ハテフ・モイルがヘビー級新王者に!OKTAGON 49

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 11月18日(現地時間)にドイツ連邦共和国ケルンで『OKTAGON 49: Moeil vs Todev』が開催された。
 このオクタゴンはチェコ最大のMMA団体であり、欧州ではメジャー大会としてテレビ中継もされている。2016年6月にリアリティ番組「Oktagon Challenge」が開始された時に設立された。
 今大会はドイツ開催となり、メインは神々の階級であるヘビー級王座決定戦。ハテフ・モイルとラザール・トデフで争われる事となった。共にオクタゴンで連勝している同士だが、地元ドイツという事でモイルが下馬評では有利となっている。試合はモイルがプレッシャーをかけて前に出てテイクダウンを狙うが、トデフは倒れない。その後、前に出るモイルと、良い打撃を当てるトデフという静かな打撃戦が続いた。モイルがパンチラッシュで見せ場を作るが、逆に打撃をしっかり当てているのはトデフで、モイルは右目が腫れあがり、カーフキックを喰らって足も痛々しい状態。試合は判定にもつれ込み、ダメージよりも前に出る姿勢が評価されたのかモイルが判定勝ちで新王者に輝いた。
 セミファイナルでは、同じくドイツのクリスチャン・エッカーリンが、元UFCのレアンドロ・シウバを迎え撃った。まさに地元欧州勢対メジャー参戦選手という図式だが、こちらも地元という事もありエッカーリンが下馬評では有利となっている。しかし、試合は、シウバがテイクダウンに成功し、グランドで上を奪い、更にスタンド打撃の攻防でも有利に進めた。3Rにはエッカーリンもグランドでバックを奪って攻める場面も見せたものの、試合をリードしたシウバが判定で勝利した。試合後、敗れたエッカーリンは誕生日だったようで、会場で誕生日のお祝いされた。

■ OKTAGON 49: Moeil vs Todev
日時:2023年11月18日(現地時間)
会場:ドイツ連邦共和国ケルン

<ヘビー級王座王座決定戦>
○ハテフ・モイル(ドイツ)
 判定
●ラザール・トデフ(ブルガリア)

<ウェルター級>
○レアンドロ・シウバ(ブラジル)
 判定
●クリスチャン・エッカーリン(ドイツ)

<ミドル級>
○ケリム・エンギゼク(トルコ)
 1R 3分48秒 TKO
●アダム・ホーバス(ブルガリア)

<フェザー級>
○コーリー・フライ(英国)
 1R 3分35秒 腕十字
●デニズ・イルベイ(ドイツ)

<ウェルター級>
○ニクラス・シュトルツェ(ドイツ)
 1R 3分40秒 TKO
●アンドレイ・カラシュニク(チェコ)

<ミドル級>
○マシュー・ボナー(英国)
 判定
●シハド・アキパ(ドイツ)