ホワイト会長がシドニーを舞台とするUFC 293のメインイベントを発表!UFCファイトナイト・シンガポール:日本から木下憂朔、中村倫也、風間敏臣が出場!

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UFC会長のデイナ・ホワイトが来月にオーストラリア・シドニーを舞台とするUFC 293で行われる3試合を発表した。

メインイベントでは“ザ・ラスト・スタイルベンダー”ことイズラエル・アデサニヤが、ショーン・ストリックランドを相手に新たに獲得したミドル級タイトル防衛に臨む。アデサニヤはUFC 287で、キャリアで最高クラスのノックアウトを決めてアレックス・ペレイラを退けており、次はストリックランドか、南アフリカのコンテンダーであるドリカス・デュ・プレシとの戦いが見込まれていた。

強気なストリックランドは先月にアブス・マゴメドフを相手に第2ラウンドでテクニカルノックアウトを決めている。ラスベガスを拠点とするストリックランドは2020年にミドル級に戻ってから2回しか負けておらず、ジャック・ハーマソンやユライア・ホール、ナッソーディン・イマボフを倒しつつ、いつでも、どんな試合でも受けるとの評判を築いてきた。

今回の試合はオーストラリアで2回目のアデサニヤのタイトル戦になる。前回はメルボルンで行われたUFC 243だった。2019年10月に、アデサニヤはロバート・ウィテカーとの試合でミドル級タイトル統一を果たしている。

ホワイト会長は「私がイズラエルを好きなのは、彼にはいつでも世界最高の選手に立ち向かう準備ができているところだ」と語り、次のように続けた。

「ストリックランドは本当に凶暴で、誰に対しても引くことがない。素晴らしい試合になるだろう」

セミメインイベントではヘビー級のスラッガーでありオーストラリアのニューサウスウェールズを代表する選手であるタイ・トゥイバサがアレクサンダー・ボルコフと対戦する。トゥイバサがUFCで上げた8勝の内、7勝はノックアウトによるものであり、過去4試合でファイトボーナスに選ばれている。トゥイバサは2017年に前回シドニーで行われたイベントでUFCデビューを果たしており、その際はラシャド・コールターをフライングニーでノックアウトしていた。対するボルコフはジャルジーニョ・ホーゼンストライクとアレクサンドル・ロマノフを連続して第1ラウンドTKOで仕留めている。

また、元暫定フライ級タイトル挑戦者であるカイ・カラ・フランスが、再度のタイトル獲得に向けて始動すべく、マネル・ケイプと対戦。ダイナミックなファイターであるケイプはフライ級の真の脅威として自らを知らしめようとしている。

UFC®(Ultimate Fighting Championship)は、8月26日(土)にシンガポールでフェザー級トップコンテンダーの2人、元王者で現在ランキング1位につける“ブレスド”ことマックス・ホロウェイと、同8位の“ザ・コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンが対戦する『UFC®ファイトナイト:ホロウェイ vs. ザ・コリアンゾンビ』を開催いたする。セミメインイベントでは第1ラウンドフィニッシュ20回の記録を誇るライトヘビー級ランキング8位のアンソニー・スミスと、第1ラウンドフィニッシュ15回をマークする同10位のライアン・スパンが再戦を果たす。

『UFC®ファイトナイト:ホロウェイ vs. ザ・コリアンゾンビ』はシンガポール政府観光局(STB)の支援を受けるとともに、『Treasury Wine Estates(トレジャリー・ワイン・エステーツ)』が展開し、グローバルなワインブランドとして受賞歴を持つUFCのアジアにおけるオフィシャルワイン『19 Crimes(ナインティーン・クライムズ)』の提供で開催いたする。加えて、世界有数のライブエンターテインメント企業である『AEG Presents(AEGプレゼンツ)』がシンガポールにおけるUFCの公式イベントプロモーターを務める。

『UFC®ファイトナイト:ホロウェイ vs. ザ・コリアンゾンビ』はシンガポール・インドア・スタジアムを舞台に、現地時間17時(日本時間18時)にプレリムを開始し、同20時(同21時)よりメインカードを実施する予定である。日本では『U-NEXT』ならびにUFC Fight Pass(UFCファイトパス)にてライブ配信することになっております。イベントの観戦チケットはTicketmaster.sgにて販売している。

8月27日(日)には同じくシンガポール・インドア・スタジアムにて『ROAD TO UFC シーズン2』の準決勝を開催いたする。現地時間16時(日本時間17時)に開始を予定しており、日本では『U-NEXT』ならびにUFC Fight Pass(UFCファイトパス)にてライブ配信することになっております。イベントの観戦チケットはTicketmaster.sgにて販売している。

『UFC®ファイトナイト:ホロウェイ vs. ザ・コリアンゾンビ』

ファン人気が高い元フェザー級王者で今もランキング上位に立ち続けるマックス・ホロウェイ(24勝7敗、アメリカ・ハワイ州ワイアナエ)は、UFC史上最も優れたフェザー級ファイターの1人として知られ、フェザー級最多勝利数(20勝)と最多フィニッシュ(10回)を保持しているほか、UFC全体でも史上最多打撃数(3,366回)を記録している。シンガポールでは“ザ・コリアンゾンビ”の異名を持つジョン・チャンソンと対峙し、タイトル奪還への道を確固たるものにしようとしている。

“ザ・コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソン(17勝7敗、韓国ソウル)は創造性に富んだグラップラーであり、パワフルなパンチを持つ選手としてファンに愛されている。ジョンはフランキー・エドガー、デニス・バミューデス、ダスティン・ポワリエとの試合で、素晴らしいフィニッシュを披露してファンを魅了、タイトルにも2度、チャレンジした経歴を誇ります。ジョンはトップコンテンダーであるホロウェイとの一戦が爆発的なバトルになることを期待している。

また、セミメインイベントではライトヘビー級王座挑戦の経験を持つランキング7位につける“ライオンハート”ことアンソニー・スミス(36勝18敗、アメリカ・ネブラスカ州オマハ)が、ランキング10位の“スーパーマン”ことライアン・スパン(21勝8敗、アメリカ・テキサス州ボーモント)と拳を合わせます。アレクサンダー・グスタフソン、マウリシオ・フア、ラシャド・エバンスに勝利し、最もスリリングなアスリートの1人としての地位を確立したスミスが迎え撃つスパンもまた、第1ラウンドのフィニッシュ回数が15と激闘を期待させる対戦となる。デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ シーズン2に出場したスパンは、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、サム・アルビー、ミシャ・サークノフ、ドミニク・レイエスに勝利してライトヘビー級戦線を一気に駆け上がった。一度は一本負けを喫したスミスにリベンジを果たすとともに、ランキング上昇を目指す。