セネガル相撲王者ボンバルディアがラッパーのレッドにKO勝ち!Octo’Gônes 2

(C)RS Stadium

 10月14日(現地時間)にフランス共和国ヴィルフランシュ・シュル・ソーヌで『Octo’Gônes 2』が開催された。
 Octo’GônesはRS Stadiumが主催するフランスの新興MMA団体だが、この第二回大会では、ボンバルディア対レッドという超ド級の黄金カードが組まれた為、話題になっている。ボンバルディアはセリーニュ・ウスマン・ディアが本名で、セネガル最強の男である。ボンバルディアは2002年~2004年、2014年~2018年のセネガル相撲王者であり、同じセネガル相撲王者であるロッキー・バルボアとMMA戦を行って秒殺KO勝ちを納めて文字通りセネガル最強の男に君臨している化け物。メジャー団体KSWで怪力世界一男マリウス・プッツナウスキーと対戦し、豪快にKO負けしたものの、その後、悲しみの肉弾魔人ズルジーニョにKO勝ち。アフリカ出身の巨漢ファイターとして今後MMAで注目を浴びるだろう逸材だ。対するレッドは、アーネスト・イヴァンダが本名で、欧州で有名なラッパーであり、MMAをバックアップしているうちに遂に自らもMMAデビューしてしまったインフルエンサーだ。デビュー戦はKO負けしてるものの、近年の競技化したMMAにおいて、セネガル相撲対ラッパーという夢の溢れるカードとなっている。
 試合は期待通りのド迫力ファイトとなった。相撲取りのような体格のレッドが突っ込んでいくが、ボンバルディアががっちり受け止め、金網に向かって上手投げのように投げ捨てる。そしてボンバルディアのパウンド連打で、レフェリーがストップ。巨大な怪物同士の大決戦は、ボンバルディアの快勝となった。

■ Octo’Gônes 2
日時:2023年10月14日(現地時間)
会場:フランス共和国ヴィルフランシュ・シュル・ソーヌ

<スーパーヘビー級>
○ボンバルディア(セリーニュ・ウスマン・ディア)(セネガル)
 1R TKO
●レッド(アーネスト・イヴァンダ)(クロアチア)

<フライ級>
○グレゴリー・ワミタン(ニューカレドニア)
 3R リアネイキドチョーク
●マヌチャル・クヴァシラヴァ(ジョージア)

<フライ級>
○カリド・アーメド(エチオピア)
 1R ギロチンチョーク
●ワリド・ラルビ(アルジェリア)

<バンタム級>
○アービン・ベアド(フランス)
 判定
●ムハンマド・ファティ・オズテュルク(トルコ)