一馬引退セレモニーの実施決定!大雅インタビュー!24・1・14 RISE175

一馬は精密機械とも評される多彩な攻撃でKOを量産し、2019年~2022年まで5戦連続KO勝利を収めるなどRISEを体現してきた選手の一人。2021年10月に石月祐作と行われたRISEスーパーフェザー級王座決定戦に勝利し暫定王座を獲得。昨年7月には正規王者チャンヒョン・リーとの統一戦に挑みチャンヒョン・リーから初めてのダウンを奪うも逆転KO負けを喫し正規王座を奪還する事は叶わなかった。

一馬は印象に残る試合として暫定王座決定戦の石月戦と引退試合となったチャンヒョン戦を挙げ、王者らしくRISEを体現する試合が出来たと語った。

昨年11月に結婚し子供を授かり今後は家族の支えとなり、家族との時間を大切にしたいと思い、引退を決意したという。



大雅インタビュー『今が1番強いので、それを試合で証明して盛り上げる』

–試合まで3週間となりましたが体の仕上がり具合はどうですか?
大雅 いつ試合をしても良いという自信があるので早く試合をしたいです。

–世の中はちょうどクリスマスですが、チキンやケーキは食べましたか?
大雅 チキンは毎日食べているんですけど。(笑) 試合前なので試合が終わってからゆっくりします。

–世の中の人が食べているチキンとは別のチキンですね。
大雅 脂の少ないチキンです。(笑)

–町田付近はだんだんと年末年始の雰囲気になってきたと思いますが、その中で追い込みをかけるのはどうですか?
大雅 特にいつもと変わらないですけど、街がクリスマスモードなので僕も幸せな気持ちになっています。

–人の幸せでハッピーになれるタイプですね。
大雅 そうですね。

–大雅選手の2023年はどういう1年でしたか?
大雅 2023年で自分の人生が変わったというか良い方向に変わってきていて、縦隔気種になって試合ができなかったこともありましたけど、今考えてみたらそれがすごい意味があったと思っています。そこからフランスで試合をして、次のランキング戦も勝ってタイトルマッチまで来れたので良い一年になりました。

–TRY HARD GYMの選手たちが絶好調じゃないですか。先日行われた(RUF presents RISE WORLD
SERIES Final Round)両国大会でも、田丸選手や宮﨑選手が良い勝ち方をしましたけど刺激は受けましたか?
大雅 刺激をもらえたというのと、みんなでやっていることが間違いではないということを見せてもらえたので、僕も年始からTRY HARD GYMの強さを見せていきます。

–今TRY HARD GYMが絶好調な要因はどの様に分析されていますか?
大雅 今年に入ってからジムが大きくなって、新しいトレーナーも3人増えて、1年かけてみんなでチームワークを組んでここまで作れました。本当にトレーナーにはすごい感謝しています。

–では大雅選手もそのトレーナーの方々と相性バッチリで調整しているわけですね。
大雅 休みとか関係なく勝たせようという気持ちで練習を見てくれているので、タイトルマッチはみんなでかましにいきます。

–現時点でチャンヒョン・リー選手の対策はばっちりですか?
大雅 そこまで細かく見ていないですけど、大体のパターンは分かっているのでどんな展開になるかは想定しています。

–短期決戦と長期決戦ではどちらになりそうですか?
大雅 どっちも考えていて、最初のラウンドでいいのが入ったら倒れる可能性もあるし、ドロドロの5ラウンドの試合をしても負けないので、自信を持って試合に臨みます。

–過去の試合を見るとチャンピオンのチャンヒョン・リーは長期決戦に強く、尻上がりにピッチをあげてくる印象がありますが、その辺はどう考えていますか?
大雅 チャンヒョンもスピードとか落ちる時は落ちていて、みんなペース配分を分かっていなくて、失速しているところでやられているので、自分はそうならない自信があるのでそこが違いますね。

