[ファイトクラブ]デビュー8年!道頓堀プロレスWDW王座初戴冠の菊池悠斗とは?

[週刊ファイト9月14日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼デビュー8年!道頓堀プロレスWDW王座初戴冠の菊池悠斗とは?
 photo & text by 西尾智幸
・道頓堀は空牙が立ち上げめでたく10周年を迎えた
・夜の部ではWDWタッグ王者同士がシングルを賭け対決
・王者晴斗希陥落、菊池悠斗が新王者に!
・その菊池悠斗のセンスを知って欲しい
・関西だけでなく全国区目指して欲しいと思った3選手とは?


デビュー8年! 道頓堀プロレスWDW王座初戴冠の菊池悠斗とは?

 2013年、大阪プロレスを退団した空牙が道頓堀プロレスを立ち上げ、今年で10年。
 大阪の世界館で昼夜2回に渡り10周年記念興行が行われた。

 ゲストも、スペル・デルフィン、ジャガー横田、谷嵜なおき、ザ・ボディガーなど多彩で、両大会とも超満員の観衆で埋まった。
 その中で、夜の部のメインは現WDWタッグの王者の晴斗希と菊池悠斗のパートナー対決。両選手ともに道頓堀生え抜きの選手で、地元では女性ファンも多く人気の両者だ。

 晴斗希は現WDWシングル王者でもあり、タッグとの2冠王者。どことなく雰囲気や動きは若い頃のジャンボ鶴田を彷彿させる。菊池は、赤い髪が印象的で動きは丸藤正道のように、スピーディーで空中戦も得意とする。

 さて、どちらが勝つのか注目の一戦のゴングが鳴る!

 両者必殺技を出してもなかなか決めきれず、25分超えの激闘となった! 

 道頓堀としては、この長時間タイムは珍しい程の激戦。そして、勝利を掴んだのは菊池だった!
 何度か逃げられた必殺技、R.E.Nを決めきり25分43秒、王者からギブアップを奪った。晴斗希は2度目の防衛に失敗し、菊池が第11代の王者となった。

 試合後、暫く立ち上がれない程の闘いでマイクもほぼ座ったままであった。
 デビューから8年。やっと掴んだシングルベルトに嬉しさもひとしおだ。

大阪では他団体にも引っ張り凧の人気だがそもそも“菊池悠斗”とは?

 1999年1月23日生まれの23歳とめちゃ若い! 道頓堀の生え抜き第1号として、2015年10月4日対ラ・ピート戦でデビュー。なので、16歳でデビューという事になる。
 得意技は、ダイビングフットスタンプやトペコンヒーロなどの空中戦を得意とし、フィニッシュには今回も極めたR.E.Nなどがある。ちなみに、好きな食べ物はプリンとタコ焼き、嫌いな食べ物はシイタケと・・・子供みたいですが(笑)。
 170cmと小柄ながら、その分動きが良く、毎試合のように場外へダイブ。まだ、シイタケ嫌いな(笑)、少年のようなヤンチャさと試合後などのファンサービスがとてもいい好青年である。
 筆者が初めて彼の試合を生で観たのが、2022年2月にカメラマンを担当した闘宝伝承の平野大会。この時も晴斗希とのタッグだったが、カメラに気づけば必ず目線をくれてポーズを取ってくれる。まあ、写りたがりかもしれないにしろ(笑)。


 当時の印象は、晴斗希より菊池のほうが強かった。
 晴斗希とのコンビは相性がいいようで、道頓堀最強タッグキングで、2020年、2022年の優勝者にもなり、そして現在はWDWタッグ王者としても君臨している。

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