合終わってからもう来週に生まれます。

–責任重大ですね。
チャンヒョン そうです(笑)。

–上の子は男の子ですか女の子ですか?何歳ですか?
チャンヒョン 1人目は男の子で今3歳です。

–可愛くて仕方ないんじゃないですか?
チャンヒョン すごく可愛いです。

–近い将来キックボクシングをさせますか?
チャンヒョン 本人が望むのであればやらせるつもりです。

–息子さんはやる気ありますか?
チャンヒョン 家ではよく真似したりしてます。

–せっかくですので息子さんのお名前教えていただけますか?
チャンヒョン チェ・ファンです。

–10年後20年後楽しみにしてます。ところで試合は5ヶ月ぶりになると思うのですがこの5ヶ月どんな練習調整をされていましたか?
チャンヒョン 自分の弱点についてよく考えました。

–5ヶ月前の秀樹戦で何故自分が負けたのかということも突き詰めて分析されたんですか?
チャンヒョン いろいろありますけど相手の変則的な動きを予測できなかったのが敗因です。

–日本ではチャンヒョン選手はサウスポーが苦手なんじゃないかという意見もありますけどいかがでしょうか?
チャンヒョン 今回の試合を通じてそうじゃないということを証明します。

–挑戦者のサウスポーの大雅選手の印象を聞かせていただけますか?
チャンヒョン すごく経験のあるベテランという印象です。

–あの戦い方はどうでしょうか?
チャンヒョン 早くて鋭い打撃を持ってると思います。

–先に大雅選手のインタビューをしたのですが、大雅選手は最初のラウンドでいいのが入ったらチャンヒョン選手が倒れる、あるいはドロドロの5ラウンドになっても負けないと発言してますがいかがですか?
チャンヒョン それは自分も同じです。こっちの方が5ラウンドの試合は経験豊富ですし、僕はKOされたことがないので僕の方が有利です。

–チャンピオンとしてはどんな試合展開になると予想しますか?
チャンヒョン 序盤から仕掛けることもありますが後半に行ってもチャンピオンの強さを証明します。

–チャンヒョン選手は後半にものすごくピッチを上げてきて強いという印象がありますけど、自分ではどう思われますか?
チャンヒョン 自分でもそう思いますし、大雅選手の動きに合わせて対処して試合をします。

–現時点では決まり手というかフィニッシュはどんなイメージでしょうか?
チャンヒョン いろんなところを攻略して相手をKOします。

–今回の大雅選手が挑戦する防衛戦を皮切りに2024年はどんなチャンピオンロードを歩んでいきたいと思いますか?
チャンヒョン いつも同じですけどチャンピオンだからっていうイメージではなくて、やっぱり面白い試合をするためにいつも考えて努力してます。

–チャンヒョン選手は普段はものすごく優しいイメージで、戦ってる時はものすごく猛々しいイメージになるんですけど、そのギャップは自分でどう分析されてるんでしょうか?
チャンヒョン むしろそれが自分の魅力になると思います。

–ちなみにチャンヒョン選手の今の趣味は何でしょうか?
チャンヒョン 本を読もうと努力してます。

–具体的にはジャンルはどんな本読んでらっしゃるんですか?
チャンヒョン 経営とか経済とかそういう本を読んでます。

–結構硬い本をお読みになるんですね。
チャンヒョン やっぱりジムを運営するためには(笑)。

–もちろん直近の目標っていうのは今回の王座防衛だと思いますけど、2024年全体の目標を教えていただけますか?
チャンヒョン 今まで通り面白い試合をするのがやっぱり自分の目標です。

–最後にチャンヒョン選手のファン、RISEファンの皆様に今回の王座防衛戦の決意表明をお願いします。
チャンヒョン RISEスーパーフェザー級王者のチャンヒョン・リーです。今回強い大雅選手を挑戦者に迎えますけど、大雅選手に勝って強いチャンピオンの姿を見せます。寒いこの冬を熱くさせようと思います。よろしくお願いします。

