アレクサ・グラッソがドローで王座防衛!ノーチェUFC

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UFC女子フライ級選手権

UFC女子フライ級王者アレクサ・グラッソと前王者ワレンチナ・シェフチェンコの王座決定戦が行われた。拮抗した試合の序盤、シェフチェンコがテイクダウンに成功する一方、グラッソは大きくノックダウン。シェフチェンコは挽回し、積極的にチョークを狙ってラウンドを終えた。チャンピオンシップ・ラウンドになると、グラッソはテイクダウンに失敗したシェフチェンコの頭に強烈なヒザを叩き込む。シェフチェンコは的確なジャブで5ラウンドの経験をアピールしたが、テイクダウンに失敗したグラッソが最後まで優勢に試合を進めた。判定はスプリット・ドロー(ジャッジ1人が5回を10-8)となり、王者が王座を保持した。グラッソはこう語った。

「本当にありがとう!メキシコ万歳!ダメージは大きかったし、パンチも強かった。私が勝者よ。十分やった。次を見よう!」

前チャンピオンのシェフチェンコは言った。
「戦いになると思っていたし、最後まで戦い抜いた。メキシコ独立記念日だし、彼女はメキシコ人ファイターだから、ジャッジは少しプレッシャーを感じていたようだ」

セミメインイベント
ハイレベルなウェルター級ストライカー、#13ケビン・ホランドと#14ジャック・デラ・マダレナは、3ラウンドフルに行われたコ・メイン・イベントで美しいスタイルの違いを見せつけた。ホランドはパンチとキックを浴びせ、デラ・マダレナは長身のリーチの内側に入ってコンビネーションを正確に決める戦術をとった。スプリット判定の結果、デラ・マダレナはこう語った、

「それは予想していたことだし、彼にも少し話をさせられた。私のプランは、ディフェンシブに入り、目を使い、ショットを待つことだった。ここでそれを伝えるのは難しいけど、危なかったと思う。彼はもう少しケージの上にいた。僕はジャッジじゃない。ブーイング、ありがとう」

■ ノーチェUFC:グラッソ vs. シェフチェンコ2
日時:現地時間2023年9月16日(土)、日本時間17日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /T-Mobileアリーナ

【メインイベント】
<女子フライ級王座タイトルマッチ>
△アレクサ・グラッソ(メキシコ/王者)
 ドロー
△ワレンチナ・シェフチェンコ(キルギス/挑戦者)

【セミメインイベント】
<ウェルター級>
○ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
 判定 2-1
●ケビン・ホランド(米国)

【メインカード】
<バンタム級>
○ラウル・ロザスJr.(米国)
 1R 0分54秒 TKO
●テレンス・ミッチェル(米国)

<ライト級>
○ダニエル・ゼルフーバー(メキシコ)
 2R 3分26秒 アナコンダチョーク
●クリストス・ジアゴス(米国)

<フェザー級>
○カイル・ネルソン(カナダ)
 判定 3-0
●フェルナンド・パディーヤ(メキシコ)