[週刊ファイト1月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼年末年始-新春展望Stardom両国-どうなるWWE全日-堕ちた新日惨状
Photo: りじちょー 西尾智幸/他
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編 w/甘井公平
・超貴婦人100万Donna Del Mondo解散ジュリアWWE移籍なのか?
・鈴季すずお仕事の舞華戴冠!安納サオリMIRAI 25分Joshi Puroresu
・天咲光由のためのNew Bloodも新人達に追い抜かる両国の第1試合
・MX『あけましてスターダム2024!またまた新春12時間SP』水着大会
・ちゃんよたミス等他媒体が書かない、知らないスターダム裏ネタ大放出
・MVP中野たむ年明け地元凱旋興行:愛知県安城市制施行70周年記念
・女子プロ界現状:東京女子、風香が鍛え直しているアクトレスガールズ
・離脱者続く全日プロ、中嶋勝彦の宣言 どうなる日本版NXT計画の真偽
・編成が苦しくなった新日プロ 札幌2連戦も内藤哲也SANADA再戦カード
・円安メリットなのに海外からの密航者減少が象徴した年末年始マット界
超貴婦人100万Donna Del Mondo解散ジュリアWWE移籍なのか?
―― なにしろ元旦に大きな震災があって、あの馳知事の地域にスタッフがいなくとも、新幹線が止まって時間ロスした以下、様々な影響があったわけで予定のスケジュールが全部遅れています。さすがに新春の全日と、1・4東京ドームだけは簡単な試合結果だけ無理にねじ込みましたが、ちゃんとした専門媒体としての分析を伴った詳細拡大版は今週号の収録になりました。12月29日のスターダムにせよ、今になって紹介するしかありません。
オフレコ 全女時代から馴染みの或るDREAM QUEENDOM名義を使っている大箱興行のみならず、なんといってもトップスターのジュリアがWWEに行くらしいという噂が米国で飛び交っているというのに・・・。まぁ本誌では未確認ながらすでに活字にしてある情報なんだが、年が明けて全日本プロレスの今後と絡んで、ますます現地では声高になっているからな。
―― もはや噂の段階ではなく、「基本合意している」みたいな話になってますからねぇ。
オフレコ それが必ずしも正しいかどうかは注意が必要やろ。鵜呑みにはしないけど、符号する動きが見え隠れし始めたことは確かやからな。
―― なにしろ原田前社長が2023年は「中野たむを(某大賞の)MVPに」とやっていて、怪我で計画が狂ったと思ったら、予定調和で「中野たむ」って、「なんじゃそれは」とシュート活字委員会では失笑になりました。
オフレコ こっちは赤いベルト持ってる、持ってないとかは関係ないんで、女子はジュリア、裏MVPはウナギ・サヤカと他より先に活字に残してある。
■ JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2023
日時:12月29日
会場:両国国技館 観衆3,063人(主催者発表)
―― なんでも早すぎる本誌は、3年前に中野たむMVPなんですが、世間は遅れて評価が始まるとしても、小さい業界の盟主の意向に忖度してるようじゃ批評を問う報道媒体になりません。
オフレコ プロレスは特殊なジャンルだから、辛口批評とか要らないと言う輩もいるけどな。
―― だから、米国にもう100倍どころか、1000倍の差をつけられたという議論になると長くなるので自粛しておきます(笑)。
オフレコ 本誌が正しいとゴリ押したいわけじゃない。各自意見が違うのは認める。例えば、怪我があってもイイのなら、2023年、バツグンの安定度で白いベルトを15回防衛した上谷沙弥こそMVPというなら、なんの文句もない。プロレスというのがどういうスポーツ芸術かわかってきて、間の取り方にタイミングとか、喜怒哀楽の表情、その上達スピードが驚異的だったからな。
12・25『New Blood 12』より 上谷沙弥vs. 玖麗さやか
―― とにかくQUEENDOM中身は良かったと誉める必要はあります。しかし、実数発表と称する数字で3,063人だった両国。1社提供のJRAがいくら出してるか知りませんが、あの音響、舞台装置、照明効果等考えると、入場料だけじゃ赤字じゃないかな、と。
オフレコ 新日の凋落はあとでやるけど、高い入場料金のまま興行数を乱発して、年末は財布を締められたんだろう。
―― 余談ですが、両国はキッチンカーが数台出てて鹿島沙希の故郷になぞらえて「出雲そば」を1杯1,000円で販売してましたが、「諸般の都合で天婦羅と卵が間に合いませんでした」との張り紙があり、値段は変わらず。
オフレコ 「かけそばが1,000円かよ?」と、皆で笑ってたよな。
鈴季すずお仕事の舞華戴冠!安納サオリMIRAI 25分Joshi Puroresu
―― 舞華がメインで勝ったとたんに、売り切れのはずのぼったくり焼酎「舞華のくろうま」も、売店に並びました(笑)。
オフレコ 舞華の戴冠は、こっそりAEW『WORLD END』評の中に比較で入れて、<鈴季すずが、大人のファンに「お仕事役とはなにか? 女帝時代を作ったのはどっちか」を問うた>と、先週号にもう記し残してある。
▼噛みつきアリのアバドン無敗と強調されてもジュリア・ハート戦つまらん
―― スターダムは両国に続き年明け早々に横浜武道館、大阪府立第一と大箱続きですが、とても客席が埋まるとは思えません。春には「BUNTAI」のこけら落としですが、前社長が木谷会長と押さえていたのはここまで。新社長の方針に注目したいです。
オフレコ その白いベルト、安納サオリが24分43秒、ジャパニーズ・オーシャン・スープレックス・ホールドでMIRAIを下して新王者になったセミは凄い内容だったと思う。安納はグラビア人気だけじゃなく、ちゃんと素晴らしいプロレスが出来る。いくらNXTやWWEのPPVなら、ある程度の尺も与えられるにせよ、女子のシングル戦で25分の尺はやらせてないからな。そこはさすがに日本の女子プロレスだけは世界一でいいんじゃないか。