≪大会コラム≫

大雅がベルトのかかった試合に挑むのはK-1スーパー・フェザー級王座戴冠して以来、実に約7 RISE伊藤隆代表が「素晴らしい試合が多くて、あっという間に大会が終わった。RISEの2023年を締めくくる素晴らしい大会だったと思う」と語った昨年12月のRISE両国大会から1カ月。2024年のスタートとなる「RISE.175」が目前に迫ってきた。

今大会のメインイベント(第11試合)に組まれたのは王者チャンヒョン・リーVS挑戦者・大雅のRISEスーパーフェザー級タイトルマッチだ。
年ぶり。過去にRISEとK-1の両団体でベルトを巻いた選手は村越優汰のみで、もし大雅がRISE王者となれば村越に続いて2人目となる。またK-1王者からRISE王者になる選手としては史上初だ。この経歴だけを見れば順風満帆に見える大雅のキャリアだが、今回のチャンスを掴むまでの道のりは決して平坦ではなかった。

大雅はHIROYAの弟として、2012年に16歳の若さでプロデビュー。デビュー当初から類まれな格闘技センスを高く評価され、デビューからわずか1年9カ月で第3代Krushスーパー・バンタム級(-55kg)王座を獲得すると、同年11月の新生K-1旗揚げ戦では武尊とも拳を交えた。

その後は武尊らと共にK-1の中心選手として活躍し、2017年2月には卜部弘嵩を下して第3代K-1スーパー・フェザー級王座に就く。翌2018年3月の“K-1年間最大のビッグマッチ”「K’FESTA.1」では武尊とのK-1スーパー・フェザー級タイトルマッチが組まれ、K-1の未来を担う一人として期待を集めていた。

しかしタイトルマッチ前に所属するTRY HARD GYMがK-1を離脱すると、そこから大雅の運命が一変する。K-1からRIZINを主戦場を移した2018年~2020年の戦績は2勝7敗1分と大きく負け越し、K-1時代からは想像できない戦績に終わった。大雅は「負けが続くと自信もなくなるし、負けたから早く試合をしなきゃと思って、急なオファーや階級が上の相手のオファーを受けたり…あの頃は自分を見失って迷走していましたね」と当時を振り返る。

そんな大雅に救いの手を差し伸べたのがRISEだった。伊藤代表は不調にあえいでいた大雅に2019年3月以来、2度目のRISE参戦をオファーし、大雅に復活の場を設けた。その初戦=2021年7月のRISE大阪大会こそ中村寛に惜敗した大雅だったが、続く11月のRISE大阪大会では梅野源治に勝利。2022年はRIZINで1勝1分の滑り出しで、10月のRISE大田区大会では奥平将太に勝利して1年間を無敗で終えることになる。

そして2023年はK-1時代のライバル=武尊からのラブコールを受けて、フランスで行われた「MTGP Impact in Paris」に出場してポール・カーポウィッツを下し、8月のRISE大田区大会では当時ランキング2位の常陸飛雄馬に勝利して、チャンヒョンの持つベルトに辿り着いた。

今回のタイトルマッチが決まり、大雅は「チャンヒョン・リーに日本人で勝てる選手は自分以外いないと思う。チャンヒョンがチャンピオンだからベルトを獲りたいと思ったし、チャンヒョンが持っていることにベルトの価値があると思う」と語っている。RISEで戦うことを選び、そこにチャンヒョン・リーという王者がいたからこそ、大雅は復活することが出来たのだ。

もちろんチャンヒョン戦に辿り着くことが大雅のゴールではない。大雅が“完全”復活するためには、2017年11月の王座戴冠から6年以上ベルトを保持する“絶対王者”チャンヒョンを越え、RISE王者として新たな一歩を踏み出す必要がある。大雅がRISEのベルトを巻いて再び輝きを取り戻すか、それともチャンヒョンが圧倒的な強さで長期政権を継続するか。RISEスーパーフェザー級のベルトと共に未来へ進む王者を決める戦いだ。