–8月の秀樹戦も含めてチャンヒョン選手はサウスポーが苦手な説があります。
大雅 苦手だと思います。

–大雅選手もサウスポーですが、その苦手な部分を突いていく考えはありますか?
大雅 もちろん僕もサウスポーなので、サウスポーの良さを使いつつ試合を進めていきます。

–延長の6ラウンド以降になったら大雅選手にとっても未知の領域になりますか?
大雅 でも僕1日で9ラウンド試合をした事があるので、そこら辺は全然大丈夫です。

–その9ラウンドはトーナメントだと思いますが、心境的にはどんな感じですか?
大雅 トーナメントの方は1回試合が終わるので、それを3回しないといけないのでそっちの方がきついです。

–今回のタイトルマッチで延長ラウンドになっても乗り切る覚悟があるわけですね。
大雅 どんな展開になっても絶対勝つって決めています。

–大雅選手の戴冠に期待しているファンの方々にはどんなところに注目してほしいですか?
大雅 一時期負けが続いていた時もありましたが今が1番強いので、それを試合で証明して盛り上がる試合をするのでぜひ会場まで見にきてください。

–今回のタイトルマッチでタイトルを奪取したら、来年はどんな1年にしたいですか?
大雅 チャンピオンになったら色々言えるので、そこから僕が何を言い出すか分からないですけどガンガン突っ走ります。

–TRY HARD GYMや周りの仲間からはどんな風に檄を入れられていますか?
大雅 「絶対いけますよ!」っていう風に言われています。タイトルマッチだからっていう風にはあまり考えていないです。負ける気がしないので。

–最後に今回のタイトルマッチ挑戦にかけるメッセージをお願いします。
大雅 ずっと勝てない時期もあってようやくチャンピオンに挑戦できるところまで来ました。来年必ずチャンピオンになってその続きを見せていくので、今後の自分に注目してください。

■ RISE175
日時:2024年1月14日(日)
会場:東京・後楽園ホール

<RISEスーパーフェザー級(-60kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R>>
チャンヒョン・リー(王者/RAON/第5代RISEスーパーフェザー級王者)
vs.
大雅(挑戦者/TRY HARD GYM/同級2位、第3代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)

<Super Fight! -49.5kg契約 3分3R>延長1R>
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/第3代RISE QUEENミニフライ級王者)
vs.
ワン・チンロン(TKBA/PUNCHUP)

<スーパーライト級(-65kg) 3分3R>延長1R>
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/ライト級9位、第3代DEEP☆KICK -65kg王者)
vs.
チャッピー吉沼(TANG TANG FIGHT CLUB/同級8位)

<フェザー級(-57.5kg)3分3R>延長1R>
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級6位)
vs.
翔(REVOLT/同級11位)

<フェザー級(-57.5kg)3分3R>
久津輪将充(TBF/9+ nine plus lab./CKC2023 -57.5kgトーナメント優勝)
vs.
大島広也(TANG TANG FIGHT CLUB)

<スーパーフェザー級(-60kg)3分3R>
藤橋 光(フリー)
vs.
愛翔(Kickboxing Academy Sapporo)

<スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R>
戸田龍将(TRY HARD GYM/2023年RISENova全日本大会-65kgトーナメント優勝)
vs.
原口アンドレイ(TEAM TEPPEN/第9回 Stand upアマチュアAクラストーナメント一般部-65㎏優勝)

<バンタム級(-55kg) 3分3R>
松山和弘(ReBORN経堂/CKC2022 -57.5kgトーナメント準優勝)
vs.
若原 聖(TEAM TEPPEN)

<アトム級(-46kg) 3分3R>
菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)
vs.
岩永唯伽(OISHI GYM/第16回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会 中学女子2.3年女子43キロ未満 優勝)

<バンタム級(-55㎏)3分3R>
山本“魂武羅”知美(FAITH/2019年KAMINARIMON全日本女子-57kg級準優勝)
vs.
RINA(TEAM TEPPEN)