カルロス・ベモラが王座統一!OKTAGON 47

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 10月7日(現地時間)にチェコ共和国プラハで『OKTAGON 47: Česko vs Slovensko』が開催された。
 このオクタゴンはチェコ最大のMMA団体であり、欧州ではメジャー大会としてテレビ中継もされている。2016年6月にリアリティ番組「Oktagon Challenge」が開始された時に設立された。
 今大会のメインは、ライトヘビー級王座統一戦で、王者カルロス・ベモラ対暫定王者パボル・ランガーで争われた。元UFC選手のベモラと欧州ローカル大会で活躍しているランガーというメジャー対地元選手という図式だが、下馬評はベモラが有利となっている。そして試合はなんと秒殺決着。試合開始後、ベモラが突進していきパンチラッシュでランガーの顎を打ち抜き、ダウンを奪い、ベモラ追撃のパウンドをレフェリーがストップ。ベモラがわずか7秒、重量級らしい一発の重さで豪快なKOで王座統一を果たした。
 セミファイナルでは、ロシアMMAの草分けM-1で活躍したイワン・ブヒンジャーがヤクブ・ドーナルと対戦。試合は、ブヒンジャーが2Rに爆発。金網際にドーナルを追いこんでパンチラッシュで追い詰める。苦し紛れに足をとりにくるドーナルの後頭部を殴り、反則で一時、ストップされるも、試合再開後、ブヒンジャーの勢いは衰えず、ドーナルを滅多打ちにして、遂にレフェリーがストップ。ブヒンジャーがTKO勝ちで地元での凱旋試合を飾った。

■ OKTAGON 47: Česko vs Slovensko
日時:2023年10月7日(現地時間)
会場:スロバキア共和国ブラチスラヴァ

<ライトヘビー級王座統一戦>
○カルロス・ベモラ(チェコ/王者)
 1R 0分07秒 TKO
●パボル・ランガー(スロバキア/暫定王者)

<ライト級>
○イワン・ブヒンジャー(スロバキア)
 2R 4分46秒
●ヤクブ・ドーナル(チェコ)

<ヘビー級>
○アダム・パラス(ポーランド)
 判定
●ソフィアン・ブキチョウ(フランス)

<ライト級>
○マテウシュ・レギエルスキ(ポーランド)
 判定
●カロル・リシャヴィー(スロバキア)

<ミドル級>
○マレク・マズシュ(スロバキア)
 3R 0分33秒 TKO
●ジェイミー・コルデロ(ドイツ)

<ウェルター級>
○アミラン・ゴゴラゼ(ジョージア)
 判定
●ウカシュ・シヴィエツ(ポーランド)

<ウェルター級>
○マトウシュ・コハウト(チェコ)
 判定
●ロバート・プカチ(スロバキア)