リコ・ヴァーホーベンが王座統一!Glory: Collision 6

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 11月4日(現地時間)にで「Glory: Collision 6」が開催された。
 グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
 今大会は、三階級の王座戦が組まれ、メインはヘビー級王座統一戦。約10年、ヘビー級絶対王者として君臨しているリコ・ヴァーホーベンが暫定王者タリク・オサロと王座統一戦を行った。グローリーで圧倒的な強さを誇るヴァーホーベンだが、2023年春に練習中の怪我で欠場、その間にヘビー級トーナメントで優勝を果たし暫定王者となったオサロとの王座統一戦を行うこととなった。実績からヴァーホーベンが有利は動かないが、怪我での欠場の影響だけが不安要素だ。試合は、絶対王者に対してひるまず前に出てプレッシャーをかけるオサロだが、ヴァーホーベンの打撃が当たりだし、クリンチで逃げる場面も多くなる。パンチを当てながらローキックで確実にダメージを与えるヴァーホーベン。そのまま5Rまでペースを崩さす攻め続けヴァーホーベンが判定で勝利し、王座統一を果たした。
 ライトヘビー級王座統一戦も行われ正規王者ドネギ・アベナが暫定王者タリク・カバベに判定勝ちして王座統一。ミドル級王座戦は、王者ドノバン・ウィッセが挑戦者マイケル・ボアペアを判定で下して王座防衛を果たしている。

■ Glory: Collision 6
日時:2023年11月4日(現地時間)
会場:オランダ王国アルンヘム

<ヘビー級王座統一戦>
○リコ・ヴァーホーベン(オランダ/正規王者)
 判定
●タリク・オサロ(ナイジェリア/暫定王者)

<ライトヘビー級王座統一戦>
○ドネギ・アベナ(スリナム/正規王者)
 判定
●タリク・カバベ(モロッコ/暫定王者)

<ミドル級王座タイトルマッチ>
○ドノバン・ウィッセ(スリナム/王者)
 判定
●マイケル・ボアペア(ガーナ/挑戦者)