セミファイナル(第10試合)では第3代RISE QUEENミニフライ級王者・小林愛理奈が台湾のワン・チンロンを迎え撃つ。この試合は小林にとって王者として初めての試合。昨年11月のerika♡とのタイトルマッチでは見事なKO勝利でベルトを巻いた小林だが、RISEの王者に求められるものは“倒して勝つ”こと。小林自身も「今回はKO勝ち以外はダメ」と話しており、鬼門とされる王者としての初陣でチンロンにKO勝ち=RISE王者としての勝利を目指す。

またYA-MANと朝倉未来の一戦で注目を集めた「FIGHT CLUB」に出場した木村“ケルベロス”颯太とチャッピー吉沼による一戦も行われる。「FIGHT CLUB」では対戦相手の白川陸斗にチワワ呼ばわりされ、試合も時間切れドローに終わっている木村。2024年最初の戦いが汚名返上をかけた一戦となるが、相手の吉沼は突如リングネームを改名し、計量・会見に顔面白塗りで登場し、語尾に「ベイべ」と付けて周囲を困惑させた怪奇派(?)。今回も木村に「俺に負けたら“ケルベイべ”に改名しろ!」と要求している。この異色対決がどんな結末を迎えるかにも注目だ。

対戦カード・大会概要はこちら

一馬引退セレモニーの実施決定!大雅インタビュー!24・1・14 RISE175


RISE×GLORY新たな展望を発表
世界統一ランキングを制定し12月にトーナメントを開催

2022年よりパートナーシップ契約を結び対抗戦や選手の交流を行っているRISEとGLORYが都内にて記者会見を行い、RISEより伊藤隆代表、GLORYよりロビー・ティマーズ氏(GLORYマッチメイカー) モーリス・ホルス氏(GLORYエグゼクティブディレクター)が登壇し2024年の展望を発表した。

会見冒頭では伊藤代表より令和6年能登半島地震へのお見舞いと新年の挨拶を行い、2024年に開催されるビッグマッチのスケジュール4大会が発表された。

≪2024年ビッグマッチ大会スケジュール≫
3月17日(日)ABEMApresents RISEELDORADO2024 東京体育館
7月近辺(予定)RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA
9月8日(日)RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA 横浜BUNTAI(旧横浜文化体育館)
12月近辺(予定) RISE WORLD SERIES 2024 Final

更に2024年12月にGLORYと協力して65㎏級ワンデートーナメントの開催を発表。
トーナメントの参戦候補として、ペットパノムルン、チャド・コリンズ、原口健飛、白鳥大珠、エイブラハム・ヴィダレス、ヤン・カッファなど6名をRISEとGLORYより選出し残りの2名をRISEとGLORYで予選を行っていく。

GLORYマッチメイカー・ロビー氏とエグゼクティブディレクター・モーリス氏がマイクを持って挨拶。

ロビー氏「伊藤代表は素晴らしい方でRISEとGLORYは価値観がマッチしていて良い印象を持っている。2024年はこれまでどの団体も行ったことのない新たな試みとして65㎏の階級でRISE×GLORYの統一ランキングを設け、ファンが望むカードを実現し選手を団体の枠に留めないような取り組みをしていきたい」

モーリス氏「65㎏のトーナメントはベストのファイターが揃うトーナメントになるので誇りをもって取り組んでいきたい。このトーナメントは8人なのでストーリーを伝えやすいのでファンの皆さんには大いに期待して貰いたい。我々の目標はキックボクシングをより有名なものにしてより多くファンを獲得したい。」

登壇者それぞれが今後の取り組みの実現と新たなトーナメントの成功を誓った。

≪2024年RISE×GLORYの展望≫
・-65㎏ワンデートーナメントの実施
・統一ランキングの制定
・統一ルールの制定